新しい視点をインストールできる、デザイン・アート・テクノロジーのおすすめイベント【2018年2月〜3月】
2018年も1ヶ月が過ぎ、新しいイベントが始まりつつありますね。当ブログでは、休日におすすめの過ごし方として、様々なイベントや本のご紹介をしています(記事一覧はこちら)。
今回もデザイン、アート、テクノロジーのジャンルで、おすすめのイベントをピックアップしました。
以下の記事では、2018年1月〜2月に開催のイベントをまとめているので、こちらもチェックしてみてください!
目次
デザイン
クリエイター100人からの年賀状
画像は公式サイトより
あらゆるもののデジタル化が進んでいる最近ですが、みなさん年賀状は書いていますか?
本展示は2005年の開催以来、パッケージやグラフィック、ブランディングなどを手がけるデザイナーやアートディレクターたちの年賀状を展示しています。一枚の紙で、デザイナー達はどのように想いを届けているのか覗いてみてはいかがでしょう。
展示を開催している株式会社竹尾は、日本における紙の専門商社です。デザインに関わりのある人たちは、「紙といったら竹尾」という認識が強いのではないでしょうか?実際に紙とは、デザインの効果を高めてユーザーに届けるための重要なタッチポイントとなります。展示内容もさることながら、紙とじっくり向き合えるような空間のデザインも含めて、本展示を楽しんでみてください。
会場・アクセス
東京都千代田区神田錦町3-18-3
東京メトロ半蔵門線、都営三田線・都営新宿線「神保町」駅 A9出口より徒歩8分
[map]東京都千代田区神田錦町3-18-3[/map]
会期
2018年1月26日(金)〜3月2日(金)
開館時間
10:00〜19:00
休館日
土日祝
観覧料
無料
thinking tools. プロセスとしてのデザイン―モダンデザインのペンの誕生
ドイツ生まれの「LAMY」は筆記具のブランド。シンプルな外見と優れた機能から、ドイツらしい機能美を持つプロダクトとして世界中で愛用されています。
本展示は、歴代のプロダクトを並べるといった内容ではありません。ひとつのプロダクトが開発されるまでの「プロセス」に焦点を当て、プロトタイプなどを展示します。完成までのプロセスを知ることで、開発の現場に立ち会っているかのような体験をできそうです。プロダクトデザインの展示で、プロセスにテーマを置くものは珍しいかもしれませんが、その分新しい視点をインプットできる機会になると言えますね。
LAMYの代表的なプロダクトが生まれるまでの流れや、LAMY notoを手がけたプロダクトデザイナーの深澤直人氏独自の戦略なども紹介されるそうです。以前こちらの記事でも紹介しましたが、誕生に至ったきっかけや、プロセスは是非理解しておきたいですね。
会場・アクセス
東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン内
都営大江戸線、東京メトロ日比谷線「六本木」駅より徒歩5分
千代田線「乃木坂」駅より徒歩5分
[map]東京都港区赤坂9-7-6[/map]
会期
2018年3月3日(土)〜2018年4月8日(日)
開館時間
10:00〜19:00
休館日
火曜日、年末年始、展示替え期間
観覧料
- 一般¥1100
- 大学生¥800
- 高校生¥500
- 中学生以下無料
地域×デザイン 2018 -まちとまちをつなぐプロジェクト-
画像は公式サイトより
テーマは地域×デザイン。この企画展では、デザインを問題解決の手段として捉え、地域それぞれの問題を解決に導くためのプロジェクトや、地域にひそむ潜在的な素晴らしさを伝えるようなプロジェクトを紹介してきました。2016年の開催から3回目となる今回は、さらに具体的なアクションを地域で起こすことを目的にしています。「働く」「つなぐ」といったテーマのもと、デザイナーが導き出した答えをプロジェクトの概要から知ることができます。
展示で紹介されるプロジェクトは、どれもとてもユニーク。一部を抜粋します。
- コミュニケーションツール「ウマジン」(青森県十和田市)
- 産地特化型のデザイン事務所「TSUGI」(福井県鯖江市)
- 職人に弟子入りできる宿「BED AND CRAFT」(富山県南砺市)
- 生産者支援プラットフォーム 「SEND」(全国地域)
- 移動スーパー「とくし丸」(全国地域)
- 伝統茶「tabel」(全国地域)
グッドデザイン賞を受賞したプロジェクトなどもあるようなので、デザインを使ってプロジェクトを推進する全てのデザイナーにおすすめです。デザイナーの思考や視点は、地域をどのように前進させるのか?是非確かめてみましょう。
会場・アクセス
東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F
都営大江戸線「六本木」駅 8番出口より直結
千代田線「乃木坂」駅 3番出口より徒歩5分
[map]東京都港区赤坂9-7-1[/map]
会期
2018年2月23日(金)〜3月11日(日)
開館時間
11:00〜19:00
休館日
会期中無休
観覧料
無料
NIPPON VISION MARKET 森正洋の平形めし茶碗
画像はD&DEPARTMENT公式サイトより
陶磁器のデザイナーとして、お茶碗やカップ&ソーサー、醤油差しなどを生み出し続けた森正洋氏。本展示では、使い人の生活に溶け込むようなデザインが評価され、グッドデザイン賞などを受賞してきた「平形めし茶碗」が100種類以上揃います。少し大きめの直径と、用途を限らないために浅めにデザインされた器からは、常にユーザーと向き合うデザイナーの仕事がどんなものなのかが伝わってくるはずです。ギフトを探している人にもおすすめですよ。
