定期的なインプット=発想のタネ!休日に行きたいアート、デザイン、テクノロジーのおすすめイベント12選
定期的なインプットは、仕事に活かせるアイデアを得るためにも非常に重要です。
そして休日は、インプットのために活用できる貴重な時間!しかし、具体的にどんなことをすればいいのか、迷ってしまうことはありませんか。
今回は、今週末から足を運ぶことができるおすすめのイベント情報をご紹介します。
個人の表現を極めたアート作品や、生活と密接に結びつく優れたデザイン、最先端のテクノロジーに触れて、インスピレーションをもらってみましょう。
目次
アート
谷川俊太郎 展
「二十億光年の孤独」というデビュー作にはじまり、マザー・グースの詩の翻訳や、様々な詩を生み出し続けている谷川俊太郎氏。彼の名前を、国語の教科書で目にしたことがある人も多いはずです。
谷川氏の詩は幅広い世代に知名度があり、子供のための詩や、絵本も多数出版しています。
老若男女関係なく、親しまれている理由は、わかりやすい言葉で抽象的な事象を伝えるところにあるのではないでしょうか。
本展示では、詩という個人的な空間に閉じてしまいがちなものを、誰かと体験できるような工夫がされているようです。
展示の始まりには、Corneliusとして活動する小山田圭吾氏の音楽と、tha ltd.代表 インターフェイスデザイナー中村勇吾氏の映像によって構成された詩の空間が広がります。
言葉を目で追うだけではない、五感を生かした新しい詩の体験を味わってみてはいかがでしょうか。
会場・アクセス
東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティ アートギャラリー
京王新線「初台」駅 東口より徒歩5分
[map]東京都新宿区西新宿3-20-2[/map]
会期
2018年1月13日(土)〜3月25日(日)
開館時間
11:00〜19:00
休館日
月曜日、2月11日(日)
観覧料
- 一般 ¥1100
- 大学・高校生 ¥800
- 中学生以下無料
現代美術に魅せられて-原俊夫による原美術館コレクション展
(画像は TOKYO ART BEAT より)
原美術館の創立者である原 俊夫氏が手がける本展示は、原美術館の所蔵する約1000点のコレクションからキュレーションした作品を展示します。
1979年の開館以来、現代美術を中心に、絵画やインスタレーション作品など、様々な展示を開催してきた原美術館。
私邸を改築して出来上がった原美術館の歴史と、創立者の想いを想像しながら、選び抜かれた現代美術に囲まれてみましょう。
会場・アクセス
東京都品川区北品川4-7-25
JR「品川」駅 高輪口より徒歩15分/タクシー5分
[map]東京都品川区北品川4-7-25[/map]
会期
2018年1月6日(土)〜 6月3日(日)
前期: 1月6日(土)〜3月11日(日 )/ 後期: 3月21日(水・祝)〜6月3日(日)
開館時間
11:00〜17:00
休館日
月曜日、2月13日(火)、3月12日(月)〜20日(火)、5月1日(火)
観覧料
- 一般 ¥1100
- 大学・高校生 ¥700
- 中学・小学生 ¥500
- 学期中の土曜日は小中高生の入館無料
FLOWERS by NAKED 2018
プロジェクションマッピングやインスタレーションの手法を用いて、人々を巻きこみ魅了する体験を届けるNAKEDが、新しいお花見を提案します。
本展示では、「都会で見つけた秘密の庭園」をコンセプトに、生花とプリザーブドフラワー、 プロジェクションマッピング、オブジェなどを構築。
香りの仕掛けなども行い、五感をフル活用する華やかな展示となっています。
美しいものを鑑賞する受動的な体験から、来場者が空間に立つことで初めて完成するような能動的な展示への変遷を感じ取ることができそうです。
会期は1月からなので、どこよりも早くお花見を先取りしたい人にもおすすめの展示です。
会場・アクセス
