デザインの力を身につける!Goodpatchの企業向けデザイントレーニングとは?
目次
なぜ企業向けデザイントレーニングを提供しているのか?
Goodpatchでは「デザインの力を証明する」というミッションを掲げています。日々デザインの力を証明するために、パートナー企業とデザインプロジェクトに取り組んだり、ProttやReDesignerなどの自社プロダクト・サービスを提供しています。
しかし我々だけでは限界があります。それゆえGoodpatchがデザインカンパニーとして培ってきたデザインのノウハウを広め、デザインの力を持つ仲間を増やすことが重要だと考えています。デザイナーという肩書きは関係なく、様々な職種・肩書きの方にデザインの力が広がり活躍する、それが結果として我々のミッションである「デザインの力を証明する」に繋がると信じています。
この記事では、そんな思いで提供している企業向けのデザイントレーニングプログラムを紹介します。
こんなデザインの力を広めることを目指しています
デザイントレーニングで広めることを目指している「デザインの力」は大きく2つに分かれます。
1つ目は「目に見える形をつくる力」。これは一般的にデザインといったときに想像される「表現」をつくる力だと考えてください。絵を描けると言えばわかりやすいでしょうか。
2つ目は「問いを立て、発想する力」。これはいわゆる「デザイン思考」と呼ばれるものを想像してください。調査や観察などから問いを探し出し、それを起点に柔軟なアイデアを考え、構想できる力を指します。
このようにデザインの力は大きく2つに分けることができますが、最も大切なことはこの2つの力を両方とも使いこなすことです。
どちらか一方の力が欠けてしまうとデザインのほんとうの力は発揮できないと考えています。いくらユーザを惹きつける魅力的な形はつくれても、持続可能なビジネスでなければ、よいデザインでしょうか?いくら面白いアイデアで持続可能なビジネスでも、具体的な形をつくれなければ、そのアイデアを世の中に届けることはできるでしょうか?
この2つの力をバランスよく、行ったり来たりしながら、アウトプットができるようになることを私たちの提供するデザイントレーニングでは目指しています。
このデザインの2つの力を習得することは、UXデザインの5段階モデルに置き換えていえば、戦略〜表層までをユーザ視点、ビジネス視点の両方をもって一貫して行えるようになるということになります。戦略〜表層までを分業して行うのではなく、一人ひとりが一貫して行うことでたくさんのプロトタイプを早くつくり、トライ&エラーを繰り返すことで、最適な解を導きだすことができるのです。
デザイントレーニングとは?
デザイントレーニングでは、そんなデザインの力をどうやって身につけていていくかご紹介します。
受講者のレベルに合わせて内容は変化しますが、基本の構成は同じです。デザイン「トレーニング」という名前からもわかるように、デザインの「練習」を繰り返し行います。デザインは本で読んだからできるようになるものではありません。サッカーのシュートがうまくなる本をいくら読んでも、シュートの練習をしなければ、シュートがうまくならないのは想像できると思います。デザインも同じで、実際にデザインをすることで少しずつ上達していきます。
具体的には上図のように、様々なテーマの課題でデザインを行い、それをふりかえる形式でデザインの力をつけていきます。ふりかえりで利用するアセスメントは後ほど紹介します。また受講者のレベルに応じて、ふりかえり後に特定のスキルを強化するワークショップを実施します。例えば、現在デザイナー職でない方には、「目に見える形をつくる力」を強化する形をつくる練習のワークショップを行うことが多いです。
こんな企業・職種におすすめです
現在デザイナー職の方はもちろんですが、企画・ディレクター・マーケッターといったビジネス職の方、エンジニア職の方にも受講いただけます。自社サービスやプロダクトを提供している企業、制作会社などのクライアントワークを提供している企業まで幅広い企業に対応します。
以下は受講者の代表的なモデルケースになります。
企業のこんな悩みを解決するサポートをします
デザイントレーニングの依頼主である企業のメンバーに対する悩みを解決するサポートも行っています。ここではいくつか代表的な悩みとそれに対するトレーニングやサポート内容を紹介します。
トレーニング内容の例
では様々なテーマで取り組むデザイン課題のテーマ例をいくつか紹介します。課題ごとのプロセスは一例です。受講者がプロセスも含め、どうテーマに取り組むか設計・実行してアウトプット・プレゼンするまでがトレーニングになっています。
基本的に簡単で身近な課題テーマからはじめ、徐々に難しい課題テーマにトライするような構成で、徐々にデザイン力を強化していきます。また課題テーマは、企業や強化したいスキルに応じてカスタマイズして実施します。
サポート体制
次にトレーニング中のサポート体制を紹介します。
Goodpatchからはメンターとアドバイザー2名が受講者をサポートします。メンターはデザインバックグラウンドがあるプロジェクトマネジャーが担当し、受講者との進捗確認やメンタリングを行います。またアセスメント結果をまとめたレポートをご依頼企業に報告。アドバイザー2名はそれぞれUXとUIのスペシャリストであるシニアデザイナーが担当し、受講者への専門的なアドバイスと課題結果のアセスメントを行います。
アセスメント
最後に課題後のふりかえりに利用するアセスメントについて紹介します。
各課題の最後にはプレゼンとアセスメントがあり、アセスメントはアドバイザーによるのフィードバックとスコアリングにわかれます。フィードバックは課題結果に対するアドバイザーの総評です。スコアリングは冒頭で紹介したデザインの2つ力をより細分化した6つの力をスコア項目とし、それぞれの項目でスコアづけを行います。項目の詳細は以下の通りです。
各課題ごとに強み・弱みの現状把握をでき、どこの力を強化していくか振り返ることができます。また課題を何度も行う中で、どのくらい成長しているかの目安にもなります。
まとめ
以上がGoodpatchの企業向けデザイントレーニングの紹介になります。デザインをメンバーや組織にインストールし、いかに自らをアップデートできるメンバーや組織を育てるか。そんなお悩みは企業によって様々かと思います。そんな企業をサポートするのも、Goodpatchのミッションの一つです。現状をヒアリングさせていただき、状況に応じてカスタマイズしたメニューをご提案していますので、まずはお気軽にお問い合わせください。