Sustainability
社会を前進させるデザインの力を、
ステークホルダーと共に広めていく。
4つの重点テーマ
Goodpatchはデザインを通じたあらゆる社会課題の解決をめざし、向き合うべき重要課題を4つのテーマに分類しました。
いずれも私たちにとって長期的な価値創造と、目指す社会の実現を支える上で重要であると考えており、今後重要課題に関する取り組みを強化していきます。
重要課題特定のアプローチ
重要課題候補項目の
抽出と整理
SDG CompassやGRI、SASBなどのガイドラインを参考にしながら、Goodpatchにとっての重要課題候補項目を選定
ステークホルダー
視点での確認
選定した重要課題候補項目について、社内外のステークホルダーへのヒアリングを実施
重要課題の特定
サステナビリティ推進委員会および経営会議での承認を経て、重要課題項目を決定
Design for Talent
私たちは、人の成長が事業や組織の成長であるという考えのもと、社員の採用・育成環境の向上と活躍機会の提供を行っています。
「デザインの力を証明する」というMissionは、社会においてデザイナーの価値が向上することに結びついています。価値を向上するために、私たちはデザイン業界における長期課題である長時間労働や低賃金といった労働慣行の変革を見据えています。
パートナーとの共創を通じてデザイナーの価値発揮ができる環境を広げることで、「デザインの力を証明する」企業や組織を増やし、デザイナーが活躍する社会の実現を目指していきます。
デザイナーの採用およびキャリア開発
Goodpatchは「人が成長する会社」であり続けたいと考えています。そのため、社員一人ひとりのWill(やりたいこと)に向き合い、機会提供でのマッチングを行うことで、会社の成長と個人の自己実現を双方から目指していきたいと考えています。
事業においても、デザイナー特化のキャリア支援サービスReDesignerを通じて、デザインの力を信じる企業に一人でも多くのデザイナーが活躍できるキャリア選択の提供を行っています。
主な取り組み内容
Goodpatch社内での取り組み
- 事業創出に必要なスキル獲得機会の研修制度
- GLOBIS学び放題などのeラーニング
- 語学研修、書籍購入補助
- 社内事業育成プログラム「アントレパッチ」の開催
- 新規事業提案プログラムの実施
- M&Aや合弁先への出向を通じた事業共創の実践機会の提供
- 定期人事面談
- 人材開発会議の実施
2023年度 | |
---|---|
新規採用数 | 41名 |
新卒採用数 | 7名 |
中途採用数 | 34名 |
デザイン人員数 | 675名 |
※1. 採用数はGoodpatchとSTUDIO DETAILSを含めています。
※2. デザイン人員数はGoodpatch Anywhereを含めています。
2023年度 | |
---|---|
ReDesigner 累計候補者数 | 9,426名 |
ReDesigner for Student | 26,149名 |
ReDesignerを通じた | 261名 |
DE&Iの推進
私たちはミッション、ビジョンを達成するためのコアバリューの一つとしてPlay as a teamを掲げています。強固なチームになるためには、性別・国籍・宗教・学歴などに境界を持たず、多様な視点を持つメンバーを受容する環境づくりが重要だと考えています。また、バックグラウンドの異なるメンバーが公平な機会のもと、ライフステージの変化に応じた多様な働き方を実現できるように事業を推進していきます。
主な取り組み内容
2023年度 | 2022年度 | |
---|---|---|
男性の育児 | 100% | 75% |
女性の育児 | 100% | 100% |
※1. 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出しています。
デザイナーの価値(待遇)向上
デザイン業界における長期課題である、長時間労働や低賃金といった労働慣行の変革を実現し、デザイナーの価値を発揮できる環境を広げることで、デザイナーが持続的に活躍できる社会の実現をめざしていきます。
2023年度 | 2022年度 | |
---|---|---|
平均年間給与 | 741万円 | 725万円 |
※1. 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含めています。
2023年度 | |
---|---|
ReDesignerを通じた | 112% |
Design for Society
