特集

DX人材育成プログラム厳選11選!職種別の必要スキルが伸ばせるおすすめ研修サービスを紹介


「DX人材を育成したいが、どんなスキルが必要なのか分からない」
「自社に最適な育成プログラムの選び方が分からない」

そんな悩みを持つ企業に向けて、社内研修などで活用できる「DX人材育成プログラム」のおすすめ11選を厳選しご紹介します。

本記事では、育成プログラムに期待できる効果や対象となる職種、育成による組織全体へのメリット、自社課題に合わせた選び方や注意点、さらには実際の導入事例までを網羅的に解説しています。

解説を行うのは、創業以来1,600件以上の新規事業やサービス開発を支援してきたグッドパッチ。デザイン思考を軸に、顧客視点から組織変革を実現してきた知見を基に、実践で生きる「本質的なDX人材」育成のポイントをお伝えします。

▼「顧客起点の思考」が身につくデザインプロセスワークショップのご紹介(グッドパッチ)顧客体験が変わる デザイン思考研修<事例と詳細をダウンロード>

目次

DX人材育成プログラムとは?

ビジネスを変革する「DX人材」の育成研修サービス

DX人材育成プログラムとは、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進できる人材を育成する研修サービスです。

デジタル技術の知識やデータ分析能力に加え、ビジネスを変革するために必要なマインドセットの習得を目的としています。

変化の激しい市場環境では、競争力の維持・強化には「外部からの採用」だけでなく、自社のビジネスや文化を理解した社内人材のスキル育成が欠かせません。DX人材育成プログラムを導入することで、DXスキルを効果的に育てる環境づくりが可能になります。

DX人材とは?

DX人材とは、「デジタル技術やデータを活用し、企業のビジネスモデルや業務プロセスに変革をもたらすことで、新たな価値を創造できる専門人材」
出典:デジタルスキル標準ver.1.2|デジタルスキル標準で対象とする人材 (P3)

DX人材とは、「デジタル技術やデータを活用し、企業のビジネスモデルや業務プロセスに変革をもたらすことで、新たな価値を創造できる専門人材」を指します。

経済産業省が2024年7月に策定した「デジタルスキル標準」でも、DX人材の確保・育成は、DX推進体制の整備において不可欠な要素として位置付けられています。

・企業がDXを実現するには、企業全体として変革への受容性を高める必要がある。そのためには、経営層を含め企業に所属する一人一人がDXの素養を持っている状態、すなわちDXに理解・関心を持ち自分事としてとらえている状態を実現する必要がある。また、変革への受容性を高めたうえで、実際に企業がDX戦略を推進するには、関連する専門性をもった人材が活躍することが重要である。
・このため、全員がDX推進を自分事ととらえ、企業全体として変革への受容性を高めるために、全てのビジネスパーソンにDXに関するリテラシーを身につける必要がある。また、DXを具体的に推進するために、専門性を持った人材の確保・育成が必要である。

引用:デジタルスキル標準ver.1.2|DX推進における人材の重要性(P1)

【関連記事】DX人材とは?顧客視点で変革をもたらす人材育成方法を徹底解説

「DX人材となる対象職種」は?(IPAの資料より)

「DX人材となる対象職種」は?(IPAの資料より)
出典:デジタルスキル標準ver.1.2|人材類型の定義 P70より

人材類型 対象職種 DX推進における役割
1.ビジネスアーキテクト ビジネスアーキテクト、プロダクトマネージャー(新規事業開発) 新事業・製品・サービスの目的を見いだし、実現方法を策定。関係者をコーディネートし、一貫して目的実現をリード。
ビジネスアーキテクト、プロダクトマネージャー(既存事業の高度化) 既存事業・製品の目的を見直し、再定義後の実現方法を策定。関係者連携をリードし、目的実現を推進。
ビジネスアーキテクト(社内業務の高度化・効率化) 社内業務課題の目的を定義。実現策を策定し、関係者連携で推進。
2.デザイナー サービスデザイナー 社会・ユーザー・社内外関係者の課題や行動から顧客価値を定義し、製品・サービスの方針と継続実現の仕組みを設計。
UX/UIデザイナー 顧客・ユーザー体験(UX)の設計や情報設計・機能配置・外観などのデザインを担う。
グラフィックデザイナー ブランドイメージを具現化し、デジタル媒体・マーケティング素材などをデザイン。
3.データサイエンティスト データビジネスストラテジスト 事業戦略に沿ったデータ活用戦略の策定・推進。顧客価値創出・業務変革・新ビジネス主導。
データサイエンスプロフェッショナル データ処理・解析で価値拡大・業務変革・知見創出。
データエンジニア 分析環境の設計・運用で価値拡大・業務変革・ビジネス創出。
4.ソフトウェアエンジニア フロントエンドエンジニア サービス提供のインターフェース部分(クライアントサイド)設計・開発。
バックエンドエンジニア サービス提供のサーバサイド設計・開発。
クラウドエンジニア/SRE 開発・運用環境の最適化と信頼性向上。
フィジカルコンピューティングエンジニア 現実の物理領域のデジタル化・デバイスを含めたソフトウェア設計・開発。
5.サイバーセキュリティ サイバーセキュリティマネージャー サイバーリスク評価と対策管理でビジネスの信頼性向上。
サイバーセキュリティエンジニア サイバーリスク対策の導入・運用で安定的なビジネス提供に貢献。

