とうとう2018年も残りわずかですね。皆さんの今年はどんな一年でしたでしょうか?

さて今月もGoodpatchで話題になった新サービスやプロダクト、イベントなどをご紹介いたします。今年一年を含め、過去のまとめはこちらをご覧ください。

イベント

もしかする未来 工学×デザイン

https://www.iis.u-tokyo.ac.jp/event/moshikasuru/

東京・六本木の国立新美術館で、英国ロンドンにある芸術大学、RCA(ロイヤル・カレッジ・オブ・アート)と東京大学生産技術研究所(IIS)が協同するデザインラボ、「RCA-IIS Tokyo Design Lab」による「もしかする未来 工学×デザイン」が開催されました。
本展では3Dプリンターによって作られた様々な形や質感を手にとって触ってみたり、細胞を組み立て、内臓や人工筋肉を構築する取り組みなどがプロトタイプとして紹介されていました。RCAが持つ世界最高峰のデザインエンジニアリングノウハウと、国内最大規模の研究室を抱えるIISの最先端テクノロジーを掛け合わせたアイデアを今後も楽しみにしていきましょう!

Designship

https://design-ship.jp/

12月1日(土)から12月2日(日)の2日間に渡って、国内最大級のデザインカンファレンスDesignshipが開催されました。充実のセッションはTwitterでの反響も多く、ハッシュタグの「#Designship2018」は日本のトレンド3位を記録したそうです。デザインがテーマのイベントがここまで注目されたことこそ、デザイン業界の前進を象徴しているのではないでしょうか。
Goodpatchからはキャリアデザイナーの佐宗が100人のデザイナーと話してわかったこと」というタイトルで登壇したほか、スポンサーとしてブース出展しました。公募スピーカーとして登壇したクリエイティブディレクターの難波による「ロンドン歴18年の日本人が学んだ欧米のデジタルデザイン」などもTwitterモーメントでぜひご覧ください!

プロダクト

Go Pro7

https://shop.gopro.com/APAC/cameras/hero7-black/CHDHX-701-master.html

小型で軽量、そして防水対応なのでアクティビティーや旅行でも大人気のアクションカメラGoProから「Gopro Hero7」が発表されました。HERO6からは手ブレ補正が強化されたり、ライブストリーミングが出来るようになったなど新しい新機能がかなりアップデートされました。
GoPro Hero7は 動画&写真 が一段とキレイになったので、一眼レフやビデオカメラの代わりに使われる方も増えてくるのではないでしょうか?

アプリ

MIYAMOTO

https://itunes.apple.com/jp/app/miyamoto/id1440364681?mt=8

MIYAMOTOとはミニチュアのボードを舞台にしたシングルプレイ用のカードゲーム。iOSアプリのみ配信されています。侍が登場する和風の世界観、全く説明なしでも遊べるシンプルさがありつつ、ランダムに配られたデッキから自分なりの戦術でAIの欠陥を突いて敵を倒す点も特徴です。
美しすぎるほどのグラフィックや、現実でボードゲームをプレイしているかのような演出やアニメーションはインターネット上でも話題になっていましたね!ゲームの体験は日々進化しているので、新しいUIに触れてみたい方はぜひプレイしてみてください。ボードゲーム好きや戦術ゲーム好きの方にもお勧めです。

Sblack

https://www.sblack.online/

まさにウルトラライト!
軽量・高速かつmacOS Mojave から新機能のダークモードにも対応しているサードパーティ製のMac用Slackクライアント「Sblack」が発表されました。その名の通りmacOS Mojaveで登場したダークモード風のUIに切り替えることができます。
Slack公式のデスクトップアプリは現在Mac/Windows/Linuxに対応するためElectronで開発されていますが、SblackはSafariのWeb ViewとSwiftでmacOSのネイティブアプリとして開発されているため公式クライアントより軽量かつ高速に動作します。

技術

EdgeがChromiumベースへの転換を発表

米Microsoftは12月6日 (現地時間)、現在Windows 10のデフォルト・ブラウザである「Microsoft Edge」の開発にオープンソースプロジェクト「Chromium」を採用する計画を発表しました。
これにより、ウェブ開発者の負担が軽減されるとともに、Windowsのブラウザエンジンを開発していた人たちが、Chromiumに貢献することになるためさらなる互換性の発展が見込まれます。
またChromiumと互換性のあるプラットフォームになるため、macOSでedgeを使用することができるようにもなるらしく、macOSの利用率が高いWeb開発者に寄り添う道を選択したのかもしれません。
2019年の早い時期にプレビュー版をリリースする予定だそうなので、今後の発表にも注目です。

サービス

文喫

http://bunkitsu.jp/

本を選ぶための時間と場所を提供する入場料のある本屋「文喫」が六本木に12月11日オープンしました。
オンラインで簡単に本が手に入る中、あえてオフラインの場で思う存分に本の世界に浸かり、新しい物語との出会いもあるかもしれません。
ひとりで本と向き合うための閲覧室や、複数人で利用可能な研究室、打ち合わせや食事を楽しむ小喫茶室なども併設されており、Goodpatchでも「チームメンバーで行ってみよう!」と話題を生みました。ぜひ年末などゆっくり一年を振り返りたい時に訪れて、本との新たな出会いを味わってみてはいかがでしょうか?

Spotify Design

https://spotify.design/

月額制音楽ストリーミング配信サービスのSpotifyが、音楽好きな方々、デザイナー、リサーチャー向けにメディアをローンチ。Spotifyは2008年にベータ版をローンチし、約10年間でサービスの体験そしてビジュアルを変化し続けてきました。
そのナレッジを活用し、UXのケーススタディやSpotifyのデザインメソッドそしてSpotify主催のデザインイベントについて発信しています。今後は自社メディアを通してサービス開発の裏側や価値観をユーザーに届け、ファンを獲得していく方法も増えてくるかもしれませんね。

Humaaans

https://www.humaaans.com/

Humaaansはパーツを自由にカスタマイズして人物イラストを作成できる、フリーのイラスト素材です。髪型やポーズ、服装、皮膚の色など全てのパーツがシンボルで管理されているため、クリックして選ぶだけで簡単に好みのイラストを作成することができます。
ノンデザイナーでもシーンに合わせて自分でイラストをカスタマイズできる便利なツールですね。現在はSketchとInVision版がダウンロード可能ですので、ぜひお試しください。

ReDesigner for Student

https://student.redesigner.jp/

2018年5月にGoodpatchがリリースしたデザイナー特化型キャリア支援サービスReDesignerが、この度学生さん向けの就職活動支援サービス「ReDesigner for Student」を開始しました。デザイナーになりたい学生さんから「デザイナーにどんなキャリアがあるのか知りたい」「本当に自分に合っている企業なのか分からない」などの悩みを伺う中で、デザイナー就活にまつわる「分からない」を一気に解決したいという想いからリリースされたサービスです。無料で使えるサービスの詳細などこちらの記事をご覧ください


以上、今月Goodpatchで話題になった新サービス、プロダクト、イベントなどをご紹介しました。2019年からも毎月新しい情報をお届けしていきますので、お楽しみに!良いお年を!