2025年2月21日、グッドパッチグループの全社総会を開催しました。多様な働き方に対応し、現地とオンラインのハイブリッド形式で実施。会場となったセルリアンタワー東急ホテルには約160人、オンラインでも100人以上のメンバーが集まり、前回(2024年8月開催)からさらなる進化と成長を遂げた、私たちの姿を共有する機会となりました。
この記事では、半年前から引き継いだコンセプト「DRIVE180°」の下で開催した今回の総会で、グッドパッチグループのメンバーたちがどのような思いや考えを共有したのか、当日の様子をお届けします!
目次
総会コンセプト「DRIVE180°」変化の時代に挑む私たちの姿勢
総会のコンセプトについては、前回の総会で掲げた「DRIVE180°」を継承。ビジネス環境の変化やAIの進歩により、デザインやデザイナーに対する評価や議論も変わってきている今、その価値を再定義し、新たな時代におけるデザインの可能性を切り拓いていくことが私たちの使命だ、という想いを込めています。
振り返れば、グッドパッチは過去に何度も危機を乗り越えてきた会社です。私たちを取り巻く環境が大きく変化するたびに、メンバーの意思によって逆転劇が生まれてきました。
だからこそ、これからの道を切り拓くための逆転劇も、デザインの力を信じる私たち自身の意思から始まる。自分たちで、デザインの可能性を追求し、新たなチャンスをつくっていく。総会は、そんな「大逆転を始める1日」として位置づけ、「ここから始める、逆転劇。」というタグラインを掲げました。
さてここからは、総会当日の様子をご覧ください!
逆転劇を起こすのは自分自身、各々の挑戦が語られたライトニングトーク
今回の総会の見どころは、公募を中心にグループ会社を含め各拠点・各部門から集まった6名によるライトニングトーク(LT)でした。「DRIVE180°を起こすのはメンバー自身」という今回の総会の核心となるメッセージを体現すべく、多様なバックグラウンドを持つ登壇者たちが集結。普段は直接聞く機会の少ない1人ひとりの取り組みや思いが語られる貴重な場となりました。
登壇者たちの人柄や思いに近づくムービーから始まり、続くLTでは、日々の業務の中で直面する課題に対して独自のアプローチで立ち向かう姿勢や、チームや個人が掲げるビジョン、未来をこの手で切り拓いていく決意が共有されました。自らが変化の担い手となることを示唆する圧巻のプレゼンテーションに、会場は終始熱気に包まれていました。
6人のLTの様子を写真と共にご紹介します。

UIデザイナーの矢吹は、グッドパッチが培ってきたデザインアセットを誰もが活用できる仕組みづくりを通して、クオリティの高いクリエイティブを生み出せる環境整備に取り組む社内活動について語りました。

デザインストラテジストの高階は、クライアント組織に深く入り込み信頼を獲得した経験から、「まるでプレイングマネージャーのようなスタンスで、チーム全体のタスクやアウトプットにコミットするからこそ生み出せる価値がある」と力強く語り、自身もグッドパッチで引き続き挑戦をしていきたいという決意を表明しました。

ReDesigner事業部の三坂は、入社からプレイヤー、そしてマネージャーになって味わった経験を振り返りながら、新たな役割への覚悟を語りました。メンバーへの期待や、ReDesignerのミッションとともに挑戦に燃える姿勢に会場の熱気も高まりました。

スタジオディテイルズの大阪支店立ち上げとエンジニアから営業へのキャリアチェンジという二重の挑戦をする角田からは、「スタジオディテイルズを日本を代表するブランドファームへ」という大きな目標に向けて動き始めた支社開設のリアルな様子や思いを共有しました。

アクセシビリティ推進に情熱を注ぐエンジニアの杉吉は、自身の幼少期の経験を交えながら、アクセシビリティの可能性を信じた理由やその重要性を説き、多くの共感を呼びました。