上表の通り、DX推進に関わる人材は、担う役割に応じてさまざまな職種に分類されます。

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が策定した「DX推進スキル標準(DSS-P)」では、DX人材を5つの類型に分け、合計15の職種と、それぞれの役割を定義しています。

また、IPAは2024年3月の「デジタルスキル標準」の改訂で、「ビジネスアーキテクト」類型に関する補足説明を追加しました。この補足説明で「プロダクトマネージャー」は「ビジネスアーキテクト」と類似性がある職種として定義され、本記事の表でも改訂の考え方に基づいて両方の職種名を併記しています。

「DX人材」と「DX育成プログラム」の必要性

現代のビジネス環境では、市場の急速な変化に対応し、競争優位性を維持するためにDXの推進が不可欠です。しかし、DXを担う人材は多くの企業で需要が高く、転職市場では獲得競争が激化しています。

そのため、外部人材の採用だけに頼るのではなく、自社のビジネスや文化に精通した社員をDX人材として計画的に育成することが、より重要になっています。その手段として有効なのが、スキルやマインドセットを体系的に習得できるDX人材育成プログラムです。

DX育成プログラムを利用してDX人材の「必要スキル6つ」と「素質4つ」を伸ばす

DX人材に必要な6つのスキル

デザイン思考 ・顧客の潜在ニーズを的確に洞察できる
・観察と顧客理解を通じて、本質的な課題を発見できる
・顧客体験を重視し、価値ある製品やサービスを構想・開発できる
ITの知識と活用 ・ITの基礎や最新動向を把握し、プロジェクトに活用できる
・新技術を迅速に取り入れ、現場に実装できる
新規事業の企画力・構築力 ・デジタル技術を活用して新たなビジネスを創出できる
・企画に基づき、具体的なビジネスモデルやスキームを構築できる
プロジェクトマネジメント ・多様な専門人材を束ねてDXプロジェクトを推進できる
・コミュニケーション力を生かし、リスク管理と柔軟な対応ができる
データサイエンス ・顧客・売上・Webログなどのデータ分析を意思決定に活用できる
・統計学や情報工学の知見を生かして合理的に判断できる
UI/UXに関する知識 ・ユーザー体験(UX)や操作性(UI)を設計できる
・顧客満足や継続利用を促すUI/UX設計ができる

DX人材に必要な4つの素質

顧客の「潜在ニーズ」を掴む洞察力 ・顧客の言葉に表れないニーズを感じ取り、真の課題を見抜ける
・得たインサイトを基に、最適なソリューションを提案できる
アントレプレナーシップ(起業家精神) ・現状に満足せず、新たな価値創出に挑戦し続ける姿勢を持つ
・主体的に行動し、失敗を恐れず変革を推進できる
デジタル社会への適応力 ・技術や市場の変化に柔軟に対応し、自らをアップデートできる
・常に最新のトレンドや技術への関心を持ち続けられる
推進力(ファシリテーター) ・関係者を巻き込みながら合意形成を図り、プロジェクトを前進させる
・DXの知識をわかりやすく伝え、組織のモチベーションを高められる

DX人材として活躍するためには、6つの専門スキルと4つの素質の両方が必要です。DX人材育成プログラムは、それらを効果的に習得・強化するための有効な手段となります。

「社内のDX人材」を育成するメリット4つ

社内のDX人材を育成すると得られるメリットは上記の4つです。

1.スムーズなDX推進が期待できる

社内でDX人材を育成するメリットの1つ目は、スムーズなDX推進が期待できることです。

自社の業務や組織文化、強み・弱みを理解している社内人材にプログラムを受講させることで、社内事情に即したスムーズな変革が可能になります。

一方、外部人材に頼る場合は、社内ルールの説明や意思疎通に時間がかかり、現場とのミスマッチが起こるリスクも高まります。既存の人間関係を生かせる社内人材なら、関係部署との調整や連携も円滑に進められ、プロジェクト全体の推進力を高めることができます。

2.スピーディーに市場変化へ対応できる

2つ目のメリットは、市場の変化にスピーディーに対応できることです。

外部人材に依存すると、業者の選定や契約手続き、情報共有などに時間を要し、対応が後手に回る可能性があります。一方で、社内にDX人材がいれば、社内だけで迅速な意思決定が可能となり、ビジネスチャンスを逃さずに対応できます。

3.一貫性のある組織・システムを構築できる

3つ目のメリットは、一貫性のある組織・システムを構築できることです。

社内でDX人材を育成すれば、経営戦略やビジョンに沿った長期的な組織づくりやシステム開発を自社内で継続的に進めやすくなります。

一方、外部パートナーに任せる場合、プロジェクトごとに異なる企業が関わるため、部分最適に留まりやすく、システム連携が不十分になるリスクもあります。社員をDXに精通した人材として育てることで、組織全体に統一感のあるデジタル基盤を構築しやすくなり、一貫した戦略実行が可能になります。