会場・アクセス
東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ8階 d47 design travel store
東急東横線・田園都市線、東京メトロ半蔵門線・副都心線「渋谷」駅 15番出口より直結
[map]東京都渋谷区渋谷2-21-1[/map]
会期
2016年1月29日(金)〜2016年2月29日(月)
開館時間
11:00〜20:00
※最終日は17:00まで
観覧料
無料
アート
レアンドロ・エルリッヒ – Cosmic & Domestic
画像は公式サイトより
2018年のアートシーンでは、レアンドロ・エルリッヒの活躍が続きます。4月まで森美術館で開催している「見ることのリアル」では、体験型のインスタレーションを展示。鑑賞者が作品に入り込んで写真撮影、ソーシャルシェアができることが話題を呼び、来場者数は20万人を突破するなど、人気を博していますね。
本展示は、大がかりな作品が並ぶものとはうって変わり、「乾燥機」や「エレベーター」といった身近な題材をモチーフに、新作を含む作品が展示されます。一味違う角度から、レアンドロ・エルリッヒの世界を体験してみませんか。
「見ることのリアル」は、以前こちらの記事で紹介しています。2018年のイベントをまとめているので、本記事と合わせてチェックしてみてください。
会場・アクセス
東京都渋谷区猿楽町29-18 ヒルサイドテラス A棟
東急東横線「代官山」駅より徒歩5分
[map]東京都渋谷区猿楽町29-18[/map]
会期
2018年1月19日(金)〜2月25日(日)
開館時間
11:00〜19:00
休館日
月曜
観覧料
無料
におい展
インプットでは視覚を最もよく使うと考えがちですが、本展示は嗅覚を使うことに焦点を当てています。香水の素となる「アンバー」など、うっとりするような美しいにおいから、あまり嬉しくないようなにおいまで、嗅覚を刺激する展示内容になっています。展示物を実際に嗅いでみるという体験型のイベントなので、誰と訪れても盛り上がりそうですね。
会場・アクセス
東京都豊島区南池袋1-28-2 池袋PARCO 本館7F 特設会場
JR「池袋」駅より徒歩1分
[map]東京都豊島区南池袋1-28-2[/map]
会期
2018年1月12日(金)〜2月25日(日)
開館時間
10:00〜21:00
観覧料
- 前売り ¥700
- 当日 ¥800
SNOOPY FANTARATION
スヌーピーという世界的に有名なキャラクターを、新しい角度で紹介する展示が3月に開催されます。今まで開催されてきた展示とは趣を変え、サイエンスアート×スヌーピーの世界が体感できる内容となっているようです。展示に協力している愛知工業大学からは、スヌーピーのダンスロボットが展示され、日本のフィギュア作家によって制作されたスヌーピーも並ぶとのこと。
展示に寄せたオリジナルグッズも販売されるので、ファンはもちろん、サイエンスアートの領域に注目している人にも新鮮かもしれません。ぜひチェックしてみてください。
会場・アクセス
東京都中央区銀座3-6-1 松屋銀座 8階イベントスクエア
東京メトロ銀座線、丸ノ内線、日比谷線「銀座」駅 A12番出口より直結
[map]東京都中央区銀座3-6-1[/map]
会期
2018年3月1日(木)~3月19日(月)
開館時間
10:00〜20:00
観覧料
- 一般:1,000円
- 高校生:700円
- 中学生:500円
- 小学生:300円
長嶋りかこ個展 産び(むすび)
画像はclinic公式Facebookページより
アートディレクターとして、ラフォーレ原宿やファッションブランド、数々のアーティストのブランディングから幅広いデザインまで手がける長嶋りかこ氏による個展が開催されます。展示会場となる三軒茶屋の「clinic」は旧診療所跡を改装して作られており、長嶋氏が個人で活動するプロジェクト「Human_Nature」がこの空間に合わせて再構成されます。平日は休館日ですが、土日などの休日に、作品を自分なりに考察するアウトプットをしてみてはいかがでしょうか?
会場・アクセス
東京都世田谷区三軒茶屋1-33-18
[map]東京都世田谷区三軒茶屋1-33-18[/map]
会期
2018年2月4日(日)〜2月25日(日)
開館時間
10:00〜20:00
休館日
月・火・水
観覧料
無料
テクノロジー
ジャパンアミューズメントエキスポ 2018
画像は公式サイトより
ゲームセンターや遊園地など、エンターテイメントを支える様々な技術が結集するジャパンアミューズメントエキスポ。会場では最新のゲームマシンを体験することができ、VR技術でリアルな体験を可能にするマシンなどもお披露目されるようです。国内から41社、海外から1社が出展する本展示で、最新のテクノロジーに触れてみましょう。
会場・アクセス
千葉市美浜区中瀬2-1 幕張メッセ国際展示場 展示ホール1~8
JR京葉線「海浜幕張」駅より徒歩5分
[map]千葉市美浜区中瀬2-1[/map]
会期
2018年2月9日(金)~2月11日(日)
※初日はビジネス入場券を持った方のみ
開館時間
10:00〜18:00
※最終日は17:00まで
観覧料
- ビジネス入場券をお持ちの方:無料
- 一般当日 ¥2000、前売り¥1500