一度退職した後に、グッドパッチとPeopleX社のジョイントベンチャー、ピープルアンドデザインで再び挑戦することを決めた柳沢。その経緯を語り、組織で語られることが珍しい「愛」を大事にする「愛される会社」を増やすために、躊躇わずに挑戦していきたいという強い思いで締めくくりました。
6名それぞれの視点から語られたストーリーは、参加者に新たな刺激と気づきをもたらし、「こんなにハートを揺さぶられるプレゼンは他にない。6人全員が素晴らしかった」と登壇者を賞賛する言葉が飛び交いました。
卓越した貢献を称える「Goodpatch Award」
グッドパッチグループ総会名物、半期で最も活躍した個人とチームが表彰される「Goodpatch Award」。総会前に実施した全社員の投票、マネージャー推薦を経て、部門長・経営陣による議論の末に、9つのカテゴリーで受賞者を選出しました。総会の場で発表された受賞者には、オリジナルの表彰状が授与されました。
Most Valuable Contributor:武田 春香さん(PR)
PRや人事、管理部などで最も貢献したプレイヤーに贈られる「Most Valuable Contributor」。受賞した武田は一昨年の入社直後からPRの主力として活躍し、メンバーに寄り添いながらさまざまな発信を牽引。社内の連携や問い合わせにも丁寧かつ迅速に対応する姿勢が高く評価されました。
Most Valuable Sales&Marketing:小浦 佑介さん(ReDesigner Division)
今回新設された、マーケター、アカウントセールスなどで最も貢献したプレイヤーに贈られる「Most Valuable Sales&Marketing」。受賞した小浦は、ReDesigner Direct RecruitingのCSとして、データを駆使した戦略的な支援でクライアントの採用成功を導くだけでなく、リソースが限られる中でもCS組織を構築し、継続的な採用決定を生み出すキーマンとして活躍しました。
Most Valuable Player:塩田 小優希さん(Design Division)

Most Valuable Playerを獲得した塩田(写真中央)、同プロジェクトメンバー三重野(左)、UXデザインチームマネージャー北村(右)
デザイナー、エンジニアなどで最も活躍したプレイヤーに贈られる「Most Valuable Player」。受賞したUXデザイナー塩田は、長くサントリーウエルネス案件に携わり事業開発・戦略の推進に貢献したことで絶大な信頼を獲得。
その成果のみならず、取り組み姿勢とスタンスが周囲に好影響を与えたことが多くの支持を集めました。受賞に際して、サントリーウエルネス社よりサプライズムービーが届き、会場が笑いと感動に包まれた温かい時間となりました。
Most Valuable Manager:栃尾 行美さん(Design Division)

Most Valuable Managerを受賞した栃尾(写真右)とGeneral Manager 石井(左)
最も活躍したマネージャーに贈られる「Most Valuable Manager」。入社から6年、プレイヤーとマネージャーの両輪で組織を牽引してきた受賞者の栃尾は、実績公開、売上目標の達成、デザインクオリティ向上など、多方面で圧倒的な成果を生み出し、今回で2度目の受賞を果たしました。
Most Valuable Team Impact:ReDesigner Direct Recruiting Team
デザイン投資額・利益拡大において、顕著な貢献があったチームに贈られる「Most Valuable Team – Impact」。デザインに関わるすべての人のために生まれたキャリアプラットフォーム、ReDesignerの新機能として2024年1月に正式リリースしたReDesigner Direct Recruiting の立ち上げチームが受賞しました。これまでの人材紹介モデルに加え、企業とユーザーの間で直接やり取りができるようになり、多くのデザイナーや企業の課題解決につながっているという点や、期待を上回るスピードでの成長によって、全社の業績に寄与した点などが評価されました。
Most Valuable Team Innovation:プログリット「シャドテン」PdM/PMM支援チーム
新領域の開拓、組織に変革をもたらす活動の顕著な貢献があったチームを称える「Most Valuable Team – Innovation」。英語コーチング企業のプログリット社が提供するアプリ「シャドテン」の無料トライアルからの有料会員転換率と継続率の向上を目的に、定量・定性データに基づく改善を支援したプロジェクトチームが受賞しました。
8カ月にわたり、クライアントのPdMと伴走、PMMとしてCS領域までサポートし、クライアントから高い評価を獲得。成長フェーズにあるプロダクトの事業成長に伴う課題に伴走した象徴的な事例として、多くの票が集まりました。
このほかにも、Goodpatch Anywhereの中で最も活躍したチームに贈られるAnywhere賞、代表土屋の心を最も揺さぶったチームに贈られるCEO Awardなどが贈られました。
表彰式の様子からは、単なる業績だけでなく、企業文化への貢献や挑戦する姿勢が高く評価されるグッドパッチの価値観が伝わってきました。受賞者たちのスピーチからは、喜びとともに、次なる挑戦への決意も感じられました。
半年間の歩みと今回の目的を語った実行委員挨拶
「この総会は『メンバー一人ひとりが主役』というコンセプトを体現する場として企画しました。」
総会の締めくくりに立った総会運営チームは、企画の舞台裏と思いを参加者に共有しました。今回LTを中心に据えたのも、組織の未来をつくるのは私たち一人ひとりの声と行動だと信じているからです。

