2021年9月1日、Goodpatchは10周年を迎えました!
いつもGoodpatch Blogを読んで感想をシェアしてくれたり、応援してくれる皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。

社内では、10周年をお祝いするプロジェクトを半年以上かけて準備してきました。
代表土屋のnoteでは、プロセス全体を振り返っているのでぜひご覧ください!
グッドパッチ10周年プロジェクトと起業して10年を振り返る

この記事では、9月1日に開催した10周年社員総会のレポートをお届けします。

10周年記念で皆さんからおすすめ曲を募って作成した、9時間ノンストップの「青い曲リスト」を聴きながらどうぞ!

青い想いが花開いたIPOから1年、次のキーワードは群青

Goodpatchは2011年にUIデザインカンパニーとして創業した会社です。
ソフトウェアのUIを起点に、UX、ブランド、戦略、組織までデザインする領域を増やし、可能性を広げて続けてきました。

創業前のサンフランシスコで代表土屋が目にした、スタートアップ黎明期の洗練されたUIの衝撃。日本でも必ずUI/UXが重要になる。その想いを胸に、デザインの重要性を発信し続け、2020年6月にデザイン会社として初のIPOを果たしました。

上場に向かってきた私たちの青い想いは、これからどうなるのか?
アフターIPOにおけるGoodpatchのあり方を探っていた時、土屋が見つけたのが「群青」というキーワードでした。

社員の挑戦や貢献という多様な青い想いが群れになり、新しい色を作っていく。
10周年を機に、一人ひとりの青い想いが芽吹くきっかけを作り、Goodpatchはデザイナーが挑戦できるプラットフォームになっていきたい。

9月1日に開催される総会は、Goodpatchの10周年ムーブメントのスタート地点でした。

「挑戦の後押し」

「それぞれが持つ青い想いを引き出す」

総会プロジェクトチームでは、そんな社員の心に火を灯すようなメッセージを総会の体験の根幹にも据えよう!と考えました。

10周年総会で掲げた “Torchlight” というテーマ

今、Goodpatchで働く社員の心に火を灯すためのテーマとは何か?
総会のクリエイティブを担当するデザイナーたちと何度も話し合いながら、一つのモチーフに辿り着きます。

それが「たいまつの灯り」を意味する Torchlight でした。

この10年、Goodpatchは世界の当たり前を問い直してきた。

デザインの力を証明するという一つの灯に向かって、道を拓き続けてきた。

「UIデザインがビジネスになるの?」
「デザインは自分たちとは関係ない」
「上場なんて無理」

そんな声があっても光が照らす道筋を歩き続け、
デザイン会社初の上場という1つの目標に到達した。

次ここから先の未来は、まだ誰も見たことのない景色。
次の10年を創るのは私たちだ。

あなたの胸の内にある青の炎はどう輝く?
青の炎は世界を照らす燃料となり、人々を前進させていく。
自ら光を灯そう。ここが、スタートラインだ。

Goodpatchメンバーらしさを表す際に、社内でよく用いられるのが「青い炎」という言葉です。青い炎は最も温度が高い炎とも言われるように、一見するとクールなようで、実は熱い想いを秘めているさまを例える時に、よく使われてきました。

私たちにとってのたいまつの光は、きっと赤じゃなくて青。

そんな青い炎からこぼれる光を、社員一人ひとりが持つ意志に例え、強い意志で未来を照らしたプレイヤーやチームを讃えるためのアワードでのグラフィックデザインにも展開されていきました。

運命的なモチーフとの出会いを果たしたアワードのグラフィックデザインについては、後半に続く!

そうして迎えた総会当日

当日は配信とオフラインのハイブリッド型で開催。
オフラインではセルリアンタワーの会場をお借りして、ソーシャルディスタンスを保った座席配置をはじめ、十分な対策をした上での開催となりました。(全席飛沫防止パネルの設置、1m以上離れた座席配置、検温と消毒の徹底、設備による20分に1度の会場換気などなど、親身に対応いただきました!)

配信は前回のオンライン総会でもお世話になった、Designshipの配信も手がける山崎さん。「テレビを見てるようだった」といった社員からの感想もあったほど、クオリティの高い配信を担当してくださいました!

