新型コロナウイルス感染拡大とともに私たちの生活やビジネス様式は大きく変化しました。
新しいワークスタイルが求められ、企業にとって人財の育成や事業のDX(デジタルトランスフォーメーション)化は今まさに急務と言えます。

そんな変化に対応していくこれからの時代、企業が市場の変化にすばやく対応していくためには「セルフプロデュース(内製力)」と「コクリエイション(共創力)」の両面を強化が求められます。ユーザーや社会とのつながりを意識した持続可能な事業・組織・サービスを提供するための体制を整えることが重要なのです。

個人や組織が挑戦をしていくためには、経験を伴った自信と一歩踏み出す勇気が必要です。その一つの方法として「ワークショップ」をご紹介します。

ワークショップは、以下のような効果を体感しながら「挑戦と失敗ができる場」です。

  • 新しい知識や情報を得る
  • その場にいる他者を理解する
  • チームで合意形成していく

Goodpatchは、様々なクライアントとの共創で培われた経験をもとに、ワークショッププログラムを過去100社以上に提供しています。サービス・プロダクト開発のノウハウを凝縮した形で実践・体験いただけます。また、個々人の想いやチームのVisionを仲間と共有するため互いに学び支え合える関係を築き、あらゆる障壁を乗り越える強いチームづくりも実現します。

わたしたちGoodpatchは「デザインの力を証明する」というミッションのもと、ユーザー体験をとことん突き詰めてきたデザインカンパニーだからこそ提供できるプログラムをお届けいたします。
Goodpatchのワークショップデザイナーは、参加者にとっての一期一会の場を楽しく・ワクワク前向きになれる場とすることを大切にしています。楽しいからこそ主体性が高まり、学びの深度も深まるためです。

本記事では、代表的なワークショッププログラムを5つご紹介します。

みなさんの課題感をもとにご覧いただき、ピンときたものがあればぜひお声がけください。もし課題感と直接マッチするプログラムがないなと思った際には、ぜひ具体的な課題内容をご相談ください。お話を伺いマッチしたプログラムをセミ・フルカスタマイズにてご提案いたします!
※記事内のワークショップ開催風景はコロナ禍以前に実施・撮影したものです。現在はオンラインでの開催も可能です。

①課題発見・課題解決力を高めるデザインプロセス

デザインプロセスワークショップは、デジタルサービスやプロダクトをつくるユーザー中心のデザインプロセスを体験します。新規事業・事業改善に欠かせないUXリサーチ・サービスデザイン・UI/UXデザインなどを実践形式で学び、組織の課題解決力を高めることを目指します。

こんな課題はありませんか?

  • デジタルサービスやプロダクトの立ち上げプロセスがわからない
  • 新事業立ち上げや事業改善に必要なデザインプロセスの基礎知識を身に付けたいが、何から手をつけていいかわからない
  • ユーザー起点でサービス・プロダクトの課題を発掘し、改善できる組織をつくりたい

こんな方におすすめ

  • デジタルサービス・プロダクトづくりのプロセスを学びたい新規事業担当者
  • ユーザー中心のデジタルサービス・プロダクトの実践基礎を知りたい企画担当者
  • 組織の課題解決力を高めたいマネージャー

学べること/得られる成果

  • サービスデザイン・UI/UXデザインなどを実践形式で学び、事業立ち上げのプロセスを体験できる
  • デザイン経験の有無に関係なくデザインプロセスを実践するための基礎を得ることができる
  • UXリサーチを学び、ユーザーとサービスの距離を縮める手法を知ることができる

参考:日本電気株式会社(NEC)さんの実施記事

②ユーザーを深く理解・分析するユーザーリサーチ

ユーザーリサーチは、ユーザーのことをより深く理解・分析するための手法を体験します。ユーザーから潜在的なニーズを引き出し、ユーザー体験を高めることが目的です。インタビュアーと対象者の1対1でインタビューを行う「デプスインタビュー」と「インタビュー結果の分析」を実践形式で学びます。

こんな課題はありませんか?

  • 競合他社にはない自社サービス・プロダクトの価値を知る手法がわからない
  • サービス・プロダクトの品質を向上させたいがどんな人に向けて価値提供するのかが曖昧
  • サービス・プロダクトを通じてユーザーにどんな体験をしてもらいたいのか具体化できない

こんな方におすすめ

  • UXデザインにおけるユーザーリサーチを習得したい企画担当者
  • ユーザーの潜在的ニーズを引き出しサービス・プロダクト作りに活かしたいプロダクト責任者

学べること/得られる成果

  • ユーザーの潜在的なニーズ・課題を知る手法を学び、サービス・プロダクト開発に反映することができる
  • 施策検討の際、顧客起点の判断軸を持って実行することができる
  • 既存の延長ではなく顧客が求めるサービス・プロダクト改善の方向性を知ることができる

参考:ユーザー理解を深めるユーザーインタビューの方法や種類をまとめた記事

③デザイナーと円滑なコミュニケーションを実現するUIリテラシーの向上

UIリテラシー向上ワークショップは、グラフィックデザインとUIデザインの基礎知識をおさらいしながら、デザイナーとの効果的なコミュニケーション方法を学びます。実例を用いながら即現場で使えるフィードバック手法をお伝えするとともに、デザイナーからのリアルな声を聞くことができます。非デザイナーがデザイナーと共創する際、共通認識が揃ったアウトプットを実現するためのノウハウ習得を目指します。

こんな課題はありませんか?

