こんにちは!グッドパッチのUIデザインチームです。

今回は、2024年8月7日(水)〜8月9日(金)に開催された「UIデザイナー向けサマーインターン2024」の裏側をご紹介します。未来の仲間を集うため、「最高のサマーインターンにしたい!」と、またまたメンバーを巻き込んじゃいました!

現場の第一線で働くグッドパッチのUIデザイナーたちが、どんなこだわりを持ってクリエイティブに取り組んでいたのか、この記事を通してぜひ知ってもらえれば幸いです。

ノベルティを作るのは、「初日の緊張」をワクワクに変えるため

グッドパッチでは採用活動の多くを現場のメンバーが主導しています。面談や面接、さらにはバナーなどのデザインに至るまで、現場で活躍するUIデザイナーが担当しています。新卒採用の一環として行われるサマーインターンも例外ではありません。

学生の皆さんがこれまで培ってきたスキルを存分に発揮し、自分のキャリアに自信を持てるような時間にするために、グッドパッチはどんな体験を提供できるのか。参加者一人ひとりと真剣に向き合うため、どんなプログラムや体験を提供するかを毎年本気で検討しています。

インターンに参加した皆さんにお渡しするノベルティも、私たちが提供する体験の1つの象徴です。昨年は「TAKE OFF」というコンセプトでした。参加者の皆さんにとって、これからの長いキャリアを羽ばたくための滑走路的な存在になれるように──そんな願いを込めたグッズをデザインしました。

グッドパッチがノベルティをお渡しする理由。それは、インターン初日に感じる緊張をワクワクする気持ちに変えたいという想いからです。

就職活動は不安がつきもの。特に、入社するかもしれない会社に足を踏み入れる瞬間は、誰だって緊張します。そんな中で少しでも「楽しみだな」と感じてもらいたいと思い、毎年ノベルティを作ってきました。

だからこそ、もっと高みを目指したい!今年はさらに一歩進んで、心に残るような「ノベルティボックス」を作りたいと考えました。事前にグッズをお届けし、期待感を高めてもらうことが最適だと考えたからです。

インターンが終わった後もグッズを見て、「楽しかったな」「デザイナーになれるのが楽しみだな」と思い出してもらえるように。そして、その思い出が就活の励みになるように。そんな思いからプロジェクトを発足しました。

いざ、制作開始!でも、まずはゴールを設定

「よし、作るぞ!」と意気込んでも、すぐにデザインに取り掛かれるわけではありません。

今回は、3人のデザイナーが共創しプロジェクトを進めていくので、「なぜ作るのか」「何を目指すべきなのか」「どんなクリエイティブの方向にするのか」をまずは明確にする必要がありました。複数人でのプロジェクトを成功させるための基本です。

プロジェクトのゴールとして意識したのは、「会社としての成果を忘れない」ということ。インターンの皆さんに喜んでもらいたいのはもちろんですが、マネージャーという立場上、グッドパッチの利益も意識したいところ。

そこで今回は「グッドパッチはイケてるデザイン会社だ」という認知を拡大し、ブランディングを強化することをゴールに定めました。具体的には、SNSでシェアしたくなるような、参加者の心に響くノベルティを作り、入社意欲を高めることを目標にしました。

重視したのは、次の2点です。

  1. デザイン性:見た目がおしゃれで、思わず人に見せたくなるものにすること
  2. 独創性:他の企業ではあまり見ない、ユニークなアイデアを取り入れること

昨年の「TAKE OFF」コンセプトを大切にしつつもさらに新しい方向性を探るため、まずはトレンドリサーチです。結論、鮮やかな色彩Y2Kデザインを取り入れ、19〜22歳の若者に刺さる世界観を目指しました。

トレンドリサーチの際は、単にインターネット上で情報を集めるだけでなく、具体的なビジュアルイメージを形にするためにムードボードも同時に作成しました。ムードボードでは、色彩、質感、フォント、デザインなどそれぞれの観点で参考事例を集め、プロジェクトメンバー全員で共有。このムードボードを基に、具体的なデザインを作っていきました。

とはいえ限られたスケジュールと予算です。オリジナルのデザインを施したグッズと既製品をうまく組み合わせ、オリジナリティを引き出す工夫を凝らしました。ここからは、そんなこだわりの詰まったグッズを紹介していきます!

