2025年8月21日、グッドパッチはグループ総会を開催しました。

14期の締めと15期のキックオフにあたる今回も、多様な働き方に合わせて現地とオンラインのハイブリット形式で実施。会場となった東京ドームホテルには過去最多の約190名、オンラインでも70名近くのメンバーが集まりました!

本記事では、グッドパッチのカルチャー醸成を担う総会プロジェクトの裏側と、当日の様子についてお届けします。過去に開催した総会の様子を知りたい方は、ぜひこちらをご覧ください。

グッドパッチのグループ総会とは

グッドパッチでは、創業した9月を年度の起点とし、上半期と下半期が終わる2月末と8月末の年2回、グループ全体から全社員が集う社員総会を開催しています。

ここでは、グループの歩みを振り返り、メンバーの活躍を讃えるとともに、次の半年、そして1年で目指す未来を共有します。数あるイベントの中でも最大規模であり、グッドパッチのカルチャーが色濃く表れる場です。

総会で特徴的なのは、徹底した体験設計。「今、私たちに必要なことは何か?」「どんな体験がワクワクするだろうか?」。そんな問いを繰り返しながら、当日のプログラムだけでなく、1年間の指針となるコンセプトやキービジュアルに落とし込んでいきます。

徹底的にこだわり抜いて磨きあげたコンセプト

総会プロジェクトは4月にキックオフ。約半年間、8月の本番に向けて準備を進めてきました。

「今、私たちが置かれている状況とは?」「来期に相応しい全社テーマは?」──このような問いを起点に、何度も作っては問い直し、考え抜くことで総会の体験の核となるコアメッセージを磨き上げました。

コンセプト検討の過程

固まったコアメッセージは、コンセプトとビジュアルへ。数十ものアイディアを出し、壁打ちを経てブラッシュアップすることで決めた今回のコンセプトは「GEAR NEXT 次を創る、新たな一歩。」です。

AIの急速な変化により、デザイン、そしてデザイナーの存在意義や提供価値を問い直すタイミングにいる私たち。確実に次のステージに向かうためにはどう歩むべきなのか。そんな不確実性の高い未来へ歩むには、正解も近道もありません。

しかし、これまで培ってきたものを見つめ直し、次の時代に適応する武器を再構築することで、前進し続けることができる。そして、見つめ直したものがギアのように噛み合うことで、これまでとは違う大きなイノベーションが生まれると信じています。

今回の総会は、そんな未来への挑戦を見据え「未来を駆動させる、新しいスタートラインに立つ日」と位置付けて開催しました。ここからは、当日の様子をお届けします!

総合司会として総会を盛り上げたUIデザイナー 矢吹(左)とPR 池田(右)

AI時代におけるデザインの力を証明する。土屋が掲げるグッドパッチの未来

総会のオープニングを飾るのは、毎回恒例のCEO土屋のプレゼン。「DRIVE180°」を合言葉に、全社一丸となって走り抜けた前期の成果と、一人ひとりの努力を讃えるあたたかな雰囲気で始まりました。

続いて語られたのは、これからのグッドパッチの挑戦。すさまじい変化の中、最前線で新たな事例を作ることができる環境を楽しみ、「AI時代におけるデザインの力を証明する」ための一歩を、ここから踏み出す決意が語られました。

AI時代にグッドパッチはどう戦うか?リーダー・パイオニアたちによるトークセッション

デザインを取り巻く環境の変化に、グッドパッチグループとしてどう挑んでいくのか。本総会では、2つのテーマでトークセッションを開催しました。

「リーダーたちによる新たな挑戦」

最初のセッションに登壇したのは、今年6月に執行役員に就任した石井、Goodpatch Anywhereの事業責任者である小澤、9月よりスタジオディテイルズの代表取締役に就任した小林の3名。それぞれが担う組織の強みや、今後ありたい姿について語り、進化を続けるグッドパッチグループが持つ可能性を再認識する時間になりました。