東京都中央区日本橋室町2-2-1 COREDO室町1 5F
銀座線・半蔵門線「三越前」駅 A6出口より直結
[map]東京都中央区日本橋室町2-2-1[/map]
会期
2018年1月23日(火)~2月26日(月)
開館時間
10:00〜20:00
休館日
会期中無休
観覧料
- 大人 ¥1,400
- 小中学生 ¥900
- 未就学児は入場無料
呑むアート展
「アート」とは、鑑賞するだけの存在なのでしょうか?インテリアやパッケージに「デザイン」という言葉がつくことはあれど、アートがつくことは多くはありませんね。
しかし、アートが生活とはかけ離れた非日常的なもの、という私たちの思い込みにメスを入れるのが、呑むアート展のコンセプトなのです。
本展示では、ミラノサローネなどに出展し、世界的に高い評価を受ける陶芸家の古賀 崇洋氏の作品で、実際にお酒を呑むことができます。文字通り、体験型の展示です。
アートに対して敷居が高いイメージを持ち、鑑賞の仕方がわからないという人に特におすすめです。
これを機に、アートとの距離を縮められるかもしれません。
会場・アクセス
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 52F Cafe THE SUN
日比谷線「六本木」駅 1C出口より直結
[map]東京都港区六本木6-10-1[/map]
会期
2018年1月13日(土)〜14日(日)
開館時間
11:00〜22:00
価格
- ドリンク ¥1000〜
デザイン
マリメッコ・スピリッツ
「北欧 デザイン」と聞くと、マリメッコをイメージする人は多いのではないでしょうか?世界中でファンを多く抱え、不動の地位を築き上げてきたマリメッコ。
本展示では、マリメッコの中心的なデザイナー3名の作品、インタビュー映像などを展示。それぞれの個性を活かしながらも、マリメッコらしさを支える表現の根源にあるものは何なのかに迫る内容です。
ブランドのデザイナーの創作物が展示される機会は珍しいと思うので、マリメッコファンはもちろん、コーポレートデザインそのものに興味がある人は是非足を運んでみてください。
会場・アクセス
東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F/B1
地下鉄「銀座」駅より徒歩5分
[map]東京都中央区銀座7-7-2[/map]
会期
2017年11月15日(水)~2018年1月13日(土)
開館時間
11:00〜19:00
休館日
日・祝
観覧料
無料
資生堂のデザイン-新しい価値づくりへの挑戦-
資生堂のデザインは、常に顧客と向き合い、時代とともに変化してきました。企業に「らしさ」というイメージができてくる頃に、あえて「反・らしさ」という形でデザインの挑戦を続けてきたのです。
資生堂企業資料館は、資生堂がこれまでに手がけてきた商品パッケージから、雑誌広告やポスターなど、日本を代表する化粧品メーカーの変遷に触れることができます。
都内からであれば、新幹線で1時間半で到着するので、休日の日帰りプランとしていかがでしょうか?
会場・アクセス
静岡県掛川市下俣751-1
JR「掛川」駅南口よりタクシーで5分、徒歩25分
[map]静岡県掛川市下俣751-1[/map]
会期
2018年1月5日(金)〜7月1日(日)
開館時間
10:00〜17:00
休館日
毎週月曜日、8月中旬、年末年始
観覧料
無料
JIDAデザインミュージアムセレクションvol.19
プロダクトデザインを研究、記録し、展覧会を開催する活動を行なっているデザインミュージアム委員会。
本展示は、「美しく豊かな生活をめざして」というテーマをもとに集められたプロダクトをご紹介します。セレクトする観点は、エコ、ユニバーサルデザイン、ヘルシーなど様々。
自動車から文房具、最新ガジェットまで、いつもよりちょっと良い生活を実現してくれるようなプロダクトを観てみませんか?