Goodpatchのコーポレートカラーである青に染まったステージ。
オープニングでは土屋が現れ、10年間のGoodpatchの経営を振り返ります。次の10年で私たちが起こしていくムーブメント「BEYOND THE STATUS QUO」という言葉の通り、常識(STATUS QUO)を疑い、デザインの本質的な価値を届け続けてきた土屋。

世界は放っておくと歪んでいく。歪みに気付くだけでは不十分で、歪みを正すために必要なのは勇気と意志」というメッセージが届けられました。

土屋は当日プレスリリースもしたためているので、こちらもぜひご覧ください。

グッドパッチが、創業10周年を迎えました

10年間をたどるヒストリームービー

同時に総会のオープニングを飾ったのは、10年間をたどるヒストリームービー。

動画のディレクションはクリエイティブスタジオのIN FOCUSさんにお願いしました。代表の井口さんは、土屋がインターンしていたサンフランシスコのデザイン会社btrax時代の先輩というご縁もあります。ありがとうございました!

動画で流れる音楽は、GoodpatchのUIデザイナー金渕 によるオリジナル!こちらの曲にはBlue Dawnとタイトルを付けてくれました。「青い夜明け」という意味です。

メンバーから青い火種を受け取るトークセッション

続いてはメインコンテンツのお話です。
過去のGoodpatchの総会では、豪華な外部ゲストをお呼びして、普段聞くことができないようなお話を聞いて視座を高める機会としてきました。

10周年の節目となる今回の総会では、リモートワークが長引き社員同士がお互いを知る機会が減っていることや、未来を担う新たな仲間にスポットライトを当てたいと考え、社員が登壇するトークセッションを5つ企画しました。

登場時の演出にもこだわり、音楽はUIデザイナー金渕が、映像はサービスデザイナー江原が手がけました!

今まさに挑戦をしている人や、青い炎を燃やす人が登壇することで、受け手の心にも火種を宿したい。そんな想いで企画した、5つのセッションがこちら!

Session1. UIデザインこれまでとこれから
Goodpatchの原点であるUIデザインを、ソフトウェアデザイナーやエンジニアが語り合う!
最近話題になったトピックから、UIを作る時の楽しさ、今後求められていくデザイナー像までノンストップのセッションでした。Goodpatch Blogにも公開されるかも!?

Session 2. Gpリベンジャーズ
開発中のサービスがまさかの検索ヒット…会議室でガン泣き…仲間との対立や退職…
人生の先輩たちが振り返る、失敗の乗り越え方とは?
直前まで「しくじり先生」というタイトルでしたが、某漫画にインスパイアされ変更しました!

Session 3.集まれ!越境デザイナー芸人
コンサルファーム、マーケティングに強みを持つ大企業、音楽家、海外での生活。多様な越境を経てGoodpatchで働く人々の「越境マインドの源泉」を探ります。

Session 4.事業作りとデザイナー
デザインストラテジスト、サービスデザイナー、事業責任者。それぞれの観点からビジネスとデザインの衝突の思い出や、「もしあなたがStrapの事業責任者だったら?」という問いが飛び出したセッションでした!

Session 5.未来セッション
CFO 槇島、取締役 松岡、GM 大山、執行役員 柳沢をスピーカーに迎え、代表土屋がモデレーターを務めたトリのセッション。マネジメントメンバーのしくじり話や、Goodpatchに入社してからアップデートされた自分の「当たり前」、未来の会社の妄想まで、最も満足度が高いセッションになりました。

さながらデザインカンファレンスのようなラインナップ。
もっと語り合いたいテーマもたくさんあるので、それはまた次回以降の総会で!

Goodpatchを照らしたプレイヤーを讃えた授賞式

青い炎からこぼれる光 Torchlight というテーマが最も発揮されたのが、FY2021に活躍したプレイヤー、チームを讃えるGoodpatch Awardにおけるグラフィックデザインでした。

限られたメンバーだけが手にすることができる、特別な賞状。

そのグラフィックデザインがこちら!

炎を人の信念に例えると、それは自分でしか灯すことができないもの。自らの信念で行動し、組織やチームを明るく照らしたプレイヤーやチームに贈る賞状だからこそ、光の表現にこだわったそうです。

受賞者たちをピックアップ!