  • デザイナーとのコミュニケーション齟齬があり、望んだアウトプットに辿り着くまで時間がかかる
  • デザイナーをディレクションする際のフィードバック方法に悩んでいる

こんな方におすすめ

  • UI知識の習得に関心があるプロダクトマネージャーやディレクター
  • 社内外のデザイナーとのコミュニケーション精度をあげたいプロダクト責任者

学べること/得られる成果

  • プロダクトマネージャーやディレクターが知っておくべきUIの基礎知識を習得できる
  • 社内外のデザイナーとのコミュニケーション精度を上げることができる
  • 共通認識を揃えプロジェクト進行できるため、手戻りが減り生産性を上げることができる

④新しいビジネスの種を育てるSANDBOX

SANDBOXは、社員の「好き」を引き出しアイデアを形にする風土を醸成するイントレプレナー(社内起業家)創出支援プログラムです。新規事業創出の超初期段階にフォーカスし、事業立案やメンバーの育成をサポートします。

社員の強い動機を表出することにより、主体的にアイデアを実現するカルチャーを醸成し、新規事業の成功確率を高めることを目指しています。

こんな課題はありませんか?

  • 新規事業担当に就任したがどのように事業立案すればいいのかわからない
  • 新規事業立案のアイデアフェーズで、起案者のモチベーションが高まらず魅力的なアイデアが生まれてこない
  • 組織にアイデアを育む雰囲気がない

こんな方におすすめ

  • 「新規事業創出にモチベーション高く挑む人や組織を創りたい新規事業マネージャー
  • 想いのこもった尖った事業プランを創出したい新規事業担当者
  • 新しい事をはじめやすい風土・文化を育みたいDX人材育成・組織変革担当者

学べること/得られる成果

  • 想いのこもった尖った事業プランを創出するプロセスを知ることができる
  • 新規事業創出にモチベーション高く挑む人や組織づくりの方法を学ぶことができる
  • 普段知ることが少ない個人の「好き」を共有することによりメンバーやその人の挑戦を受け入れ、応援する風土を育むことができる

参考: SANDBOXのプロセスと導入企業3社のご紹介記事

⑤組織・チームのつながりを醸成するチームビジョンデザイン

チームビジョンデザインは、チームの目指したいビジョンをつくり、より一層強いつながりを醸成することを目指します。チームメンバーの価値観や想いを知り合うことからスタートし、チームの理想や行動指針などを作成。自己理解・他者理解を進めた先に、チームの目指したいビジョンをメンバーとともに作り上げていきます。

こんな課題はありませんか?

  • 仕事以外の会話が少なく仲間意識が低い
  • チームに主体性がなく自発的な行動が起こりづらい
  • チームの雰囲気が悪く離職率が高い

こんな方におすすめ

  • 組織を活気づけ、メンバーのモチベーション向上を目指したいマネージャー
  • メンバーの関係構築を通じて事業・サービス成長を実現したい事業責任者、サービス担当者

学べること/得られる成果

  • チームメンバーの個性を把握し、多様性を活かす土壌をつくることができる
  • チームの方向性を定め、主体性を持った行動を促進することができる
  • 共通の価値観を形成することで所属意識を高め、離職防止や目指す方向性に共感する人を採用することができる

参考:
ブラザー工業さんの導入事例・プロセス紹介記事

オイシックス・ラ・大地さんの導入事例・プロセス紹介記事

最後に

Goodpatchは、新規事業の立ち上げ、Webサービス・アプリのフルリニューアル、ブランド構築支援など様々なビジネス課題にデザインパートナーとして寄り添い、解決するお手伝いをしています。
今回はGoodpatchが提供する代表的なワークショップをご紹介しましたが、ワークショップの実施だけでは本質的なビジネス課題の解決にはなりません。現在の課題を組織で解決していくための入り口やきっかけとしてワークショップをご検討ください。

ご相談いただく際の課題は、クライアントさまによってそれぞれ異なります。その多くは、当初ご相談いただいた課題をさらに掘り下げ、本質的な課題を特定した上でご支援しています。

課題や目的に合わせてご支援内容はカスタマイズ可能です。こちらからお気軽にご相談ください!

Goodpatchのワークショップの資料は下記よりダウンロードできます。