こんにちは。iOS Developer の重田です。
先日社内で行ったWWDC2017報告会の模様をお届けします。
グッドパッチにはApple好きが多く在籍しています。社内のSlackにapple-cultチャンネルがあったり、端末補助制度のおかげかAppleWatchの所有者が異様に多かったりします。WWDCの季節が来ると専用のチャンネルができ、リアルタイムに実況して盛り上がっています。
加えて昨年から、職種問わず興味をもったメンバーが集まってWWDC報告会をやっています。1人が司会を担当してKeynoteの流れを追いながら、iOS Developerやデザイナーが気になったトピックを発表します。今年はOB含む10名が発表し、お酒を飲みながら盛り上がりました。
発表内容
- ARKit
- CoreML
- Vision
- アクセシビリティ
- MusicKit
- Drag and Drop
- iOS11のApp Storeアプリから見るUIの変化
- Metal2
- HEVC, HEIF, CoreImage, CoreNFCなど
- App Store 審査ガイドラインとXcode9
技術的な話だけでなくデモも交えることで単純に盛り上がりましたし、新しいOSやフレームワークで何ができるのかを全員がインプットする場となりました。
ARKitのデモではGoodpatchの会場に大量の🍥(笑)を浮かべて盛り上がっていたり、CoreMLやVisionでは物体認識やシーン認識、顔のパーツ認識のデモが行われていました。このような技術を簡単に使えるようになるのは、iOS Developerとしてとてもワクワクします。
UI面では、Drag & Drop が強化され、アプリ間でデータをやり取りできるようになりました。あわせてiPadにはDockが登場したことで、これまで以上に2つのアプリを横に並べて利用するシーンが増えると予想されます。例えば「写真アプリとSNSアプリを横に並べて、Drag & Dropで投稿する写真をピックアップする」といった活用が考えられます。対応アプリが増えればユーザーにとってDrag & Dropできることが当たり前となるでしょう。開発者としては考慮すべきことが増えて大変ですが、できるだけDrag & Dropをサポートした方がよさそうです。
また、iOS10のミュージックやニュースアプリで使われていたナビゲーションバーのラージタイトルが、AppStoreや設定、写真アプリなど多くの純正アプリでも使われるようになりました。ミュージックアプリの評判はあまり良くなかった気がしますが、Appleとしてはこの方向で進むことがiOS10のころから決まっていたのだと思います。
GoodpatchにはUI談義のSlackチャンネルやサークルがあるぐらいなので、なぜラージタイトルが採用されたのか、どういうときにラージタイトルを使うべきなのか話題になっていました。What’s New in iOS 11 – WWDC 2017によると、基本的には各タブのトップの画面で使うとされています。iPadとiPhoneでUIを比較すると、iPadのMaster-DetailではMasterがラージタイトルで、Detailは従来通りのタイトルになっているという発見があり、見た目的にもiPhoneより納得感があります。また、iPhone8への布石ではないか(ベゼルレスでより大画面になるから、これまで以上に今どこにいるかを強調しているのかも??)と様々な考察が行われていました。
むすび
GoodpatchにはApple好きが多く、1年に1回のWWDCというお祭りをみんなで楽しんでいます。すでにβ版をインストールして盛り上がってるメンバーもいますが、今回発表された新しいデザインや機能、フレームワークを取り入れたアプリをつくるのが楽しみですね!
Goodpatchでは、一緒に「ハートを揺さぶるデザインで世界を前進させる」メンバーを募集しています。興味がある方はぜひご応募ください。Appleの話やUI談義で盛り上がりましょう。