「生成AI時代における事業開発」

2つ目のセッションでは、生成AIを使用した事業開発の最前線で活躍する外部ゲストをお招きしました。

ゲストとしてお越しいただいたのは、グッドパッチのデザインパートナーであるソフトバンク株式会社にて「satto workspace*」のプロダクトオーナーをつとめる田島 一毅さん、note株式会社 CDOの宇野 雄さん。さらに、技術組織のアドバイザーとして複数企業の経営支援を行っているグッドパッチ社外取締役の広木も交え、生成AIを使った事業開発のリアルについてお話しいただきました。

satto workspaceとは、来年春の提供に向けて開発している資料作成業務に特化した生成AIチャットサービスです。

「いかにして事業とともに手を動かし、AIと向き合うか」というテーマのもと、リアルな実践事例や経験が語られました。ポジティブに話題を繰り広げるスピーカーの様子に、多くのメンバーが鼓舞される時間となりました。

モデレーターを務めた 土屋(左上)、ソフトバンク株式会社 田島さん(右上)、note株式会社 宇野さん(左下)、社外取締役 広木(右下)

活躍したメンバーへ心からの称賛を贈る、「Goodpatch Award」

後半は、グッドパッチグループでこの半期に活躍したメンバーとチームを讃えるGoodpatch Awardです。全社投票とマネージャー推薦、経営陣による慎重な検討を重ねて、9つのタイトルで受賞者を選出しました。

Most Valuable Contributor:宍戸 知勢(People Empowerment Office / リクルーター)

PRや人事、管理部などで最も貢献したプレイヤーに贈られる「Most Valuable Contributor」。宍戸は、昨年に続いて2度目の受賞を果たしました。

難易度の高い採用目標にもポジティブに向き合い、周囲を巻き込みながらグッドパッチの採用活動を大きく前進させたとして、全社投票でも絶賛のコメントが多数。さらに、社内のAI活用を率先して推進するなど、リクルーターという枠を超えて活躍する姿に、多くのメンバーが刺激を受けました。

Most Valuable Sales & Marketing:仲野 俊也(Market Division / インサイドセールス)

セールス、マーケティングなどで最も貢献したプレイヤーに贈られる「Most Valuable Sales&Marketing」。

仲野は、チームの中核としてインサイドセールスチーム全体の底上げから、営業活動全体の質の向上に貢献。また、チームの垣根を超えた情報連携やナレッジの展開、AI活用にも積極的に取り組む姿は、コアバリューの1つである「Go Beyond」の体現と称賛され、社内でも厚い信頼を獲得しました。

Most Valuable Player:矢吹 ナスカ(Design Division / UIデザイナー)

デザイナー、エンジニアなどで最も活躍したプレイヤーに贈られる「Most Valuable Player」。

矢吹は、3年以上携わるプロジェクトの事例化の主導や、社内外から多くの反響を呼びCEOアワードに輝いた「Sparkle Design」のプロダクトオーナー、Podcast「ちょこっともくもくデザインラジオ」の企画立ち上げなど、デザイナーのみならず幅広い領域での活躍が印象的。その情熱と行動力から、今後のグッドパッチをさらに前進させる期待が寄せられました。矢吹が担当したプロジェクトは、以下の記事でご覧いただけます。

Most Valuable Manager:永木 梨恵(管理部 / 法務グループ)

最も活躍したマネージャーに贈られる「Most Valuable Manager」。

永木は、まさに法務グループの大逆転の立役者。2025年1月の入社直後から採用活動、チームビルディング、業務効率化を進め、これからのグッドパッチに必要な法務の土台作りを驚くほどのスピードで実現しました。そのめざましい活躍は全社の賞賛を集め、今回、満を持しての受賞となりました。

Most Valuable Knowledge:川北 隆宏(Design Division)

