大集合!Goodpatch流 実践デザインナレッジまとめ
Goodpatch Blogではこれまで多くの実践的なナレッジを発信してきました。
今回はこれまで発信したナレッジの一部をデザインプロセスに沿ってご紹介していきます。
みなさんが日々実践されているデザイン活動に少しでもお役に立てれば幸いです。
やろうと思っているけどなかなかできない、やってみたけどいまいちピンとこないという方はぜひお気軽にお問い合わせをいただければ最適な方法でみなさんのデザイン活動をサポートさせていただきます!
はじめに 〜デザインプロセスとは〜
Goodpatchでは以下の図のようなプロセスに則ってデジタルプロダクトやサービスをデザインしています。これをデザインプロセスと呼んでいます。クライアント様やプロジェクトの背景、そしてその性質に応じてプロセスは都度変化しますが、大まかな流れとしてはこれを踏襲しています。デザインプロセスでは各フェーズにて発散と収束を繰り返しながら、サービスをより良い、確からしいものに仕上げていきます。
以下ではデザインプロセスの各フェーズで参照できるナレッジをご紹介します。
1. Setup
プロジェクトが始まり、チームを構築し、未だ明確ではない企業やチームの課題を見つける フェーズです。ここではチームメンバー全員がお互いのことを理解すると共に、プロジェクトでどのような課題を解決するのかの合意を取り、注力する部分を決めます。課題に対する取り組みは、 Setup以降のフェーズにおいても事業状況や組織状況にあわせて柔軟に変更していくことが可能です。
チームの士気を高めビジネスを成功に導く。チームビルディングの目的・効果・方法
Goodpatchでは「偉大なプロダクトは偉大なチームから生まれる」という価値観のもと、プロジェクトが始まる際に必ずチームビルディングを行います。それをすることで1人では到達できないようなことを成し遂げられるようになります。
この記事では、チームビルディングでどのようなことをするのか、どんな効果が得られるのかを紹介しています。
チームビルディングの目的・効果とは?理解を深めるおすすめ本7選
ひとつ上の記事でチームビルディングの目的や効果をご紹介しました。この他にも世の中にはチームビルディングについての多くの知見があります。
この記事では、チームビルディングをより理解するためにおすすめの書籍を紹介しています。
プロジェクト管理のポイント。チームの関係性を可視化する「ステークホルダーマップ」とは
プロジェクトには必ず人が存在し、その人々が強調しながら進行していく必要があります。それぞれに役割があり、その関係性と責任はプロジェクトの成果に大きく影響します。
このようにプロジェクトに影響を及ぼす人や組織のことをステークホルダーと呼びます。
この記事では、ステークホルダーの関係性を可視化するステークホルダーマップのつくり方を紹介しています。
会議やイベントで活用!簡単に準備できるアイスブレイクのワーク
会議とは、物事を推し進めたり決定するにあたってとても有効な手段です。しかしながら、発言する人が限られていたり、自分が喋っても良いのだろうかといった空気もあり、なかなか創造的な時間にならないこともままあると思います。
そんなときに有効なのは、会議のはじめに場を暖める「アイスブレイク」です。これをすることで、参加している皆が発言をする準備ができます。
この記事では、アイスブレイクの目的ややり方を紹介しています。
2. Problem
Problemは課題定義のフェーズです。
ユーザーインタビューや観察など、プロジェクトの本質的な課題を定めるための様々なリサーチを行います。リサーチの結果を様々な手法を使って分析し、 ユーザーの本質的な課題であるインサイトを探ります。見つけ出した複数のインサイトからプロジェクトで取り組むべきユーザーのインサイトを定義していきます。
事業成長に貢献する「Insight Research」プロジェクト事例集
Goodpatchでは、新規事業創出やサービス改善を「人」起点のリサーチから得られるインサイトで支援する「Insight Reserch」を提供しています。リサーチの設計や実施だけに留まらず、深い分析や読み解きを基に、その後の事業創造や改善に繋がるアクションまで導き出す並走・密着型のリサーチであることが特徴です。
この記事では、Goodaptchが提供する「Insight Research」の事例について紹介しています。
Insight Researchの資料はこちらからダウンロードいただけます。
サービスの提供価値を導き出す、バリュープロポジションキャンバスとは
サービスをつくるにあたっては、ターゲットユーザーの設定や、そのユーザーがどのようなことに価値を感じ、何を問題としているのかを理解する必要があります。
この記事では、ユーザーがサービスに関わる際のタスク、利得や悩みなどを洗い出し、サービスの価値を導き出す「バリュープロポジションキャンバス」という手法を紹介しています。
事業成長の本質的課題とグロース施策を結びつけるIssue Analysisの活用
事業やサービスのグロースにあたっては、本質的な課題や要因を明らかにすることが重要です。グロースサイクルを用いることで、課題を明らかにすることが出来ます。しかし、そこからアクションを決め、実行していかなければいけません。
この記事では、課題を明らかにした後、具体的な施策やアクションに結びつけ、日々のオペレーションで活用できる「Issue Analysis」とそのプロセスについて具体的な事例を紹介しています。
どうやって決める?ターゲットユーザーの考え方
ユーザーの多様化という言葉が使われて久しいですが、そのような環境でサービスをつくるにあたっては、ターゲットとなるユーザーを定める必要があります。
この記事では、ターゲットユーザーを決める理由やそのやり方を紹介しています。
なぜサービス開発にユーザーインタビューが必要なのか?