会場・アクセス
東京都港区六本木5-17-1 AXISビル4F
地下鉄「六本木」駅より徒歩8分
[map]東京都港区六本木5-17-1[/map]
会期
2018年1月18日(木)〜1月21日(日)
開館時間
10:00〜18:00
休館日
1月19日(金)午後は催事の為休館
観覧料
無料
無印良品のお正月広告ポスター展
本展示は、無印良品と、日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)が共催し、今年の干支の「戌」をモチーフとしたポスターを全国の学生から公募したことから生まれました。
会期中、無印良品の店頭には、公募に寄せられた学生たちのポスターが展示されます。
デザインを学ぶ学生たちの発想力とパワーをもらいつつ、無印良品のデザインとは何なのか、トンマナが見えてくるような企画となっているのではないでしょうか。
会場・アクセス
東京都千代田区丸の内3-8-3 インフォス有楽町 1〜3F
JR山手線・京浜東北線「有楽町」駅 京橋口よりすぐ
東京メトロ有楽町線「有楽町」駅 D9出口分よりすぐ
[map]東京都千代田区丸の内3-8-3[/map]
会期
2018年1月26日(金)〜2018年4月15日(日)
開館時間
10:00〜21:00
休館日
不定期
観覧料
無料
ギフト デザインの贈りもの展 永井敬二コレクション
インテリアは、日用品として私たちと密接な関わりがあるものです。そんなインテリアのデザインは、どのような視点が大切になってくるのでしょうか。
本展示に名前を連ねるのは、インテリアデザイナーであり、椅子コレクターとしても知られる永井 敬二氏。氏が50年の間に集めてきたプロダクトのコレクションの中から、「ギフト」をテーマにピックアップしています。
デザインに大切な視点・考え方と、ギフトとの関連性に思いを馳せながら、家具や書籍、電化製品など様々なプロダクトを眺めてみてください。
あなたなりの「デザイン」の定義が見つかるかもしれません。
会場・アクセス
東京都千代田区丸の内3-8-3 インフォス有楽町 1〜3F
JR山手線・京浜東北線「有楽町」駅 京橋口よりすぐ
東京メトロ有楽町線「有楽町」駅 D9出口分よりすぐ
[map]東京都千代田区丸の内3-8-3[/map]
会期
2018年1月26日(金)〜2018年4月15日(日)
開館時間
10:00〜21:00
休館日
不定期
観覧料
無料
テクノロジー
VR-アトラクション型プラネタリウム メガスター・ジャーニー
季節に合わせたイベントや、様々な催しを行なっている東京タワーに、プラネタリウムが登場しました。
しかし、本展示は従来のプラネタリウムとは全く違う、新しい体験を提供しています。
来場者がVRゴーグルをつけると、ストーリーが始まるのです。時空エレベーターに乗って宇宙へワープしたり、月を散歩するような体験を楽しむことができます。
新体感VRアトラクションとして、夢が広がる新しい技術を体感してみたいですね!
会場・アクセス
東京都港区芝公園4-2-8 東京タワーフットタウンB1F 東京タワーホール
都営大江戸線「赤羽橋」駅より徒歩5分
[map]東京都港区芝公園4-2-8[/map]
会期
2018年1月27日(土)~4月9日(月)
開館時間
10:00〜21:00
観覧料
- ¥1800
別れの物語展 FINAL FANTASY 30th ANNIVERSARY EXHIBITION
多くの人に親しまれ、愛されてきたゲーム、ファイナルファンタジーシリーズ。その30周年を記念して、展示開催の運びとなりました。
ファイナルファンタジーの世界で描かれる大きなテーマは「別れ」です。それは、出会いや絆が生まれる一方で、別れを乗り越えなくてはならない私たちの人生を象徴しているようです。
本展示では、全シリーズを通して愛されてきた世界観と音楽に没入するために、最新の音声ARシステムを導入。展示物の前に立つことで、ヘッドフォンから音楽やキャラクターボイスが流れるといった体験が実現されました。
本シリーズのファンにとっては必見の本展示ですが、ゲームにおける体験設計を学ぶことで、ヒット作品の要因を分析することもできそうですね。
会場・アクセス
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階、53階
東京メトロ日比谷線 六本木駅 1C出口より直結
都営地下鉄大江戸線 「六本木駅」3出口より徒歩4分
[map]東京都港区六本木6-10-1[/map]
会期
2018年1月22日(月)~2月28日(水)
開館時間
10:00〜21:00
観覧料
- ¥2500(観覧券のみ)
- ¥4000(グッズ付き観覧券)
Global game Jam 2018
Global Game jamとは、「週末に世界各地の会場で、ゲームを作ろう」というコンセプトのもと、ゲームを開発するハッカソンです。全世界のゲーム、テクノロジーを愛する人たちが、同じタイミングで一斉にゲームを開発します。2017年のGlobal Game jamでは、日本全国26箇所の会場に600名以上の開発者が集まり、技術を競いました。
毎年参加しているという社内のデザイナーによると、美術・プログラミングのスキルを磨きたい人に特におすすめなのだそうです。
様々な技術に触れられるだけではなく、アウトプットもできる機会なので、興味がある人はエントリーしてみては?(日本会場の一覧・参加登録ページはこちら)
会場
全国各地の各会場で開催されます。公式サイトを参照ください。
会期
2018年1月26日(金)〜1月28日(日)
休日に訪れたくなるイベントは見つかりましたか?
体験型の展示が多いことが印象的でしたね。展覧会の意義が、ただ鑑賞する時間から、友人や恋人、家族と楽しんで体験するものに変化し始めているような印象を受けました。
仕事で優れたアウトプットを出すためにも、定期的で幅広いインプットを心がけたいですね。
もっとインプットしたいという方には、以下のまとめもおすすめです。