Goodpatchでは半年に一度、社員総会を開催しています。
日頃はそれぞれのプロジェクトに打ち込む社員が一堂に会し、一体感と企業文化を醸成するための時間です。

Beforeコロナでは、会場を貸し切っての社員総会を開催してきましたが、2020年2月からリモート勤務に切り替わって以来、2回のオンライン総会を運営してきました。

初めてオンラインで開催した2020年3月の総会

上場後、9周年。リスタートを誓った2020年8月の総会

Goodpatchではリモート勤務に切り替えて丸一年が経ち、私たちの生活様式も以前とは大きく変わりました。そんな中で、全社員が業務をストップして集まる社員総会の体験をどうデザインしたのか。122名の満足度97%、前回からは19%向上した社員総会のすべてを、運営を担当したPeople Experienceチームからご紹介します。

鍵となった、オンライン体験の向上

オンライン配信中のオフィスの様子

過去2回に渡って開催してきたオンラインでの社員総会は、新しく機材を導入したりすることはなく、できる範囲での運営をしてきました。

社員のハートを揺さぶる体験を作るためには、プロの力を借りる段階なのではないか。そう考えた私たちは、日本最大級のデザインカンファレンスを運営するDesignshipの皆さんに、社員総会の配信について相談をさせてもらいました。

関連記事:デザインシップ初、オンライン開催の舞台裏

Designshipは2018年に始まって以来、Goodpatchがスポンサーとして参加しているほか、何名かのメンバーがボランティアスタッフをしていることもあり、今回のコラボレーションが実現しました。
イベント配信のパートナーとして、ご相談がある方はぜひこちらからお問い合わせください

総会のテーマ=会社の現在地のメタファー

当日の具体的なコンテンツを紹介する前に、社員総会におけるコンセプト作りの過程をご紹介します。

Goodpatchの社員総会には、毎回テーマが設定されています。

組織崩壊と再構築を経て、これから一丸となってIPOを目指していく段階だった2020年2月は「前進」、IPO直後の2020年8月であれば「リスタート」といった具合に、その時の会社が置かれた状況を示す言葉をテーマとして設定しています。

今のGoodpatchは、IPOから8ヶ月が経ち、2021年9月には創業10周年を控えている状況。そんな中でのテーマ設定をするために、今回は「年表の可視化」「マネジメントメンバーへのヒアリング」を行いました。

1.過去と未来から現在地を探る、Goodpatch年表

会社の現在地を正しく理解するために、過去と未来から逆算するアプローチを使いました。具体的には、クラウド型ワークスペースのStrapを使ってこのような年表を作成し、2021年2月の社員総会がどんな立ち位置であるべきか、代表の土屋や運営チームでの共通認識を揃えていきました。

▲2017年当時の組織崩壊から徐々に活気を取り戻し、IPOに至るまで、そしてこれからの組織の感情曲線を可視化。Strapのテンプレート機能を活用しました。

2.マネジメントメンバーへのヒアリング

年表をもとに、現在の会社の状況や総会のテーマを仮説として設定。その後、マネジメントメンバーにも会社の現状について話を聞きにいきました。
普段社員と接している彼らは、会社の現状と理想をどう考えているのか。総会をどんな時間にしたいと考えているのか。視点のすり合わせを通して、社員に刺さるテーマになるように磨いていきました。

航海の途中の寄港地“Port of call”

最終的に決定した会のテーマは“Port of call”
Goodpatchがこれまで辿ってきた道のりを航海に例え、9年間使ってきた船を一度チューニングして、新たな冒険を目指すという想いが込められています。

2020年6月 GoodpatchはIPOという大きな目的地に到着した
それはデザインの力を証明するというミッションに向けた通過点の一つだ

アメリカ大陸発見という偉業を成し遂げたコロンブスは 周囲に批判されながらも何度も航海に挑戦した

新大陸があることを証明するまでの長い船旅には
栄養失調 先が見えない不安から船員同士の反乱 嵐や激しい雷雨など さまざまな困難がつきまとっただろう

長い航路には 燃料を補給したり船や乗組員のコンディションチェック 次の目的地に向けたチューニングを行うための 寄港地 Port of callが必要だ

Goodpatch号も Port of callに立ち寄るタイミング
自分や仲間を見つめ直し 次の目的地を目指そう

テーマを伝えやすくするビジュアルデザイン

Port of callという全体テーマが決まる段階で、ビジュアルデザインに強みを持つデザインチームが合流。言葉だけでは抽象的になりがちなテーマが社員に伝わりやすくなるよう、船のモチーフを使って様々なビジュアルを作り込んでいきました。

