書籍、TED、Podcastまで。ビジネスパーソンがデザインを学ぶおすすめの方法
大企業によるデザインエージェンシーの買収や、金融機関とデザイン会社の提携により、ビジネスにおけるデザインの重要性が近年騒がれています。ビジネスとデザインは、これまでにも増して切っても切り離せない関係になっています。今回はノンデザイナーのビジネスパーソンにおすすめの、デザインについて学べる方法をご紹介します。
目次
書籍
幅広いデザインの領域について知る
目で楽しみながらデザインの基本を学べる「なるほどデザイン」、アートディレクターの原研哉さん著の「デザインのデザイン」は、主にユーザーの目に触れる部分のデザインについての知識をインプットすることができる書籍です。また、「経営とデザインの幸せな関係」は経営者視点でデザインの効果を説いている書籍です。他にも、幅広く「デザイン」を学ぶための6冊をピックアップしています。まずはデザインとの距離を縮めるために、本記事で気になった書籍から読んでみてはいかがでしょうか。自分が突き詰めたいデザインの領域について少しずつ見えてくるはずです。
ユーザー視点をサービスに取り入れる
本記事では「良いサービスを作ったと思ったのに、結果が伸びない」と悩む方におすすめしたい、ビジネス × デザインの関連性が分かる書籍をご紹介しています。
ビジネスには必ずその相手となるユーザーが存在し、良いサービスとはユーザーの満足度によって左右されます。ユーザーにとって本当の意味で使われるサービス作りで活用したいのが、デザイン思考です。デザイン思考は、プロダクトを作る以外にも、プロジェクト進行や、組織課題を考える時など、あらゆる場面で活用できます。ビジネスパーソンもデザイン思考を身につけることで、問題解決・価値創造に有効な手法を得ることができます。繰り返し読んでインプット・アウトプットをしていきましょう。「デザイン思考が世界を変える」は、デザイン思考を提唱したアメリカを本拠地とするデザインコンサルティングファーム IDEOのCEOティム・ブラウンがまとめた一冊。デザイン思考について、初めて学ぶ方におすすめです。
UXデザインの手法を学び、実践する
これからUXデザインを学んでいく時や、プロジェクトに取り入れる時に役立つ書籍を集めています。
デザイナー不在のプロジェクトに一人で取り組む時の指南書「一人から始めるユーザーエクスペリエンス」、サービス作りの際に意識したいユーザーストーリーについて書かれた「ストーリーマッピングをはじめよう」、なぜUXが重要なのか社内を説得する際におすすめな「UX戦略」など、一歩踏み出すための入門書を中心にご紹介しています。より具体的に実践について学びたい方は、「ユーザビリティエンジニアリング」や「UXデザインの教科書」などでユーザー中心設計の流れを理解から実践に移していきましょう。
長く愛されるヒット商品の思想に触れる
休日にリラックスして読みやすいエッセイ、コラムを中心に、成長し続けているサービスを生み出した企業の代表や、デザイナーの思想に触れられるおすすめ本を集めています。
過去にヒットした商品の企画書20点をまとめた「あのヒット商品のナマ企画書が見たい!」や、任天堂Wiiの企画開発を担当した著者による「コンセプトのつくりかた」では、週明けの仕事に活かせるアイデアを得られるかもしれません。「ジョナサン・アイブ」「センスは知識からはじまる」「デザインの骨格」では、国内外の著名なデザイナーの生い立ちや思想などを知ることができます。もしあなたが今後デザイナーを目指すなら、成長を後押ししてくれるような言葉に出会えるはず。
この他にもおすすめ本をたくさんご紹介しています。もっとたくさんインプットしてみたい方は、ぜひコチラからご覧ください!
TED・Podcast・ Netflix
デザイン思考をビジネスに取り込みたいビジネスパーソンに、デザインへの理解を深めるためのTED動画をご紹介します。
デザインを理解・実践するための言葉に触れる
デザイン入門者向けにおすすめのTED動画を5つご紹介しています。どれも無料で公開されており、10分弱で視聴できるものばかりなので、通勤中や移動中にも気軽にデザインについて学べます。最初から本格的に書籍を読むことに抵抗感がある方や、チームに気軽に共有したい方は、ぜひTEDからインプットを始めてみてください。
デザイン思考の生みの親ティム・ブラウンからデザインを学べる動画や、Airbnb創業から愛されるサービスになるまでのプロセスを紹介する動画など、ビジネスに関わる人なら必ず惹き込まれるようなお話が揃っていますよ。
視覚と聴覚でデザインを学ぶ
著名デザイナーやクリエイターの流儀や日常、UI/UXについて幅広く学べるリソースをまとめました。子供と大人が一緒に楽しめる「デザインあ」や、ドキュメンタリー調の「デザインコード」は堅苦しくなくデザインに触れられます。なかなか知ることができないデザイナーやクリエイターのものづくりにおけるプロセスが分かるメディアを中心にご紹介しています。
フィクション作品からUIデザインについて考える
ものの見方を変えると、フィクションの作品でUIデザインについてインプットすることも可能です。こちらの記事では、Netflixで観ることができるUIについて着目し、特に特徴的なUIが登場するSF作品をピックアップしています。未来が舞台の作品では、人々の生活の変化に伴い、UIも大きく変化しているようです。UIデザインの定義を学びたいと思った時は、ぜひこちらのおすすめ作品をチェックしてみてはいかがでしょうか。
デザインメディア・デザインリソース
デザイン、テクノロジー、ビジネスのニュースを読む
国内外で話題になっているサービスやコンテンツをチェックできるおすすめのメディアをまとめました。今この間にも、デザイン、テクノロジー、ビジネスは日々進化しています。デザインをビジネスに用いた事例も日々進化しているので、海外のニュースなどもチェックしておきましょう。
実際に足を動かして学びたい方は、イベント情報をチェックしてイベントに参加するのもおすすめです。同じ悩みや課題を共有して、サービスづくりに活かすこともできるかもしれません。
トレンドを吸収し、手を動かす
実際にUIデザインをする時や、UIデザイナーとコミュニケーションをする時に役立つデザインリソースをご紹介しています。インスピレーションが得られるもの、デザインの参考になるもの、配色やカラーコードを探せるものなど、シーン別におすすめのデザインリソースを20点以上ピックアップしているので、ぜひチェックしてみてください。
デザインをビジネスに取り入れるための視点やマインドセットをインプットできる書籍、デザインメディアをご紹介しました。ビジネスパーソンがデザイナー視点を取り入れてサービスや商品開発をできることは、今後さらに重要になっていくでしょう。インプット・アウトプットを繰り返しながら、ぜひデザイナーの考え方を取り入れてみてください!