普段仕事を頑張っている人にとって、休日は充実させたいですよね!
でも、何も考えないとダラダラ過ごしてしまいがち・・
趣味に没頭したり、知識を付けたりなど、有意義な時間を作るために、社内のメンバーに休日のおすすめの過ごし方を聞いてきました!エンジニアやデザイナーを中心に聞いたので、普段と違った発見があるかもしれません。

料理をして心身ともにリセットする

メンバーの1人は休日の時間を「週明けに備えるため」に有効活用していました。その際に必ず取り入れているのが料理。彼女が取り入れている「できる限り無駄な時間を減らすための工夫」をご紹介します。

スーパーへ行く際は、ほとんど毎週同じ食材を調達します。作る料理のバラエティも、いくつか決めた中から選びます。ルーティン化することで、考える・無駄な時間を意図的に減らしています。仕事するときと同じで、如何に効率化できるかを常に考えることがコツなんですね。

また、ビーガンの経験から得た知識も活用してしていて、「食生活を改善してから、元気になりました。食事は自分への投資だと思っています。ちゃんとスケジュールに沿って料理ができたときは気分も良いですし」と笑顔で話してくれました。

平日の飲み会などで食生活が偏ってしまった分をリフレッシュすることで、週明けから気持よく働けそうですね!
また、食材の調達や調理の段階に何か1つ工夫を取り入れることで、仕事にも活かせる作業の効率化方法が身につけられそうです。

日常のあらゆるシーンからユーザーストーリーを学ぶ

某大手自動車メーカーのプロジェクトにPM兼デザイナーとして関わるメンバーは、「日常のあらゆる出来事からインスピレーションを受けている」そうです。休日はNetflixオリジナルドラマや、流行りのゲームからデザインのインスピレーションを受けているんだとか。

具体的な例として挙がったのが『マリオカート』。「将来の自動運転は、マリオカートのようにユーザーに対して少しの操作を要求しつつ、どういう運転をしても安全を確保できるものになると思うんです」と話していました。

一見リラックスするためだけの趣味が、意識を向けることで学びになることに驚きました。
映画やゲームの世界は実現不可能な場合が多いですが、そこからクリエイターやサービス開発者は新しい開発のアイデアを得ているのではないかと思いました。

レストランのサービスからユーザーエクスペリエンスを学ぶ

休日にはお気に入りのカフェで作業をしたり、友人とディナーへ行くと答えたメンバーも多数いました。その際に受けた体験を分析することは、仕事でユーザーエクスペリエンスを考える際に役立ちます。よく、「オンラインとオフラインのユーザーエクスペリエンスは無関係だ」と捉えられがちですが、それらは互いに密接に関連しています。

例えば、あるイタリアンのレストランがなぜ安くてクオリティの高い料理を提供できるのか?雰囲気をどのように良くしているのか?店員はなぜいつも笑顔で接客をしているのか?などを考えることが、あらゆるサービス考案に役立ちます。

出来上がったサービスを細分化し、どのようにそのサービスを実現しているのかを知ることが重要なのです。エンジニアリング用語で言うと「リバースエンジニアリング」と言うそうです。機械を分解したり、設計図などの仕様を調査することです。

時間に余裕がある時は、なかなか意識しようと心がけないと気づかない「日常の些細な部分」にも目を向けたいですね。

新しいものに触れて価値観を広げる

普段接している分野とは違った、知らない世界に触れてみることもおすすめです。

デザイナーの1人は、「休日にはデザインと無関係のことをしたい」と話していました。平日デザインに触れている分、休日は行ったことがない場所で新しい人に会うことで、より良い人間中心設計ができそうです。

このように友達とレジャースポットへ足を運んだり、綺麗な自然に触れることで、新しい気分で週のはじまりを迎えられますね。

1つの領域を深掘ることも大切ですが、広く知識を身につけることが成功への鍵だと感じます。日頃顔を合わせる人が決まっているからこそ、出会いを探しに新しいスポットへ訪れたいですね。

頭のエクササイズのために手を動かしてみる

「かたちあるものに触れる」と答えたメンバーも何人かいました。平日は四六時中パソコンのスクリーンと向かい合っているため、目や全身の疲れを癒すために実際に触れられるものに触れることを大切にしているんですね。

例えば、デベロッパーの女性は月に2回、家から電車で2時間ほど離れた逗子にある『相談家具屋』で木工を習っています。3Dである木材に触れる際に、1番普段の仕事とのギャップを感じるのは「戻るボタンがないこと」。非常にデベロッパーらしいエピソードですが、復元できないことが作業を慎重に行うきっかけになり、計画的に物事を進めるという頭のエクササイズにも役立っているそうです。

フロントエンジニアの男性は、毎週日曜日に趣味で洋服作りをしています。「普段左脳ばかり使うため、意識的に右脳を使うようにしています。エンジニアリングと洋服作りは結びついていると思います」と話していました。
タスクをブレイクダウンして考える点や、あくまでもどちらもユーザーを考えた設計である点が確かに似ています。

溜まった情報を整理してタスク管理の力を身につける

メンバーの多くはPinterestを活用し、情報を整理しています。溜まった情報を見返すのも休日の趣味の1つです。Pinterestでお気に入りの場所や行きたい場所にPinをしておいて、休日の散策に役立てています。

デベロッパーの1人が見せてくれたPinterestには「Ramen shibuya」や「Places To Go(関東)」など気になるスポットが細かくカテゴリー別にPinされていました。

面白かったのは、InstagramとPinterestを彼女が使い分けていたこと。旅行に行く前は行きたい場所をPinできるPinterestを、場所を訪れた後はハッシュタグで検索できるInstagramを使うそうです。溢れたツールの使い分けを決めるのも「情報整理」の1つです。

こうして知らず知らずのうちに身につけた「ものごとを整理する力」は、仕事上でも大きく活きています。多くのビジネスタスクは情報を整理することから始まります。散らばった情報を適切なカテゴリーに入れ、どんな時でも引っ張り出しやすい状態にしておきます。
普段からこのように情報をカテゴリー別に整理しておくことは、どのような職種の人にも役立つスキルの取得へと繋がっているように感じます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

休日は趣味に没頭したり、休む時間として使っている人も、ほんの少しの工夫で周りとの差をつけられる過ごし方ができそうですね。リラックスをしながら何気ないインプットをする時間や、家族や友人と一緒に過ごす時間を週ごとに変えてみるのも良さそうです。

今回、Goodpatchメンバーに聞いた「休日の過ごし方へのこだわり」は職種問わず実践できるものだと感じます。
皆さんも何気ない休日の過ごし方にひと工夫加えてみてはいかがでしょうか?