Goodpatchのビジュアルデザインチームは、企画段階から共通認識を形成し、合意を得やすくするための新しいデザインアプローチを主導するチームでもあります。今回の社員総会においても、彼らのクリエイティブは、体験を向上するための大切な役割を果たしました。

冒険の過程も一緒に楽しもう。代表からのメッセージ

当日、代表土屋から語られたのは「Goodpatchは挑戦者であり開拓者である」というメッセージ。寄港地であるPort of callを経て、次の冒険への過程も楽しもう。そして、船に乗るだけではなく、共にオールを漕いで前に進もうという言葉でした。

海を越えたGoodpatch Europeからも参加

▲翻訳ツールを使いながら、代表土屋のプレゼンを視聴中

Goodpatchの海外拠点であるベルリン、ミュンヘンからも参加してもらうために、文字起こしや同時通訳ができるUDトークを組み込んで活用。

100%の精度に近づけるためにはまだまだ工夫が必要ですが、COVID-19という世界的なパンデミックの状況下で少しでも一体感を感じてもらうため、このような形で、海を越えた先のメンバーたちとも同じ時間を過ごしました。

先人の体験に学ぶ!スペシャルゲスト登場

航海の途中であるGoodpatchは、これからどこに行くのか。どんな冒険がこの先に待っているのか?そのヒントを得るため、今回はあるゲストにお話を伺いました。

スペシャルゲストは、サイバーエージェント 常務執行役員CHO 曽山哲人さん!
人や組織のお悩み・成長に関してYouTubeでの発信も精力的に行われている、組織づくりのプロフェッショナルです。

セッションでは、数十人のサイバーエージェントに入社し、上場を経て現在5,000人以上の組織になるまでを見てきた曽山さんに、成長し続けられる人材と組織についてのお話を伺いました。トーク内容は後日Goodpatch Blogでレポートを公開予定なので、どうぞお楽しみに!

また、Goodpatch社員も多数登録している、曽山さんのYouTubeチャンネル「ソヤマン」もぜひチェックしてみてください!

半期に活躍したプレイヤーとチームを讃えるGoodpatch Award

Goodpatchの社員総会で毎回目玉コンテンツとなるのは、半期に活躍したプレイヤーとチームの表彰です。

今回のGoodpatch Awardでは以下の賞を発表。
それぞれの意味を象徴する、実在した船がモチーフとなりました。

  • 1.Most Valuable Knowledge:真珠をとるために使われた「サンブーク船」
  • 2.CEO Award:細い川で重宝されたとされる「ビランダー船」
  • 3.Most Valuable Player:コロンブスが探検で使ったとされる「キャラベル船」
  • 4.Most Valuable Manager:防御力が高かった「キャラック船」
  • 5.Most Valuable Project:人力で漕いで前に進める「ガレー船」
  • 6.Most Valuable Product:優美な大型の遠洋船である「ガレオン船」

また、今回は一部のチーム賞のみエントリー制に挑戦し、エントリーするチームは「自分たちがどのような課題に取り組み、どのように貢献したのか」を言語化し、ナレッジとして社内に発信。エントリーされた内容に、全社員が投票することで、表彰の場を全員で作り上げていきました。

▲半期のMost Valuable Player発表の瞬間

新たな航海でオールを漕ぐ仲間へ

航海の途中の寄港地を表すPort of callをテーマに開催した今回の総会。

200名が参加し、満足度は97%、前回オンラインで開催した時から19%アップ!
開催後は「オフラインの頃を含めても過去最高」「体験のデザインが素晴らしかった」「こだわりが伝わる、素敵な体験ができた」など、ハートに炎が灯った社員からのコメントがたくさん寄せられました。

Goodpatchは次の10周年に向けて、引き続き社員一丸となって冒険を続けます。

共にオールを漕ぎ、Goodpatch号を前に進めてくれる仲間も引き続き探しています。ご興味を持ってくれた方は、ぜひこちらからご連絡ください!