4.新規事業の創出とビジネスモデルの変革が期待できる

4つ目のメリットは、新規事業の創出やビジネスモデルの変革につながることです。

DXの本質は、単なる業務効率化ではなく、デジタル技術を活用した新たな価値創出にあります。

新規事業の企画・構築力を持つDX人材を社内で育成することで、自社内から継続的にイノベーションを生み出す力が培われます。これは、競争の激しい市場での持続的な優位性確保にも直結します。

DX人材育成プログラムの進め方(4ステップで解説)

DX人材育成プログラムを効果的に活用するためには、上記4つのステップで進めましょう。

STEP1.育成目標と必要な人材像の明確化

第1ステップは、「育成目標と必要な人材像を明確にすること」です。

育成プログラムの活用にあたっては、自社がDXによって何を実現したいのかというゴール、そしてそのためにどのようなスキルや役割を持つ人材が必要かを明確にする必要があります。

ゴールから逆算して、必要な人材のスキル・知識・素質を具体化し、各部署に何人必要かを定義しましょう。

この段階の設計があいまいだと、どの育成プログラムを選んでも、期待した成果を得られない可能性があるため、慎重な検討が求められます。

STEP2.育成計画(ロードマップ)の策定

第2ステップは、「育成計画(ロードマップ)の策定」です。

目標と必要な人材像が定まったら、次は育成対象となる社員の現状スキルや素質を把握し、そこから逆算して育成計画を具体化します。

座学による知識習得に加え、OJT(実務経験)、外部研修、イベント参加、資格取得支援など、育成に必要な施策をリストアップしましょう。

自社に最適な育成プログラムを選定するためにも、多角的な視点でロードマップを設計することが重要です。

STEP3.実践的なワークショップの導入

第3ステップは、「実践的なワークショップの導入」です。

ロードマップを策定し、適切なプログラムを選定しても、知識のインプットだけでは実践的なスキルは身につきません。学んだ内容を実務で活用するためには、ワークショップなどを通じたアウトプットの機会が不可欠です。

例えば、顧客視点での事業企画やサービス設計をチームで体験することで、知識の定着と応用力の向上が期待できます。

実際にグッドパッチでは、東急不動産ホールディングス向けに、3日間の実践型DX人材育成ワークショップを提供しました。インタビュー記事も併せてご覧いただけます。

【関連記事】グッドパッチの「DX研修」どうでした?参加した東急不動産HDの社員に感想を聞いてみた

STEP4.効果測定と評価を基に実務で検証を繰り返す

第4ステップは、「効果測定と評価を基に、実務での検証を繰り返す」ことです。

DX人材育成プログラムは、一度きりで終わりではなく、目標への達成度を測定・評価し、継続的に改善していくことが重要です。

育成された人材が実務の中で挑戦と検証を繰り返せる環境を整えることも、成長を支える大きな要素になります。

DX人材育成プログラムの内製化が難しい理由4つ

DX人材育成プログラムの内製化を検討している企業もいるのではないでしょうか。しかし、DX人材の育成をすべて社内で実施するには、上記4つの理由で難しいとされています。

1.必要な人材の定義と目標設定が難しい

DX人材育成プログラムの内製化が難しい理由の1つ目は「必要な人材の定義と目標設定が難しい」ことです。

自社の現状を客観的に分析し、育成すべきDX人材像や達成すべき目標を明確にするには、専門的な知見やノウハウが不可欠です。

必要なスキルセットは、事業内容・業界特性・DXの進行段階によって異なるため、標準化が難しいのが実情です。

目標設定が曖昧なままでは、育成プログラムの効果が限定的となり、時間やコストに見合った成果が得られないリスクがあります。

2.育成ノウハウや指導リソースが不足している

DX人材育成プログラムの内製化が難しい理由の2つ目は「育成ノウハウや指導リソースが不足している」ことです。

DX人材の育成には、デザイン思考やデータサイエンス、AIなどの高度な専門知識と実務経験が必要です。それらを社内で他者に指導できるレベルの人材を講師やメンターとして確保するのは容易ではありません。

たとえ適任者がいたとしても、通常の業務で手一杯であり、育成プログラムの設計や運営に割けるリソースが不足しがちです。カリキュラムの構築や講師のアサインにかかるコストと工数の大きさが、内製化の障壁となります。

3.座学だけで実践スキルやマインドセットの育成が難しい

DX人材育成プログラムの内製化が難しい理由の3つ目は「座学だけでは実践スキルやマインドセットの育成が難しい」ことです。

潜在ニーズを捉える洞察力や、失敗を恐れず挑戦するアントレプレナーシップ(起業家精神)などは、実務に近い環境での実践経験を通じてこそ育まれます。

しかし、社内に十分な知識やリソースがない場合、実践的なプログラムをゼロから設計・運営するのは困難です。効率よく実践経験を積むには、育成実績や専門性を持つ外部企業のプログラム活用が有効な選択肢となります。