サービスには必ずそれを使うユーザーがいます。サービスをつくるにあたっては、当然そのユーザーのことを深く理解しなければいけません。ここではユーザーを知る行為のうち、最も有効的な手段の一つであるユーザーインタビューの重要性について紹介しています。
UXデザインにおけるユーザーインタビューとは?方法・種類・実例ノウハウ集
ユーザーインタビューにはいくつかやり方があります。それぞれに特徴や特性があり、得たい結果に基づいて方法を選択する必要があります。
この記事ではユーザーインタビューの種類と実際の方法の紹介をしています。
リモートワーク・テレワークでのユーザーインタビュー・ユーザビリティテスト実践方法
2020年初頭より、世界的な疫病により対面でのコミュニケーションが難しくなりました。依然その驚異は消えておらず、ユーザーリサーチの手法にも影響を与えています。
そんな中で、リモートでのユーザーインタビューやユーザビリティテストを行う方法を紹介しています。
失敗から学んだ、ユーザーインタビュー23の心得
ユーザーインタビューとは単純に「話を聞くこと」ではありません。ものづくりの質の向上につなげるには目的設定や下準備が必要になります。
筆者が失敗経験を元に学んだユーザーインタビューに対する準備や心構えを23個紹介しています。
「価値マップ」で引き出すユーザーの潜在ニーズ
インタビューなどで得た情報をより深く分析する手法の1つにKA法というものがあります。KA法ではインタビューで得られた回答のうち、特徴的なものを抜き出して1つずつ深堀りすることで、対象者の価値観を探索します。これにより発見された価値をまとめたものを価値マップと呼んでいます。
この記事では、KA方のやり方や価値マップのつくり方について紹介しています。
ユーザーインタビュー結果を、サービス開発・改善に取り入れるために
ユーザーインタビューで生の声を聞くことでサービス開発・改善時の思い込みや、潜在ニーズを顕在化し、成功の確度を上げることができます。しかし、ユーザーインタビューを行って出てきた結果すべてを取り入れることはできません。結果の中で何に着目し、次のプロセスを実施するべきなのか決定することが重要になってきます。
この記事では、ユーザーインタビュー結果を整理し、サービス開発や改善に取り入れていく方法を紹介しています。
3. Solution
Solutionは課題に対する解決策を検討し決定するフェーズです。
Problemフェーズで明らかになったユーザーの課題や価値を実現するアイディアを検討し、それをユーザーが認知できる形で具体化し検証していきます。それらを経て、その取り組みで実現する案を決定していきます。
効率的にアイデア出しができるブレインストーミングのやり方
さまざまな視点からクリエイティブなアイデアを集めるために用いられている手法が「ブレインストーミング(通称:ブレスト)」です。
この記事では、有効で失敗しないブレインストーミングのやり方を、Goodpatchのノウハウに基づいて紹介しています。
短時間で複数のアイデアを創出できる「クレイジー8」とは?
ひとつ上の記事ではブレインストーミングについて解説しましたが、短時間で多くのアイデア創出ができる「クレイジー8」という手法があります。
この記事ではクレイジー8のやり方について紹介しています。
体験価値がユーザーに与える影響を探る「価値検証」とは
企画の構想が固まってきたタイミングで、それがユーザーにどのように受け入れられるのか確認する必要があります。そのために、実際のユーザーや想定しているユーザーを巻き込んで検証を行いますが、このような検証を価値検証といいます。
この記事では、価値検証の考え方と手法を紹介しています。
UIデザインと守破離の精神
特に業務ツールなどのUIにおいては、環境に融け込んでいて違和感がないという意味で”普通”であることを良しとし、目指すことがあります。
この記事ではその”普通”を目指すにあたっての考え方を守破離の精神に当てはめて解説しています。
アンチパターンから考えるアプリケーションデザインの理想形
過去のデザイナーたちが見つけた経験則的な型に対して名前をつけ、型の再利用性を高めやすくしたものをデザインパターンと呼びますが、その中でも否定的な結果に至る型をアンチパターンと呼びます。
この記事では、アプリケーションデザインにおける典型的なアンチパターンをいくつか紹介しています。
アプリの初回起動時の体験設計を考える
アプリケーションを初めて起動し使い始めるときのことをオンボーディングと呼びます。ファーストインプレッションは非常に重要で、継続的に利用するかの判断に大きな影響を与えます。
この記事ではオンボーディングにおける体験設計の考え方、例を紹介しています。
ユーザーが自然と目を向ける、視線誘導を意識したUIデザイン
視線誘導とは、人間の視点の特性を用いて情報設計に用いられるデザイン手法の1つです。
この記事では、UIデザインをはじめとするレイアウトにおける視線誘導の事例について紹介しています。
UIデザインにおけるアイコンの重要性
