Techシーンにおける台湾の「今」

台湾のTechシーンについて

みなさんは台湾にどんなイメージを持っていますか?
「美食」、「親日」、「マッサージ」、「パイナップルケーキ」などなど、観光地としての印象が強いかもしれません。
でも実は、ここ数年台湾発のスタートアップが注目されているのはご存知でしょうか?

思えば、AcerやASUSなど台湾を代表するハードウェアメーカーは日本でも良く耳にしますが、
最近ではソフトウェアやIoT事業でも注目をされはじめていて、インキュベーションプログラムやコワーキングスペースもどんどん増えています。

特にAppWorksやGarage+といった台湾を代表するインキューベータが市場の活性化を牽引していたり、「台北の秋葉原」と呼ばれるエリアでは、あのアップルからiPhoneを受託生産したと知られているFoxconn(社名は鴻海)が運営するStar Rocketという施設内にコワーキングスペースがあるなど、多くのスタートアップが支援を受けています。
グッドパッチも以前にStar Rocketでデザインプロセスワークショップを台湾の企業向けに実施したことがあります。

Start Rocketで行ったワークショップ中の風景

実はグッドパッチの台湾オフィスも、CITという2016年6月にオープンしたばかりのコワーキングスペースに存在します。

CITの外観

コワーキングスペースエリア

CITは政府からの支援もあり、サッカースタジアムを全面リニューアルして作られています。今では、20社以上がCITに所属しているそうです。モバイル専門のアクセラレーターMOXも所属しています。さらに、オフィスの裏側にはテスラ車の充電スタンドが整備されていて、台湾テクノロジーの成長具合を伺える施設となっています。

CITにあるテスラのSuper Charger

Goodpatch Taipei Officeについて

台北オフィスは2016年の9月より正式に設立し、おかげさまでもうすぐ1周年を迎えます。

「なぜ台北なの?」とよく聞かれるのですが、ご存知の通り台湾は親日的であり、日本の文化がかなり浸透しています。街中を見てもあちらこちらで日本語を目にします。

台湾オフィスを設立する前に、実は約半年間かけて市場調査を行っていました。
そこで気づいたのは、台湾のスタートアップが非常に盛り上がっていることはもちろん、各社が持つプロトタイピングに対するリテラシーが高かったことです。しかしながら、各社には定着しているデザインプロセスが無く、大きな課題を抱えていました。
そんな中で、Goodpatchのミッションである「デザインの力を証明する」ことをよりグローバルに成し遂げられるのではないか。より良いUI/UXを提供する環境として最適なのではないか、という意向から、台北にオフィスを設立することとなりました。

もちろん0からの立ち上げは大変なことばかりですが、少しずつ台湾の企業がUI/UXを重要視し始めていることも実感しています。
なによりも、市場調査の段階で日本から来た会社を歓迎してくれてたこともオフィス開設の理由の一つになっています。

台湾オフィスのオープニングパーティにて

現地で人気のアプリ紹介

そこで、最近台湾ではどんなアプリが流行っているのかをご紹介して行きたいと思います。日本で利用できるアプリもあるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?

Voicetube

VoiceTube は、2012年に設立したREDIDEA CO., LTD. が運営する動画で英語を学ぶ無料の英語学習ツールです。
英語学習に熱心な台湾では、既に210万人以上が VoiceTube を使って学習し、その高い学習効果が評価され、大学等の講義でも使用されています。

好きな動画を選ぶと英語もしくは日本語の字幕が表示されながら勉強をすることができます。さらにリスニングの速度も選択できますし、わからなかった単語の意味もすぐに調べたり、メモを残すことができます。
なので、今まで英会話学校に行ったけど、続かなかった。独学で勉強したけどなかなか上達しなかった人は、
好きな動画を見ながら勉強することで、今までの方法に比べて簡単に英語が身に付けられるかもしれませんね!

Goodnight

Goodnightは、2015年にリリースされた、「全く知らない誰かとおやすみ通話する」という、新しい出会い系アプリです。

おやすみ通話というくらいなので、
利用時間が22時〜翌朝の4時までと限られていますが、
使い方はとても簡単で、自分の年齢、性別、距離だけを入れれば、あとはアプリ内で異性とマッチングするのを待つだけです。

通話自体は7分しかできませんが、もしお互いが「友達」になりたいと思えば、フレンド登録で今後も通話することができるようになります。
しかし、「友達」になれなかった場合は、もうその人と通話はできないようになっています。
その他には自分の声を録画してマッチングを待つこともできるようです。

ユーザーのほとんどが台湾人ではありますが、
台湾人でも日本語をお話できる人もたくさんいますので、
もし台湾人と交流をしてみたい場合は、試してみる価値はあるかも!?

Eatgether

最近もっとも台湾の若者間で流行ってると言っても過言ではないEatgether
EatMe Catering Consulting Co.,LTDからリリースされた条件にマッチした相手と一緒にお食事をするアプリです。

食事の人数や一人あたりの予算、割り勘かおごりかなどの表示もありますので、
自分のスタイルにあわせて一緒に食事をすることができます。

現在対応地域は台湾と香港のみですが、今後は日本にも進出する予定があるとか。

近年、日本から台湾に駐在する日本人も多くいる中で、気軽に台湾人とお友達になれるいい機会を作ってくれるサービスだと思います。親日国であるだけに日本語も話せる台湾人も多いので、一般的に知られていないローカルフードも食べれて一石二鳥かも!?

最後に

みなさん、台湾に対するイメージは変わりましたか?
昨年は日本から189万人が台湾に旅行に行かれているそうで、ますます両国間の距離が近くなっています。
もし次回台湾に旅行される機会がありましたら、観光だけではなく、上記で紹介したサービスを試してみるのはもちろん、台湾のスタートアップやコワーキングスペースを訪れるのもいいかもしれませんね。

今後さらなる成長を遂げる台湾市場から目が離せません!

ABOUTこの記事をかいた人

akio

日本人と中国人のクォーターとして生まれ、もうすぐ30歳。 幼少期から始めた野球を今でも続け、イチローへの憧れが人一倍。 グッドパッチでは「デザインの力を証明する」ために日々勉強中。
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