4.組織内にDX文化を浸透させるための壁がある

DX人材育成プログラムの内製化が難しい理由の4つ目は「組織内にDX文化を浸透させるための壁がある」ことです。

DX人材の育成には、特定の部署だけでなく全社的な連携と協力体制が必要です。しかし、部門間の連携不足や、DXに対する社員の意識のばらつきが、内製化の障壁になることがあります。

一部の部署だけで人材育成が進んでも、組織全体で活用できる育成基盤がなければ、DX文化の定着は難しいでしょう。

外部のDX人材育成プログラムを選ぶ5つのポイント

外部のDX人材育成プログラム選びで失敗しないための5つのポイントを解説します。

1.DX育成の豊富な実績や経験はあるか

外部のDX人材育成プログラム選定ポイントの1つ目は「DX育成に関する豊富な実績や経験があるか」です。

プログラム提供企業が、DX人材育成やIT関連分野で十分な支援実績を持っているかどうかを確認しましょう。

特に、自社と同じ業界や類似した課題を持つ企業への支援実績があれば、目標とする人材像にマッチした育成プログラムが期待できます。

支援事例の数だけでなく、プログラム内容・アプローチ・成果までのプロセスもチェックすることが重要です。

実績に基づいたノウハウやメソッドがあるかどうかは、DX人材育成プログラムの育成効果の大きさに直結します。

2.自社のDX目標に必要なスキルが習得できるか

外部のDX人材育成プログラム選定ポイントの2つ目は「自社のDX目標に必要なスキルが習得できるか」です。

目指すDXの方向性によって、必要とされるプログラム内容は異なります。

例: データドリブンな組織を目指す 新規事業創出に注力
必要なプログラム・スキル データ分析スキルを学べるプログラム デザイン思考やアジャイル開発が学べるプログラム

技術スキルだけでなく、変化に対応する適応力やリーダーシップなどのマインドセットを育成できるかも、長期的に見て重要な判断材料です。

3.実践的な学習やワークショップが含まれているか

外部のDX人材育成プログラム選定ポイントの3つ目は「実践的な学習やワークショップが含まれているか」です。

座学で知識をインプットするだけではなく、実務で使えるスキルの取得には、実践的な学習体験が必要です。

例えば、自社の事業課題をテーマとして取り上げ、参加者が手を動かしながら解決策を探求するようなプログラムであれば、スキルの定着度を大きく高められます。

グッドパッチでは、体験型のワークショップを取り入れたプログラムを提供しています。さまざまなクライアントを伴走支援するなかで培われた知見やプロセスを体験できる研修を用意していますので、興味がある方はぜひお問い合わせください。

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4.自社のニーズにあわせて研修内容を調整できるか

外部のDX人材育成プログラム選定ポイントの4つ目は「自社のニーズにあわせて研修内容をカスタマイズできるか」です。

汎用的なプログラムでは成果が出にくいため、自社の課題や現状に合った内容に調整できるかどうかが重要です。あらかじめ自社の育成方針を整理し、事前ヒアリングを通じて最適なカリキュラムを共に設計してくれるパートナーを選びましょう。

5.研修後も継続的な支援を受けられるか

外部のDX人材育成プログラム選定ポイントの5つ目は「研修後も継続的な支援を受けられるか」です。

DX人材の成長には、DX人材育成プログラム終了後のフォローアップも不可欠です。例えば、定期的なメンタリングや、実践プロジェクトへの伴走支援などの継続的なサポートを受けられるかを確認しましょう。

育成されたDX人材が実務で直面した課題に対して、専門家からアドバイスを受けられる体制が整っていれば、学習効果を最大限に高めて、スキルの定着と目標達成に大きく寄与します。

【最新】DX人材育成プログラムのおすすめ11選

▼全社員向けのDX人材育成プログラム

No. サービス名 企業名 特徴
1 DX人材育成プログラム 株式会社グッドパッチ ・デザイン思考を軸にした実践的ワークショップ
・顧客視点の事業企画力を育成
2 Schoo for Business 株式会社Schoo ・9,000本以上の豊富な動画教材で、いつでもどこでも学習可能
3 DX人材育成ソリューション トレノケート株式会社 ・IT技術研修に強み。体系的な育成プランとロードマップ策定を支援
4 AdeccoAcademy アデコ株式会社 ・総合人材サービスの知見を生かし、デジタルとヒューマンスキルを両輪で育成
5 DXリテラシー研修 株式会社日立アカデミー ・日立グループの知見がベースの育成プログラム
・DXを自分ごととして捉えるマインドを醸成

▼中核人材向けのDX人材育成プログラム

No. サービス名 企業名 特徴
6 DX/IT推進サービス 株式会社インソース ・公開講座から講師派遣まで柔軟に対応
・DXの企画立案から実行までをカバー
7 DX推進研修 株式会社アイ・ラーニング ・長年のIT人材育成ノウハウを生かしたプログラムを提供
・変革を担うリーダーの総合的な能力を育成
8 キカガクの法人研修 株式会社キカガク ・デジタルスキル標準に基づきスキルを可視化
・ゴールから逆算した研修設計

