新しいものが大好きなGoodpatchで9月に話題になったアプリ、サービス、デザインまとめ(2017)
こんにちは、プロジェクトマネージャーのgomiです。
9月も終盤に差し掛かり、だんだん過ごしやすい季節になってきましたね。
それでは、今月Goodpatchで話題になったプロダクトやサービス、デザインをご紹介します!
過去の月間まとめはこちらからどうぞ。
目次
プロダクト
iPhone X
Appleから今後のスマートフォンの新しい方向性を示すコンセプトモデルとして発表されたのがこの「iPhone X(テン)」です。
従来のシリーズからのもっとも特徴的な変化は、極限まで狭くなったベゼルとホームボタンの廃止による全面ディスプレイ化。その他にもデュアルカメラの搭載やFaceIDでのロック解除、ワイヤレス充電が可能になるなど、コンセプトモデルにふさわしい未来を感じさせるデザインになっています。
従来のiPhoneから一線を画したこの仕様がどのようにデザインに影響を及ぼすのかということは興味深いところですね。すでにAppleでは「iPhone X」と同じタイミングでこちらのデザインガイドラインも発表しているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください!
Xperia XZ1
9月1日からドイツのベルリンで開催された「IFA2017」にて、ソニーから発表されたのが「Xperia XZ1」です。
外見は従来のデザインを踏襲しているため、一見代わり映えはしない印象ですが「Xperia XZ/XZs」と比較すると着実に軽量化と薄型化を実現しています。一方で中身は大幅にアップグレードしており、プロセッサーは64ビット8コアに、ストレージは64GBになっています。
ここで注目したいのはカメラ機能に追加された「3Dクリエーター」です。これは3Dスキャンができる機能で、人物の顔などの立体物を撮影し3Dモデル化できるというもの。ARアバターとして使用したり、3DステッカーとしてSNSにアップするなど、様々な楽しみ方が考えられそうです!新たな体験を牽引する技術として、今後もAR領域には注目していきたいですね。
ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン
ニンテンドーからあの「スーファミ」が、手のひらサイズになって帰ってきました。懐かしい見た目はそのままに、とてもコンパクトなサイズ感(ちなみにコントローラーは当時のまま)になっています。嬉しいのはプレイする際にカセット(ソフト)を差し込む必要が無くなったこと。懐かしの21タイトルがデフォルトで収録されています。スーパーマリオを始めゼルダの伝説やスターフォックスなど、当時プレイしていた世代にとってはタイトル名を聞いただけで心躍るような内容になっているのではないでしょうか。
Levi’s Commuter Trucker Jacket with Jacquard
Levi’s Commuter Trucker Jacket with Jacquard
GoogleとLevi’sが共同開発したスマートジャケット「Levi’s Commuter Trucker Jacket with Jacquard」が9月27日、米国で発売されました。言うなれば”着るウェアラブル”。このスマートジャケットには「Jacquard」という、衣服に繊維センサーを織り込むことによりスマートフォンなどの端末をリモート操作する技術が採用されています。GoogleはATAP(Advanced Technology and Projects)と呼ばれる先進技術研究ユニットを持っており、この「Jacquard」もATAPにより開発された技術です。
この技術が一般的になれば、街に溢れた歩きスマホをしている人たちを見かけることも無くなるかもしれませんね。確実にデジタルが生活の一部になる(意識すらしないほどに)日が近づいていると言えそうです。
サービス
しらたま
家計簿アプリとしておなじみのマネーフォワードからリリースされたのが貯金アプリの「しらたま」です。サービス名は「しらずに、たまる」が由来とのこと。ユーザーが「貯金」を意識することなく、お金を貯めることができるというサービス設計になっています。「おつり貯金」と「つみたて貯金」の二種類を用意しており、ユーザーが自分に合った貯め方を選択できます。
今年に入りFinTech系サービスのリリースが続いていますが、このサービスも「お金」をポジティブにデザインする好事例となっています。現在は住信SBIネット銀行のみとの連携とのことですが、他銀行との連携も楽しみですね。
LINE TICKET
LINEは新会社である「LINE TICKET」の設立を発表しました。有名アーティストを数多く抱えるアミューズ、チケット販売を手がけるテイパーズとの共同出資となっており、万全の体制でチケット市場に進出することになりそうです。
2018年から開始予定の「LINEチケット」は電子チケットサービスで、主催者とユーザーのチケットの売買やユーザー間でのチケットのやりとりが可能になるとのこと。チケット業界では二次流通による不正転売問題なども話題になっているので、LINE IDを使った課題解決など大きな期待が寄せられますね!
hixle
「hixel」は最新のデザイントレンドを紹介している、デザイナーによるデザイナーのためのサイトです。グラフィックだけでなくカラーパレットやフォント、グラデーションなどのカテゴリが用意されており、様々なインスピレーションを得られるサイトになっています。
コンテンツはもちろんですが、カテゴリごとに非常によく整理されていて非常に心地いいサイトデザインになっています。デザインに行き詰まったときは、一度のぞいてみてはいかがでしょうか。
Google Inside Music
現代の音楽の多くはボーカル、ギター、ベース、ドラムなど別々に録られた音を同時に再生し重ね合せることで、ひとつの曲として聞こえるように作られています。
「Google Inside Music」はそのような構造をVR画面上で見える化し、それぞれの楽器パートをオン/オフさせることによって、音楽の構成を体感できる実験サイトになっています。
百聞は一見に如かずということで実際に試してみると、自分が様々なの楽器に囲まれているような錯覚に陥ります。音の重なりを意識してみると、聞き慣れた音楽もいつもとは少し違った表情を見せてくれるかもしれません。
Kickstarter
クラウドファンディングサービスとして世界的に知られているKickstarterが9月13 日、日本版をリリースしました。これまでも日本からプロジェクトを立ち上げることは可能でしたが、海外の住所や銀行口座が必要で少々ハードルの高いものでした。今回のリリースによって、日本の銀行口座や身分証を使ってプロジェクトを公開することが可能になりました。
日本にも「CAMPFIRE」や「Readyfor」といったクラウドファンディングサービスがありますが、Kickstarterを利用することによって、よりグローバルを意識した資金集めが可能になると言えそうです。
様々なサービスが登場し、クラウドファンディングも資金集めの方法として一般的になりつつあるので、クリエーターの方々はぜひ一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
デザイン
YouTube
みんな大好きYouTube!これまでおなじみだった”Tube”の部分が赤く囲われたデザインから、ロゴの前に再生マークが追加されたデザインになりました。
ロゴの変更に伴い、Web・モバイルともに全体のUIも刷新しています。見た目の変化としては赤色が全体的に少なくなり余白が多くなったことで、より情報にアクセスしやすくなりました。加えてデスクトップ版ではオプションからダークモードが選べるようになり、夜間視聴に最適な表示に変更することが可能となっています。
こちらのムービーに今回のアップデートがまとまっているので、気になる方はご覧ください。
以上、9月に話題になったプロダクトやサービス、デザインのまとめでした。
毎月新しい情報をお届けしておりますので、お楽しみに!