総会企画チーム 鵜飼(左上)、松島(右上)、Kai (左下)、森岡(右下)
LTの登壇者を紹介するオリジナルムービーやアワード準備の裏側も紐解き、最後に会場で振る舞われた特製コーヒーにも特別な意味があると紹介しました。
「この一杯は、障害者雇用でグッドパッチに加わった仲間たちが丹精込めて焙煎したものです。今日は会場にいないものの、多様な形で私たちの仲間がいることを知っていただきたいと思います」
組織の多様性と一体感を大切にしながらも、ビジョンに向かって進む私たちの姿勢を再確認する時間となりました。
参加者の声
総会の閉会後、参加者からは多くの前向きな意見や、フィードバックが寄せられました。
LT、胸も目頭も熱くなりました!それぞれの個性、今必要な要素がギュッと詰まっていると感じました。本当にお疲れ様でした!ありがとうございます。
皆さんのグッドパッチでの活動や成長について直接お話を伺い、自分も頑張ろうと気が引き締まりました!業務に向き合う姿勢や、チームを率いる上で求められる立ち位置などを改めて考えさせられ、自分自身も意識を持って業務に取り組んでいきたいと思いました。
顧客からの温かいメッセージを拝見し、クライアントとグッドパッチの強い関係性に感動しました。パートナー企業として深く関わり、結果を出すことの大切さを改めて実感しました。
これらの声からも、今回の総会がカルチャー醸成や一体感の創出に大きく貢献していることが伺えました。一方で伸び代もたくさんあるため、フィードバックは改善・更なる体験価値の向上に繋げ、グッドパッチの成長とともに総会企画も高みを目指していきたいと思います。

総会終了後の懇親会での一コマ
逆転劇は道半ば、現状に満足せず常に挑戦する
前回の「DRIVE 180°」というコンセプトの下で始まったこの旅は、今回の総会を経て、さらに深化しています。デザインの価値を再定義し、AIや新技術と共存しながら、私たちにしかできない価値創造の道を切り拓く。そんな「逆転劇」は、一人ひとりの意思と行動から生まれるものです。
そして、その成果は着実に表れ始めています。代表土屋のプレゼンでは、前回の総会から半年間の成果を振り返るとともに、変化の激しい時代におけるグッドパッチの存在意義について力強いメッセージが語られました。
「非常に苦しかった状態から絶対に大逆転すると誓った半年前。そこから快進撃によって過去最高の四半期売上を達成しました。この結果は日々努力してコミットした皆さんのおかげです。グッドパッチを応援し、期待してくれている方々がいることを胸に、現状に満足せず常にチャレンジしていきましょう」
グッドパッチグループは、「ハートを揺さぶるデザインで世界を前進させる」というビジョンのもと、これからも挑戦を続けていきます。「DRIVE180°」は、その旅の中での重要な道標であり、共に歩む仲間との共通の意思を確認する言葉でもあります。
グッドパッチでは、これからの未来のストーリーをともにつくってくださる仲間を募集しています。興味を持ってくださった方は、ぜひ採用ページをご覧ください!
中途採用:https://goodpatch.com/careers
新卒採用:https://newgrads.goodpatch.com/
💙 Credit
最後に、総会企画や運営に携わったメンバーを紹介します。
総会企画 / クリエイティブチーム
Planning:鵜飼 のどか、松島 さおり(グッドパッチ)
Creative Direction: Kai Qin(グッドパッチ)
Director:粟野 唯史(スタジオディテイルズ)
Art Director:小猿 啓太(スタジオディテイルズ)
Lead Designer:豊田 メル(スタジオディテイルズ)
Designer:福邉 美波(スタジオディテイルズ)
Motion:小倉 裕香 (スタジオディテイルズ)
当日運営チーム
MC:折原 遥、内田 啓太(グッドパッチ)
Staff:森岡 加奈、宍戸 知勢、川瀬 なほり、小川 麻菜、井上 悠斗、小俣 美香子、渡辺 菜月渡邉 恵子(グッドパッチ)
Streaming Director:山﨑拓也(Designship)
Photographer:ひのけん(ラブグラフ)