グッドパッチで最も優れたナレッジとその作成者に贈られる「Most Valuable Knowledge」。

クライアントワーク事業のトップとして、自身のセールススタイルを惜しみなく言語化し、再現性の高いナレッジを展開した川北が受賞。合理的かつ本質的、即時性と実用性に富んだこのナレッジは全社に展開し得るもので、今後、組織力の底上げに大きく寄与することが期待がかかります。

Most Valuable Team Innovation:ソフトバンク「satto」チーム

新領域の開拓、組織に変革をもたらす活動を通して顕著な貢献があったチームを称える「Most Valuable Team Innovation」。

ソフトバンクで新たに開発を進めているAIプロダクト「satto」のUX/UI支援を行う本チームは、事業仮説段階から伴走し、スピードと品質の両立を実現。不確実性の高い状況でも自ら行動し、判断と前進を支える力で事業創出の可能性を広げた挑戦に、多くのメンバーが勇気づけられました。

表彰の場では、トークセッションにご登壇いただいた「satto workspace」プロダクトオーナーの田島さんからもコメントをいただきました。また、ソフトバンクとグッドパッチが、生成AIプロダクト開発の最前線について語った対談記事を6月に公開しました。こちらからご覧いただけます。

CEO Award:「Sparkle Design」チーム

代表土屋の心をもっとも揺さぶったメンバー、またはチームに贈られる「CEO Award」。

「Sparkle Design」は、デザインの非効率を根本から解消し、誰もが優れたUIを創ることができる世界を実現するために立ち上がったチーム。グッドパッチが持つナレッジを無償で公開し、デザインコミュニティ全体の前進に大きく貢献しました。

「ハートを揺さぶるデザインを増やし、デザインの力を証明する」という、グッドパッチのビジョンとミッションを体現する取り組みとその功績が称えられました。

デザインシステム「Sparkle Design」を無償公開しました🎉

答えのない中で試行錯誤を続けてきた日々 総会企画の振り返り

最後は、総会運営チームより、今回の企画・運営の裏側とそこに込めた思いを共有し、締めくくりました。

「どんな未来を描くか?」という問いから逆算してチーム全員で何度も頭を悩ませ、試行錯誤を続けてきた過程と日々は難しくも挑戦的で、かけがえのない経験となりました。

振り返りの中では、私たちが導き出したものは決して「正解」ではなく、むしろ新しいスタートラインであるという思いを伝えました。これからの一年を通じて、全員で「GEAR NEXT」というテーマを深め合い、未来を切り拓いていく。その挑戦がどのような成果を生み出すのか、私たち自身も大きな期待を抱いています。

おわりに

いかがでしたか?

100年に一度とも言われる社会の大きな変化、逆風に立ち向かい、新しいグッドパッチのあり方を問い直していこうと、メンバーの結束がより強まった1日となりました。

今期、この変化に向き合い続けた先で、私たちはどんな景色を見ることができるのでしょうか。「AI時代のデザインの力を証明する」ために「GEAR NEXT」を掲げて走り続けます。ぜひご期待ください。

グッドパッチでは、ともに未来を描き、新しい価値を社会に届けていく仲間を募集しています。ぜひ、採用ページもご覧ください。

中途採用:https://goodpatch.com/careers
新卒採用:https://newgrads.goodpatch.com/

Credit

総会企画 / クリエイティブチーム
Planning:鵜飼 のどか、松島 さおり、池田 憲弘、小松 美由希(グッドパッチ)
Creative Direction: Kai Qin(グッドパッチ)
Designer:岩田 萌(グッドパッチ)
Concept:豊田 圭美(グッドパッチ)

当日運営チーム
MC:矢吹 ナスカ、池田 憲弘(グッドパッチ)
Staff:森岡 加奈、後藤 知宏、川瀬 なほり、小川 麻菜、渡辺 菜月、戸嶋 莉子、武田 春香、木村 香織、杉本 花織、井上 悠斗(グッドパッチ)
Streaming Director:山﨑 拓也(Designship)
Photographer:黒田 凌平(ラブグラフ)、宍戸 知勢(グッドパッチ)

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