完成したグッズたちを一挙紹介!

チケット

チケット

去年のポストカードからさらにバージョンアップ!「TAKE OFF」というコンセプトをより体現するために、チケット形式を採用しました。ボーディングパスのようなデザインを取り入れることで、インターンシップが一つの旅の始まりであることを象徴しています。また、大空を見立てた青いチケットの中を自由に飛び回る飛行機は、キャリアの無限の可能性をイメージしています。

このチケットを見るたびに、インターンでの楽しい思い出を思い出してもらえるとうれしいです。

ステッカー

ステッカー

ノートやパソコンに貼って、自分だけのデザインを楽しんでください!

カラフルで個性的な6枚セットのステッカーには、実はグッドパッチならではのストーリーが詰まっています。”Go Beyond”はご存知の通り、グッドパッチのバリューの一つ。インターン生のみなさんが無限の可能性を秘めているからこそ、挑戦し続け「限界を超えていってね」というメッセージを込めてピックアップしました。

他にも、ハンバーガー風船の上に乗っているゴマが実は文字になっていたり、ピザが空を飛んでいたり、ユーモアと遊び心をいっぱいに散りばめました。グッドパッチのメンバーに会うことがあれば、ぜひどんな意味が込められているか聞いてみてください。意外なストーリーが待ってます!

キャリアの旅のお供に──箱やシールも一工夫

オリジナルのシール

今回、箱やステッカーの袋は既製品を使用していますが、より魅力的に仕上げるために、オリジナルのシールをいくつかデザインしました。

インスピレーションの源泉は、空港でよく見かけるバゲージタグ。旅の目的地を示すそのタグのデザインを取り入れ、パッケージを開ける際にワクワク感を感じられる要素を加えました。特に、右のシールに描かれた「35.65423°N 139.70412°E」の座標は、Google Mapでぜひ検索してみてください。もうひとつのストーリーが隠されているかも?

他にも盛りだくさんのノベルティたち

ノベルティ

その他にも絆創膏や、シンプルで使いやすいノートとペンが入っていたり、おしゃれなデザインのサコッシュは、普段使いにもぴったりです。特にノートは毎日のメモ取りやアイデアスケッチにも使えるので、インターン後も日常で活躍すること間違いなし!

常に新しいことに挑戦するメンバーに囲まれて

今回のプロジェクトを通して、やはりデザインはクリエイティブに対するこだわりと、独自のアイデアを形にする力が大切だと改めて感じました。何度も出社して細かい部分までメンバーと詰めていったのは良い思い出です。

何パターンも色を検討したり、真逆の方向転換をしたり。それでもメンバー同士で妥協せずに走り切れてよかったです。

作業風景

オフィスでノベルティを撮影したのもいい思い出です

実際にスマートフォンなどにステッカーを貼ってくれた学生も

ありがたいことに、私のチームは常に新しいことに挑戦したいメンバーに囲まれています。今回のプロジェクトもそうですし、先日行ったFeatured Projectsの採用ブースも。私の無邪気な「こういうの作ってみたいんだよね」に乗ってくれるメンバーばかり。グッドパッチのデザインの可能性を無限に広げていく姿勢が、本当に素晴らしいと毎日感じています。

これからも、このプロジェクトで得た経験を糧に、これからももっとワクワクするような魅力的なデザインを生み出していきたいと思います。

グッドパッチのUIデザインチームは、UIデザインだけではなく、さまざまなクリエイティブ活動を行っています。面白いものを作りたい!デザインでハートを揺さぶりたい!そんな仲間を募集しています。ご興味がある方は、ぜひ以下の採用サイトもご覧ください

このサイトもチームで作りました!よろしくお願いいたします!

そして、もちろんグッドパッチでは、新卒のUIデザイナーも随時募集しています。ご興味のある方はこちらからどうぞ。最後までお読みいただき、ありがとうございました!