▼専門職向けのDX人材育成プログラム

No. サービス名 企業名 特徴
9 DX人材育成プログラム 株式会社シナプス ・マーケティング領域に強みがある
・データ活用と戦略立案に特化したプログラム
10 AidemyBusiness 株式会社アイデミー ・AI特化のオンライン学習プラットフォーム
・250種類以上の豊富な講座
11 テックキャンプ法人研修サービス 株式会社div ・短期集中型の育成プログラム
・未経験からでも即戦力となる人材を育成

対象者別におすすめのDX人材育成プログラムを11サービスを厳選して紹介します。各サービスの特徴を比較し、自社に最適なプログラムを見つけるためにお役立てください。

【全社員向け】DXリテラシー向上におすすめのプログラム5選

組織全体のDX意識を高め、共通言語を育むためのおすすめプログラムを5つ紹介します。

1.DX人材育成プログラム|株式会社グッドパッチ

DX人材育成プログラム|株式会社グッドパッチ

UI/UXデザインのパイオニアである株式会社グッドパッチが提供する「デザイン思考を軸にした実践的なプログラム」です。

DX推進においては、前例にとらわれず顧客の本質的なニーズに応える“選ばれるサービス”を創出する力が求められます。本プログラムでは、そのためのデザイン思考のアプローチを実践的に学べます。

本プログラムでは、単なるアイデア出しにとどまらず、体験型ワークショップを通じて事業戦略やプロジェクトマネジメント(ビジネスデザイン)、チームビルディングや組織設計(組織デザイン)など、事業化に必要な要素を体系的に習得できます。

企業の個別課題に合わせてテーマ設定や内容のカスタマイズが可能です。UI/UXデザイナーのような専門職だけでなく、組織全体にデザイン思考の文化を根付かせたいと考えるあらゆる企業に推奨できるプログラムです。

企業名 株式会社グッドパッチ
プログラムの特徴 ・デザイン思考をベースにした実践的ワークショップ
・ユーザー視点での課題発見力や企画構想力を育成
・事業支援の実績に基づいたノウハウを提供
主な実績 ・トヨタファイナンス株式会社
・東急不動産ホールディングス株式会社
・ソフトバンク株式会社
研修プログラムの詳細 https://workshop.goodpatch.com/
公式サイト https://goodpatch.com/

2.Schoo for Business|株式会社Schoo

Schoo for Business|株式会社Schoo
出典:株式会社Schoo 公式サイト

株式会社Schooが提供する「Schoo for Business」は、9,000本以上のオンライン動画で学べる教育プラットフォームです。

DX関連の基礎知識から実践的なITスキルまで、幅広い分野の講座を網羅しており、時間や場所に縛られずに学習できます。

自分のペースで学べるため、多忙な社員でも継続しやすく、全社員の学習習慣づくりやデジタルリテラシー向上に最適です。

企業名 株式会社Schoo
プログラムの特徴 ・9,000本以上の豊富なオンライン動画コンテンツ
・階層や職種に応じた体系的な学習が可能
・学習状況の可視化と自律学習文化の醸成
主な実績 ・大和ハウス工業株式会社
・花王株式会社
・KDDI株式会社
公式サイト https://schoo.jp/biz/

3.DX人材育成ソリューション|トレノケート株式会社

DX人材育成ソリューション|トレノケート株式会社
出典:トレノケート株式会社 公式サイト

トレノケート株式会社が提供する「DX人材育成ソリューション」は、長年のIT研修実績に裏打ちされたノウハウが強みのプログラムです。

DX推進に必要な役割やスキルレベルに応じて体系化された育成プランを提供しています。クラウドやAIなどの最新技術から、プロジェクトマネジメントなどのビジネススキルまで幅広くカバーしている点が特長です。

DXリーダー、データサイエンティスト、AIエンジニアなど職種別に必要なスキルを段階的に習得でき、実績豊富な講師陣による実践的な研修で、計画的な人材育成が可能です。

企業名 トレノケート株式会社
プログラムの特徴 ・DX人材の役割ごとに体系化された育成ロードマップ
・IT技術教育専門企業としての質の高い研修コース
・オンライン/オフラインに対応した柔軟な提供形式
主な実績 ・第一三共株式会社
・エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社
・サッポロホールディングス株式会社
公式サイト https://www.trainocate.co.jp/reference/topic-index.html

4.AdeccoAcademy|アデコ株式会社

AdeccoAcademy|アデコ株式会社
出典:アデコ株式会社

アデコ株式会社が提供する「Adecco Academy」は、人材サービスのグローバルな知見を活かした育成プログラムです。

DX分野においては、単なるデジタルスキルの習得にとどまらず、変化に対応する思考力やリーダーシップといったヒューマンスキルの育成にも重点を置いています。

実務にすぐ生かせる実践的な内容で構成されており、組織全体のDX推進力を底上げすることが可能です。

企業名 アデコ株式会社
プログラムの特徴 ・人材サービスの知見を活かした実務直結型プログラム
・社員のキャリア自律を促す研修設計
・高いカスタマイズ性で企業の課題に柔軟に対応
主な実績 ・株式会社エイチ・アイ・エス
・桑名市役所
・アルファテックス株式会社
公式サイト https://www.adecco.co.jp/client/lp/adecco_academy