私たちは持続可能な社会の実現に向け、デザインを通じた社会課題解決への貢献を目指します。答えが見出しにくい環境問題や少子高齢化、人口問題など、デザインの力が求められる社会課題はつきません。私たちは、デザインがロジックのみでは導けない答えにたどり着くために有効なアプローチだと考えています。私たちは、Goodpatchグループ全体で環境に配慮した経営を行うとともに、パートナーや地域など、社会全体のステークホルダーに対しデザインによって課題解決を提案していきます。さらに、社会課題の解決に関心を持つデザイナーを増やすことも、業界を牽引するデザインカンパニーの責務です。デザインコミュニティの発展に尽力し、人々が自然体でいられる「くらしやすい」社会の姿を提案していきます。
持続可能な社会実現への貢献
私たちは地球に生きる一人として、環境に配慮した取り組みは重要な役割だと捉えています。ペーパーレス化など資源の利用削減やDXを通じ、持続可能な社会実現に向けて取り組みます。
主な取り組み内容
Goodpatch社内での取り組み
- リモートワークを推奨とする働き方の導入
- 業務フローのクラウド化を通じたペーパーレス化
サービスを通じた取り組み
- オンラインホワイトボード「Strap」を通じたクライアント事業のDX
- デザインパートナー事業を通じたクライアントのDX支援
カーボンオフセット※の導入
※日常生活や経済活動において避けることができないCO2等の温室効果ガスの排出について、まずできるだけ排出量が減るよう削減努力を行い、どうしても排出される温室効果ガスについて、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方(環境省)
2023年度 | 2022年度 | |
---|---|---|
Scope 1 | 0(kg-CO2) | 0(kg-CO2) |
Scope 2 | 0(kg-CO2)(※4) | 56,406(kg-CO2) |
※1. GHGとは、Green House Gas(温室効果ガス)の略称です。
※2. オフィスにおけるガス直接使用にかかる二酸化炭素排出量を指します。
※3. オフィスにおける電気使用にかかる二酸化炭素排出量を指します。またロケーション基準で算定しています。
※4. 49,902(kg-CO2)をカーボンオフセットにより無効化
コミュニティのエンパワーメント
私たちはデザインによる共創によって、社会や地域コミュニティの発展と暮らしやすい社会の実現を目指します。また社会課題の解決に興味を持つデザイナーを増やすことも、業界を牽引するデザインカンパニーの責務と考え、デザインコミュニティのさらなる発展に貢献していきます。
主な取り組み内容
Design for Partner
私たちは、ビジネスパートナーが企業変革を進め、イノベーションを生み出し続けられる社会を作りたいと考えています。そのために、Goodpatchのステークホルダーとなるビジネスパートナーへの深いパートナーシップ構築を重要視し、提供ソリューションを拡充していくことでビジョンにある「ハートを揺さぶるデザインで世界を前進させる」共創を目指します。
ビジネスパートナーとの共創
私たちは、顧客体験を起点としたビジネスパートナーとの共創を通じて、事業やサービスの成長だけでなく、社会全体のイノベーションの実現を、デザインの力で広げていきます。
主な取り組み内容
- デザインパートナー事業を通じた多様なビジネスパートナーとの深い関係構築および企業変革の推進
2023年度 | 2022年度 | |
---|---|---|
デザイン | 3,928百万円 | 3,724百万円 |
顧客社数 | 52.7社 | 45.4社 |
月額平均 | 5,474千円 | 6,011千円 |
※1. 顧客社数とは、デザインパートナー事業において、当社グループとデザインプロジェクトを進めるために契約した顧客企業の社数を指しており、1か月にデザイン支援を提供した顧客社数の当該期間の平均値を示しています。
※2. 月額平均顧客単価とは、四半期ごとの売上高を顧客社数で除した数値の平均値を示しています。
2023年度 | 2022年度 | |
---|---|---|
ReDesignerの累計契約社数 | 764社 | 628社 |
ReDesigner for Studentの | 119社 | 74社 |
顧客価値の創造と変革
世界を代表する優れたサービスは、単に企業の売上をあげること以上に、ユーザーにとって心地よい体験であることが大切にされています。私たちは、顧客体験を起点としたサービス作りはサステナブルなビジネスを生み出し、人びとが暮らしやすい社会を実現できると考えます。
主な取り組み内容
- ユーザーにとっての価値観の変化を起こすサービスを生み出す
2023年度 | 2022年度 | |
---|---|---|
Strap | 346社 | 230社 |