2018年11月5日、Goodpatchでは2019年卒のUXデザイナー、UIデザイナー、エンジニアの内定者を迎えて内定式を行いました。

Goodpatchが新卒を一括採用するのは、今年で4度目。年々採用する新卒の人数も増え、今年は過去最多となる10名を採用。迎え入れる人数に合わせて、企画も磨いていく必要がありました。

今回はインターナルコミュニケーションやピープルエクスペリエンス(社内広報)を担当する私が、本イベント運営においてどのような工夫を取り入れたかをご紹介できればと思います。当日撮影した写真や、内定者からいただいた感想も載せていますので、ぜひ当日の様子を思い浮かべながら読んでみてください!

内定式のエクスペリエンスデザイン

まずは、Goodpatchでなぜ内定式を行なっているのかをご紹介できればと思います。

新卒を採用している多くの企業が行なっている内定式ですが、実は内定式を当たり前に行なっているのは日本だけなのです。通常であればどのようなコンテンツを用意するか(HOW)から考えることが多いと思います。ですが、今回はGoodpatchの内定式。私たちが大切にしているValueの一つでもある「Inspire with Why(Whyが人を動かす)」に基づき、「なぜ内定式をするのか」というWhyの部分から考えました。

はじめに頭に思い浮かんだのは、代表土屋が私たち新卒の前でいつも口にしている「同期の大切さ」と「新卒が会社のカルチャーのつくり手になる」ということ。
どうしたら新卒がお互いを尊重しながら、会社のカルチャーのつくり手になれるかと考えて辿り着いたのは、「お互いを知る」という目的です。この「お互い」には3つの意味を込めています。

内定者同士

最も重要なのは、内定者同士のチームビルディング。入社後の研修期間が比較的他社と比べて短くOJT中心のGoodpatch。入社後はなかなか同期で一緒に共創する機会はありません。そのため、早めに内定者同士のチームビルディングを済ませ、お互いのことを少しでも理解した上で入社後に支えあい、全力を発揮してほしいという想いを込めました。

内定者と会社

人に大切にしていることがあるように、会社にも大切にしていることがあります。今回の企画では、Goodpatchの大切にしていることについて理解できる時間を設けました。会社のことを知ってもらうことで、4月から入社することがますます楽しみになってほしいという想いがあったからです。

内定者と社員

会社のカルチャーをつくるのは、在籍している社員です。会社を理解するためには、社員への理解も欠かせません。今回は実際に現場で活躍しているメンバーがどのような働き方をしているかを理解する機会も設けました。入社後に目指したくなるようなロールモデルを知ることで、残りの学生生活をモチベーション高く過ごしてもらいたいという想いを込めました。

当日レポート

「お互いを知る」という目的をどうやったら実現できるかを考え、企画したコンテンツの詳細を、当日の様子とともにご紹介します!

オリジナルの内定証授与

内定証の授与式は、毎月恒例の全社会冒頭15分を使って行いました。

内定者の皆さんは年齢もバラバラで、個性も色とりどり。まずは一人ひとりのキャラクターが社員に伝わるように、短めの挨拶を行いました。Goodpatchでは内定者インターンの採用を活発に行なっているため、10人中8人はすでに社員と働いたことのある人でしたが、改めて自己紹介をして知ってもらうということは重要だと思いました。

自己紹介の後は、いよいよ代表土屋から各内定者へ内定証を授与しました。

今回の内定証は、今期から新しくコーポレートデザイナーの役割に就いたデザイナーが作成したもの。昨年度の見開き表紙の内定書から、額縁に入れて飾りやすい一枚のデザインへアップデート。タイポグラフィー中心で清潔感を維持しながら、 Goodpatchらしさを表現するためにコーポレートカラーであるサンフランシスコブルーを裏一面に使っています。

内定者も嬉しそうにGoodpatchロゴの前で、内定証を掲げて写真を撮っていました。

会社のつくり手とランチタイム

全社会の後には、社員と交流ができるカジュアルなランチ会を実施しました。同席したのはCEO、マネジメントメンバー、マネージャーとデザイナー教育を行うシニアデザイナーなど会社のつくり手である豪華メンバーです。
また、食事中には社員たちの自己紹介もありました。社員が用意した個性あふれる自己紹介スライドに内定者も興味津々。内定者と社員がお互いを知り、入社後も話しかけやすい関係を築く良い機会となりました。

お互いを知るワークショップ

ランチの後には、3時間かけてワークショップを行いました。ここでのテーマももちろん「お互いを知る」ことです。内定者それぞれがどのようなワークを行なったのかをご紹介します。

内定者同士を知るワーク

まずは内定者同士がお互いを理解できるように、自己紹介シートを使ったアイスブレイクを行いました。

「集団での役割」、Wind&Anchorに習った「得意なこと」と「苦手なこと」、さらに日常の中で各々がもつちょっとした「こだわり」をシートに記入しました。

またお互いの自己紹介を聞く際には、「発表者を漢字一文字で表すとしたら…」を考えてポストイットに漢字一文字で表現しました。相手の個性を聴きながら、その人のイメージを漢字一文字で表現するというワークはなかなか難しかったようですが、もらった漢字をみんな嬉しそうに眺めていました。

入社後にも、相手がどんなことが得意で、どんな部分にこだわりを持っているということを思い出しながら一緒に働けると、より効果的なチームワークができそうですよね。

会社と自分を知るワーク

お互いの個性やこだわりを知った後には、会社を理解するためのワークを実施。Goodpatchがこの夏に策定したばかりの5 Valuesを新卒としていち早く体現するために、それぞれのバリューの意味を代表土屋の口から直接話してもらいました。

ここでも、ただ聞くのではなく、5つのバリューに対して共感したフレーズには下線を、共感した理由をポストイットに記載しました。

全員が書いたポストイットをホワイトボードに張り出し、「会社と共通する自分の価値観」と「お互いに共通する共感ポイント」をシェアしました。

自分の言葉でなぜ共感したのかを表現したこのワークを思い出せば、入社後もいち早く5 Valuesを体現して、カルチャーの作り手になれそうですね。

社員と自分を知るワーク

最後に、実際に活躍する社員と交流できる座談会を行いました。全社総会でMVPを受賞したUXデザイナー、UIデザイナー、エンジニアのメンバーが普段どのように働き、どんなことを考えているのかを知れる場は貴重なので、みんな身を乗り出しながら話を聞いていました。

活躍中のメンバーの普段の役割やそれぞれのこだわり、キャリアプランを聞くことで、内定者のみんなも相当モチベートされた様子。質疑応答では「最もやりがいを感じる瞬間」「チームで働く中で気をつけていること」「キャリアパスの変更について」など業務に直結するような質問から、「休日の過ごし方」などプライベートのことまで幅広い内容の質問があげられました。

話を聞いた後には、それぞれが想い描く「入社後の個人ビジョン」を一言で書きました!

先輩の話を聴きながら思い描いた自分の将来像を、入社後も意識しながら働けるといいですね。

一日を通して構築できた「内定者の結束」

1日を通して、内定者は「お互いを知る」という目的を果たせた1日となりました。

最後には内定者みんなで飲みに行って、お互いのことをさらに理解する時間も設けられたようです。1日の終わりには「同期最高」「まだまだ話し足りない」という内容のツイートをする内定者もいたほど。

Play as a team 最高のチームのつくり手になる

偉大なプロダクトは、偉大なチームから生まれます。

これはGoodpatchの社員が大切にしているバリューでもあります。
入社後も新卒全員が最高のチームの作り手となり、会社をより成長させてくれることを今からとても楽しみにしています。

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