5.DXリテラシー研修|株式会社日立アカデミー

AdeccoAcademy|アデコ株式会社
出典:株式会社日立アカデミー 公式サイト(リテラシー研修)

株式会社日立アカデミーの「DXリテラシー研修」は、日立グループの教育ノウハウを生かし、DXを“自分ごと”として捉えられる人材を育成するプログラムです。

DXの基本的な理解から、自らの業務への応用・改善企画の立案までを体系的に学べる構成となっており、全社員向けのリテラシー研修として最適です。

また、国のDX人材育成指針にも準拠しており、全社的なDX基盤づくりの第一歩として導入しやすい内容です。

企業名 株式会社日立アカデミー
プログラムの特徴 ・日立グループのDX教育知見を生かしたリテラシー育成プログラム
・DXを自分事化し業務改善のアイデア創出からDX実践までを支援
・国のDX人材育成枠組みに対応し、全社DX基礎教育として導入しやすい
研修プログラムの詳細 https://www.hitachi-ac.co.jp/service/opcourse/subcate/dx/dxliteracy.html
公式サイト https://www.hitachi-ac.co.jp/

【中核人材向け】DX推進リーダー育成におすすめのプログラム3選

DXプロジェクトを牽引するリーダーやマネージャー層の育成に特化したプログラムを4つ紹介します。

6.DX(デジタルトランスフォーメーション)研修|株式会社インソース

DX(デジタルトランスフォーメーション)研修|株式会社インソース

出典:株式会社インソース 公式サイト(DX推進者シリーズ)

株式会社インソースが提供する「DX推進者シリーズ」は、組織内でDXを推進する担当者・管理者を対象とした育成プログラムです。「課題設定力」「仮説構築力」「業務フロー最適化」「DX企画力」の4つのスキルを体系的に学ぶことができます。

DX時代に求められる「問題の発見・分析・課題設定」といったスキルを、フレームワークを用いて実践的に習得。全体最適や標準化の観点から、自部署の業務改善につなげる力を育成します。

全シリーズを通して受講すれば5日間で4スキル(/課題設定力/仮説構築力/業務フロー最適化/DX企画力)を網羅できますが、1日単位の個別受講も可能です。

企業名 株式会社インソース
プログラムの特徴 ・階層や役割に応じた多種多様な研修ラインナップ
・DX戦略立案から現場の業務改善まで幅広くカバー
・企業の課題に合わせた研修のカスタマイズが可能
研修プログラムの詳細 https://www.insource.co.jp/training-special/dx_leader.html
公式サイト https://www.insource.co.jp/index.html

7.DX推進研修|株式会社アイ・ラーニング

DX推進研修|株式会社アイ・ラーニング
出典:株式会社アイ・ラーニング 公式サイト(DX推進リーダー養成)

株式会社アイ・ラーニングが提供する「DX推進リーダー養成」は、業種・職種を問わず、自部門や自社のDXを企画・推進できる人材を育成する実践型プログラムです。

約2カ月間にわたり、セルフラーニング、オンライン講義、ワークショップ、実務課題を組み合わせた形式で、DXマインドの醸成から戦略立案、推進プロセスまでを一貫して学べます。

自社の実際の案件を題材に提言・報告まで行う構成のため、学んだ内容を現場で即活用できる即戦力型人材の育成が可能です。

企業名 株式会社アイ・ラーニング
プログラムの特徴 ・イノベーション要素や組織・チーム力を高めるコース体系
・ビジネス視点、ユーザー視点を重視した実践的なカリキュラム
・30年以上の研修ノウハウと経験豊かな講師陣
研修プログラムの詳細 https://www.i-learning.jp/products/detail.php?course_code=DBW10
公式サイト https://www.i-learning.jp/

8.キカガクの法人研修|株式会社キカガク

キカガクの法人研修|株式会社キカガク
出典:株式会社キカガク 公式サイト(DX 人材育成コンサル)

株式会社キカガクが提供する「DX人材育成コンサル」は、中核人材やDX推進リーダーの育成に特化したプログラムです。

経営層・リーダー層・一般層といった階層別・部門別に最適化されたDX人材育成ロードマップを策定し、事業成長に直結するスキルを実践的に習得できます。

また、DXコンサルタントやAIエンジニアが戦略立案から実行まで伴走支援するため、自走可能なDX推進リーダーを育てたい企業に最適です。

企業名 株式会社キカガク
プログラムの特徴 ・DX人材の階層別・部門別人材育成ロードマップの策定
・全社員・部門毎に人材スキルを定量的に可視化するアセスメント
・数多くの実績のあるAIエンジニアやデータサイエンティストが在籍
研修プログラムの詳細 https://www.kikagaku.co.jp/service/consulting
公式サイト https://www.kikagaku.co.jp/

【専門職向け】データサイエンティストなどを育成するプログラム3選

データ分析やAI活用など、専門性の高いスキルを持つ人材を育成するためのおすすめプログラムを3つ紹介します。

9.DX人材育成プログラム|株式会社シナプス

DX人材育成プログラム|株式会社シナプス
出典:株式会社シナプス 公式サイト(DX人材育成プログラム)