UIデザインにおける「アイコン」は、アクションやコンテンツを直感的かつ素早くユーザーに伝えるための記号や絵柄であり、デザインにおいて大切な要素の一つです。また、ユーザーに意味を正確に伝える必要があるからこそ、機能やアクションをどのようにアイコンで表現すればいいか、サービスの世界観に合っているか、などと悩むデザイナーも多いと思います。
この記事では、ウェブサイトのUXを高めるアイコンのデザインについて、重要性や役割について紹介しています。
高齢者が使うアプリケーションのアクセシビリティデザイン
アクセシビリティはデザインを行う際に重要な観点の一つです。高齢者がターゲットの場合は特に注意して検討、デザインして行く必要があります。
この記事では、高齢者向けのサービスをつくる際に検討したアクセシビリティ観点のうち、主に視覚面での注意事項を紹介しています。
ロゴデザインを始める前に。知っておきたい概念、プロセス、要素
ロゴデザインはサービスやブランドの顔として世界観を社会に提示、浸透させる大事な役割があります。そんなロゴデザインをする際に注意しておかなければいけない観点があります。
この記事では、ロゴデザインをする前に知っておきたいノウハウを紹介しています。
4. Development
Developmentは具体化のフェーズです。
デザインしたものをユーザーが使えるプロダクトへと変えていきます。デザインの調整をしたり、Solutionフェーズで検討された様々な機能を実装するためのスプリントが繰り返されます。
このプロセスでの成果物はMLP(Minimum Lovable Product)です。MLPにたどり着くまでには、何度もスプリントの反復をすることが効果的です。
ユーザー体験を軸とした開発仕様書「UI Spec」とは
事業やサービス価値を検証するためのMVP開発においては、ユーザー体験を軸に仕様を定義しながら、スピーディーに開発をすることが重要です。画面ごとに機能要件を記述した一般的な仕様書ではなく、ユーザーが実際にどのようにサービスを使用するかをベースにした開発仕様書「UI Spec」の作成手順や活用例を紹介しています。
UIにも必要な錯視への考慮、デザイナーが行う視覚調整
視覚調整とは、人間の錯視(目の錯覚)を考慮したデザインの調整のことを指します。視覚調整は、人間の脳に対して視覚的なアプローチをとることが多いデザイナーにとって大切なスキルです。
この記事では、UIデザイナーが行う視覚調整の主な例を紹介しています。
エンジニアがUIにフィードバックするうえで大切にしたい3つの観点
Goopdatchでは、デザイナーとエンジニアが互いの専門性を発揮しながらものづくりをしています。良いものをつくるにあたっては、互いの良いフィードバックをしあうことが必要不可欠です。
この記事では、エンジニアがUIデザイナーに対してするフィードバックの観点を紹介しています。
プロトタイピングとは? 価値検証の効果的手法を解説
的確にユーザーのニーズを探り当てるためには、プロトタイプによる検証が大きな価値を発揮します。Goodpatchでは、ペーパープロトタイプやモックアップなどの静的なプロトタイプだけでなく、実装することで実際に操作可能な「テクニカルプロトタイプ」を活用してサービスアイデアの価値を検証しています。
この記事では、テクニカルプロトタイプの活用事例や取り入れるポイントについて紹介しています。
より良いUIのためのWebアニメーション・パフォーマンス
WebアプリケーションやWebサイトをつくる際にアニメーションを用いることで、よりユーザーのメンタルモデルに沿った設計ができたり、表現をよりリッチにしたりすることができます。しかし、その目的を達成するためには、アニメーションのパフォーマンスに気をつけなくてはいけません。
この記事ではUIにおいてアニメーションのパフォーマンスが重要とされる背景とWebアニメーションにおける実装の基本について紹介しています。
グッドパッチでははデザイナーとエンジニアとの共創を通じて、ユーザーに使い続けてもらえるようなプロダクト開発を実現します。デザイン段階と開発・実装段階でチームが分かれているため、手戻りや修正などが多く発生してなかなかプロダクト開発が進まないといった経験がある方はぜひこちらの資料をダウンロードください。
また、Goodpatchではこの Goodpatch Blog の他に、エンジニアリングに特化した Goodpatch Tech Blog を執筆しています。エンジニアリングのナレッジが多くありますのでぜひご覧頂きたいです。
さいごに
Goodpatchでは上記のようなナレッジを活用し、プロジェクトを推進しています。今回ご紹介した記事がみなさまの日々の活動のお役に立てるとうれしいです。
しかし、やってみたけどうまくいかない、やろうと思っているけどどうしたらいいかわからないなどのお悩みを抱えている方もいるかと思います。現在Goodpatchでは、そのようなご相談を承る相談会を実施しております。ぜひご利用いただければと思います。
グッドパッチが支援をしてきた新規事業立ち上げ、既存のWebサービス・アプリのフルリニューアル、デザイン研修、組織デザインなどの事例を資料にまとめました。
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