Most Valuable Managerを受賞したのはReDesignerとStrap事業責任者の佐宗。
事業責任者の兼務というチャレンジをして早々に、成長軌道に乗せている点や、自律的で士気が高いチームを作り上げたことなどが理由で選出されました。

Most Valuable Serviceを受賞したのは、ReDesignerグループ。
これまでに中途領域で3,782名、新卒領域では12,481名のデザイナーのキャリアを前進させてきたほか、メンバーそれぞれが担当領域にコミットし、事業をドライブさせたことが評価されました。

受賞コメントを話すキャリアデザイナー 宮本とエンジニア高橋。賞状のきらめき、伝わりますか?

Most Valuable Partnershipを受賞したのは、SUNTORY+チーム。2021年度は世界的なデザインアワードであるiF Design Awardを受賞したりと、長期にわたるプロジェクトでありながら、常に新しい挑戦を続けている点などが評価されました。
写真はUIデザイナー石黒、BXデザイナー石井、エンジニアの藤井。いい表情です!

今回、こだわりの賞状の印刷をお願いしたのは株式会社セントラルプロフィックスさんです。技巧を凝らした印刷物を数多く手がけてきた社内のデザイナーからの紹介でした。

銀色の紙に不透明の白インクで印刷し、きらめきを表現

光の表現方法を探るためにとても親身になってくださり、大変お世話になりました!こだわりの印刷物を作りたい時は、ぜひセントラルプロフィックスさんに相談してみてください。

10周年ムーブメントを盛り上げるアイテム

さらに10周年のためにデザインしたアイテムがこちら!

青い炎の光をモチーフにしたTorchlight仕様のサイダー、うちわ、ネックストラップといったアイテムから、次の10年に向けた私たちの姿勢 BEYOND THE STATUS QUO仕様のフィルムカメラ、マスク、Tシャツまで。

フィルムカメラは BEYOND THE STATUS QUOの日本語訳「現状を問い直す」にかけて、トイカメラと呼んでいます📸 各々が問い直したいものを撮影し、後日フィルムを回収して、シェアし合う予定です!

▶︎サイダー:友枡飲料さん、再生PET素材うちわ:かさマートさん、ネックストラップ:Hot Strapさん、マスク:サインランドさん、Tシャツ:10YCさん

社員の満足度は過去最高の99%

オンライン配信とオフラインのハイブリッド開催となった今回ですが、満足度アンケートの結果は過去最高の99%!

リモートワークになって1.5年ほどが経過し、オンライン配信を総会に取り入れて4回目となりましたが、毎回地道な改善を重ねて満足度のトレンドラインは上がり続けています。

Goodpatchの10周年ムーブメントはまだ続く

以上、10周年社員総会のレポートでした!

10周年のムーブメントはこれで終わりません。今後も様々なコンテンツを公開していく予定なので、ぜひWebサイトもチェックしてみてください。

BEYOND THE STATUS QUO|Goodpatch 10th Anniversary

Credit💙

10th Anniversary Sokai Creative
Aya Nakada / Yuki Kanatani / Chihiro Yasukawa

10th Anniversary Sokai Planning, Coordination, and Staff
Yuki Gondaira / Kaori Sugimoto / Arima Yamagishi / Misaki Miyamoto / Yoko Takano / Ikumi Tochio / Keita Saito / Tomoki Sato / Koyuki Shioda / Satoshi Otake / Kana Morioka / Nodoka Ukai / Ayu Inose / Yuka Sekiguchi

Beyond the Status Quo Movement Organization & Creative
Kai Qin / Mio Ishiguro / Sarasa Yonenaga

Beyond the Status Quo Movement Tois
Kai Qin / Mio Ishiguro / Takumi Minemura / Umi Arisue / Honoka Hirao / Kei Higashi / Peiyuan Yang / Ryota Sekine / Eiichiro Takagi

Music & Movie Production
Ryota Kanabuchi / Mika Ehara

10th Anniversary Website
Masaki Osumi / Nari Shin / Koji Uegaki / Mifuyu Tanabe

Special thanks
Takumi Yamaki / Kuniaki Demura

…and you!

次の10年、一緒にデザインの力を証明する仲間も絶賛募集中です!

https://goodpatch.com/careers