新しいものが大好きなGoodpatchで4月に話題になったアプリ、サービス、デザインまとめ(2019)
いよいよ平成も終わりに近づいてきました。来週からはゴールデンウィーク。旅行を待ちきれない人も多いのではないでしょうか?さて、今月Goodpatchで話題になったプロダクトやサービス、デザインをご紹介します。
過去の月間まとめはコチラからどうぞ。
目次
サービス
Notion Template Gallary
https://www.notion.so/Notion-Template-Gallery-181e961aeb5c4ee6915307c0dfd5156d
Notionは、To-doリスト・進捗確認・議事録などを一つでまとめて管理することができるツールです。その便利さと直感的な操作性から、Goodpatch内でもプロジェクトや個人で使用するメンバーが増えています。
もともとNotionにはTemplate機能がありましたが、ユーザーからも新たなテンプレートを公開することができる「Notion template Gallary」が登場しました。これによって、さらに多くのフォーマットを試すことができるようになりました。
多機能でユーザーに使い方が委ねられている分、始めにどうすればいいかわからず利用を断念する人も多い印象があるNotionですが、一度利用をやめてしまった人も、継続して使っている人もこのギャラリーを覗くと新たな使い方と出会えるかもしれません。
Cloud Run
「Google Cloud Next ’19」にて、GoogleがDockerコンテナをサーバーレス環境で実行可能なサービス「Cloud Run」を発表しました。
Cloud Runは、Googleが主導して開発を進めている「Knative」をベースにしたサービスです。Cloud Runを用いてDockerコンテナをインポートすることで、安定かつセキュアなHTTPエンドポイントが構築されます。また、料金は100ミリ秒単位の負荷に応じてスケールします。
負荷がない場合には起動されないため、従来のサーバーレスコンピューティング環境に比べると格段に利用し易いのではないでしょうか。現在はパブリックベータ版が公開されています。是非試用してみては如何でしょうか。
アプリ
magi
magi(マギ) -トレカ専用フリマアプリ- on the App Store
株式会社ジラフがトレーディングカードゲーム専用のフリマアプリ「magi」をリリースしました。トレーディングカードゲーム(以下トレカ)のC2C取引に特化していて、トレカ特有のタグ(モンスター、魔法、罠などなど)やトレカタイトルごとのカテゴライズが用意してあります。
トレカは長く続いているものも多く、カードの売買も盛んなため様々な流通ルートがあります。また、『メルカリ』などC2Cがある中で、いかにしてトレカへの特化を強めていくのか、今後の展開が気になります。
LINE Pay
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.linepaycorp.talaria
割引クーポンがお得なスマホ決済アプリ「LINE Pay」が独立したアプリケーションをリリースしました。スマートフォンさえあればウォレットレスで簡単にお支払いができます。チャージは銀行口座やコンビニからでき、LINEの友達同士であれば手軽に送金や割り勘もできます。加盟店での特別優待もあり、お得に買い物を楽しめるかもしれません。また、国際的なセキュリティ認証を取得しているので安心してアプリを使用できます。
Goodpatchのメンバーも飲み会やランチなどで使っており、大人数での支払いもグッと楽になりました!ぜひ、みなさんも「LINE Pay」を使って支払いのストレスが少ないお買い物やお食事を楽しんでみてはいかがでしょうか。
プロダクト
Helvetica Now
https://www.monotype.com/fonts/Helvetica-now/
大手フォントメーカーのMonotypeが、Helveticaを現代の使い方に合うよう再描画した「Helvetica Now」を発表しました。Helvetica Nowには、Display, Text, Micro と3書体あり、Displayが10種類、Textが8種類、Microが6種類のウェイトを持っています。さらに、それぞれに斜体を設けることで合計48種類のフォントになっています。
長く愛されているHelveticaシリーズの最新作であるHelvetica Nowが今後、デジタル、広告、プロダクトやパッケージなどの業界でそれぞれどう使われていくのか。和文フォントではどのフォントと相性がいいのか。気になることがたくさんあります。
上記URLから『Helvetica Now Display Black』がダウンロードできるので、試しに使ってみると楽しいかもしれません。
イベント
PIXARのひみつ展
https://tcv.roppongihills.com/jp/exhibitions/pixar/index.html
ピクサー・アニメーション・スタジオの作品を生みだす技法と科学に迫る展覧会「PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」が、東京シティビューにて4月13日〜9月16日の間で開催されています。
本展覧会は、「The Science Behind PIXAR」と題して2015年にボストンサイエンスミュージアムで初開催され、その後アメリカおよびカナダで150万人以上(合計8箇所)を動員しました。
PIXARが生み出す美しく壮大な世界と、その世界を活き活きと動き回るキャラクター達がどのように生み出されていくのかを、さまざまな体験型展示を通して知ることができます。どのような技術や科学を用いてアニメーション映画が作られるかを知ることができるので、大人から子供まで楽しむことができます。
トイ・ストーリーの新作を控えた今、ゴールデンウィークのお出かけ先としていかがでしょうか。
菅俊一展 正しくは、想像するしかない。
http://designcommittee.jp/2019/02/20190320.html
映像作家の菅俊一氏による個展「正しくは、想像するしかない。」が開催されました。
菅氏は、人間の知覚能力に基づく新たな表現の研究・開発を行っています。展覧会のテーマは私たち人間が持つ想像する能力についての考察です。
私たちは普段目で見たものを手がかりとし、頭の中で様々なものをイメージをします。皆さんは人間の知覚能力の可能性を実体験するために展示された、最小限の「透明」「視線による空間把握」「切断による時間生成」の3つの手がかりから、正しくイメージできるでしょうか?知覚と認知の隙間に潜む未知なる能力を個人の体験を通して開発できるかもしれませんね。
技術書典6
https://techbookfest.org/event/tbf06
ITや機械工作と園周辺領域をテーマとする同人誌の即売会「技術書典6」が開催されました。
頒布される同人誌は、ソフトウェア・ハードウェア・開発環境等の分野は勿論のこと、ヒューマンインタフェース・デザインツール・配色理論等のデザインに関する内容を扱った物まで、多種多用となっています。
当日は技術書に対する熱い想いをお互いに共有するため、1万人以上の参加者が会場に集まりました。
Goodpatchも有志のエンジニアとデザイナーが集い、技術書典5に続いて2度目の参加と頒布を行いました。今回も表紙からこだわり、Appleが提唱しているFluid Interfaceについての解説を始めとする、エンジニアリングからデザインまでの内容を幅広く網羅した書籍を制作し、無事に完売しました!お手に取ってくださったみなさま、ありがとうございました!
以上、4月に話題になったアプリ、サービス、デザインをお届けしました。
毎月新しい情報をお届けしておりますので、お楽しみに!