株式会社シナプスが提供する「DX人材育成プログラム」は、事業変革とIT活用の両面からDXを推進できる人材の育成を目的とした研修です。

シナプスがマーケティング領域で培った戦略立案・事業開発支援のノウハウを生かし、演習型プログラムやDXワークショップを通じて、自社の事業課題抽出からIT活用方針策定まで実践的に学べる点が特徴です。

DX人材に求められる「基礎スキル」「事業変革の視点」「IT活用の視点」を体系的に習得できるよう、3つのプログラム(DX・事業変革/DX・基礎/DX・IT活用理解)が用意されています。

企業名 株式会社シナプス
プログラムの特徴 ・DX人材に必要な3領域を体系的に育成
・事業変革視点を強化する実践型カリキュラム
・新規事業開発や戦略思考を鍛えるワークショップを提供
研修プログラムの詳細 https://cyber-synapse.com/training/marketing/dx_program/
公式サイト https://cyber-synapse.com/

10.AidemyBusiness|株式会社アイデミー

AidemyBusiness|株式会社アイデミー
出典:株式会社アイデミー 公式サイト(AI/DX人材育成e-learning)

株式会社アイデミーが提供する「Aidemy Business」は、AIに特化したオンライン学習プラットフォームで、法人向けにAI/DX人材育成サービスを提供しています。

データサイエンティストやAIエンジニアといった高度専門人材の育成に加え、DX推進に必要な基礎リテラシーから応用レベルまでを段階的に学べる構成となっており、幅広い層に対応可能です。

また「Aidemy Practice」では、AI/DXの実践型の研修も提供しています。自社課題をテーマにした演習やカスタマイズ研修にも対応し、実務で生かせるスキル習得を支援します。

企業名 株式会社アイデミー
プログラムの特徴 ・AI・データサイエンスを中心とした250以上の豊富な専門講座
・ブラウザ上で完結する環境構築不要の実践的な学習環境
・個人の学習進捗を可視化して組織的なスキルアップを支援
主な実績 ・ダイキン工業株式会社
・旭化成株式会社
・YKK株式会社
研修プログラムの詳細 https://aidemy.co.jp/service/corporate-customers/
公式サイト https://aidemy.co.jp/

11.テックキャンプ法人研修サービス|株式会社div

テックキャンプ法人研修サービス|株式会社div
出典:TECH CAMP法人研修サービス 公式サイト

株式会社divが提供する「テックキャンプ法人研修」は、専任メンターによる伴走型サポートが特徴のDX人材育成サービスです。

プログラミング教育で培った学習設計と支援ノウハウを基に、研修期間中の学習完了を徹底サポートし、研修後も自走できる人材の育成を目指しています。

カリキュラムは「DX人材育成」「AI人材育成」「ITリテラシー習得」「エンジニア育成」の4領域で構成されており、組織課題に応じたカスタマイズも可能。業務に関連したアウトプット制作やMVP開発を通じて、スキルの実務定着を図れる点も魅力です。

企業名 株式会社div
プログラムの特徴 ・専任メンターが学習完了まで伴走し、自走力を醸成
・組織課題に合わせたカスタマイズ型カリキュラム
・アウトプット重視の研修で成果が見える仕組み
主な実績 ・株式会社デジタルガレージ
・株式会社熊谷組
・東洋ワーク株式会社
公式サイト https://tech-camp.in/training

DX人材育成プログラムの成功事例3選

ここでは、グッドパッチが支援したDX人材育成プログラムに関する成功事例を3つ紹介します。

トヨタファイナンス株式会社

トヨタファイナンス株式会社(グッドパッチのDX人材育成の成功事例)
出典:デザイン思考で、あなたの周りの人を救ってください──超実践型研修「Project-YOU」をトヨタファイナンスが受講した結果

トヨタファイナンス株式会社では、全社的に顧客視点を浸透させることを目的に、eラーニング中心の研修を実施していましたが、座学のみでは知識を実践に結びつけることが難しいという課題がありました。

この課題を解決するために導入されたのが、グッドパッチが提供する超実践型プログラム「Project-YOU」です。参加者一人ひとりが身近な業務課題をテーマに設定し、課題発見、ユーザーインタビュー、解決策のプロトタイプ作成までを主体的に実践しました。

研修で生まれたアイデアの一部は、実際にプロジェクトとなり生成AIの活用に発展するなど、実務に直結する成果も生まれています。座学にとどまらず、実践を通じて顧客視点を体得する文化を醸成し、DX人材育成に成功した事例です。

\Project-YOUの詳細はこちら/
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東急不動産ホールディングス株式会社

東急不動産ホールディングス株式会社(グッドパッチのDX人材育成の成功事例)
出典:Work|東急不動産ホールディングスグループ

東急不動産ホールディングス株式会社では、グループ全体のDXを推進する「ブリッジパーソン」の育成が大きな課題となっていました。デジタルの知見と事業への深い理解を兼ね備え、組織横断的にプロジェクトを主導できる人材の育成が求められていたのです。

課題に対し、グッドパッチは体験型の「DX人材育成プログラム」を提供。3日間のワークショップでは、サービスデザインやプロジェクト設計をテーマに、グループ各社の多様なバックグラウンドを持つメンバーが協働してアウトプットを創出しました。

参加者からは「DXへの苦手意識が払拭された」という声が上がり、実務で使える実践的なスキルを習得。さらに、組織の枠を超えた人的なつながりが生まれ、グループ全体でDXを推進する土壌が形成されました。

単なる知識習得ではなく、デザイン思考を組織の共通言語として定着させ、DX時代に求められる顧客中心のマインドセットとスキルを実践的に身につけることに成功した好事例です。

\デザインプロセスワークショップの詳細はこちら/
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ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社(グッドパッチのDX人材育成の成功事例)
出典:Work|Design Process Workshop for SoftBank DX 通信事業を超えて社会問題の解決へ

ソフトバンク株式会社は、2017年にDX本部を新設し、通信技術やIoT、AIなどの先端技術を活用した新規事業創出を推進していましたが、技術力だけでなく、「ユーザー中心のサービス開発に必要な実践的スキル」の不足が課題となっていました。

課題解決のために導入されたのが、グッドパッチが提供するデザインプロセスワークショップです。参加者は1日で「ユーザーリサーチによる課題抽出」から「アイデア創出」「コンセプトメイキング」「情報設計」「プロトタイピング」「価値検証」まで、一連のデザインプロセスを実践的に体験しました。実際のユーザーヒアリングやプロトタイプ制作、フィードバックの取得までをチームで協働しながら実施しています。

ワークショップ後の総合満足度は100%を記録し、参加者からは「課題の抽出と絞り込みの重要性を再認識できた」「チームで作り上げる経験が良かった」など、高い評価と実践的な学びの声が多数寄せられました。

\デザインプロセスワークショップの詳細はこちら/
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DX人材育成プログラムでよくある質問

DX人材育成プログラムについて、よくある3つの質問に回答します。

Q.DX人材の育成で、どのようなスキルが身につきますか?

身につくスキル 概要
デザイン思考 顧客の本質的な課題を発見し、顧客視点で革新的な解決策を導き出すスキル
プロジェクトマネジメント能力 プロジェクトを計画し、チームを率いて目標達成・成功に導くマネジメントスキル
データ活用・分析能力 データという客観的なファクトに基づいて意思決定や課題解決を行うためのスキル

DX人材の育成では、ITスキルに加えて、ビジネス全体を構想・設計するような複合的なスキルが習得できます。

その他の習得できるスキルは上記「DX育成プログラムを利用してDX人材の「必要スキル6つ」と「素質4つ」を伸ばす」で詳しく解説しています。

不確実性の高い現代において、これらのスキルは新たな価値を創造するために欠かせない要素です。

Q.ITに詳しくない社員でも受講できるプログラムはありますか?

多くのDX人材育成プログラムは、ITの専門知識がない社員でも受講できるように設計されています。

特に、全社員を対象とした「DXリテラシー研修」では、技術的な詳細ではなく、「なぜDXが必要なのか」「デジタル技術で何ができるのか」といったビジネス視点からの基礎理解を重視しています。

ITに苦手意識がある方でも安心して受けられるプログラムは多く存在するため、まずは入門レベルから始めるのがおすすめです。

Q. DX人材を育成すると、組織全体にはどのような影響がありますか?

素質・スキル 役割・組織への影響
アントレプレナーシップ(起業家精神)・適応力 組織の新しい挑戦や変化を恐れない文化醸成に貢献し、継続的イノベーションを推進
デザイン思考の組織浸透(アプローチと効果) ・既存の枠組みにとらわれず革新的なアイデア創出を促進
・顧客志向・共創・部門横断のイノベーション文化の醸成に寄与
ファシリテーター資質 部門・社員間の壁を越えたコミュニケーションを促進し、共通目標に向け全社員の協力体制を築く
プロジェクトマネジメント・データサイエンス データに基づく合理的な意思決定と、事業推進の効率化・意思決定の質の向上に貢献

DX人材の育成は、こうした素質の発掘やスキルの習得を通じて、組織全体にポジティブな変化をもたらします。

本質的なDX人材育成プログラムを導入して事業改革を進めよう

本記事では、DX人材育成プログラムのおすすめサービスをはじめ、求められる人材像、育成のステップ、プログラムの選び方、成功事例までを幅広く解説しました。

改めて、DX人材育成とは、ITスキルの習得にとどまらず、新たなビジネスを創出するためのスキルやマインドセットを、組織全体を巻き込みながら育成していく取り組みです。DX推進が企業の競争力を左右する現代において、DX人材の育成はますます重要性を増しています。

「DX人材育成の進め方がわからない」「どの研修プログラムを選ぶべきか迷っている」といった課題をお持ちの場合は、ぜひお気軽にグッドパッチへご相談ください。グッドパッチでは、企業が目指すDX人材像の実現に向け、伴走しながら最適な育成をサポートします。実践的なワークショップを通じて、実務で成果を生み出せるDX人材の育成をともに実現していきましょう。

▼「顧客起点の思考」が身につくデザインプロセスワークショップのご紹介(グッドパッチ)顧客体験が変わる デザイン思考研修<事例と詳細をダウンロード>