UIデザイナーが考える、アウトプットを活用した新しいデザインのアプローチ
こんにちは!私はGoodpatchのクライアントワークにおいて、UIデザイナーを担当しています。
突然ですが、私たちの日常生活にはたくさんの「デザイン」が存在していることをご存知ですか?
私は、人は誰でもデザイナーになれる力を持っていると信じています。洋服を選ぶ時、旅行プランを立てる時、料理を作る時など、私たちは無意識に「デザイン」をしているんです。
今回は、デザイナーの視点から、ビジュアルに関する新しいアプローチを「料理」に結びつけてご紹介しようと思います。ちょっとした遊び心も入れてみたので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
料理とデザインのプロセスにある共通点
料理からは、配色のバランスやレイアウトなど、学ぶことが沢山あります。
例えば「インスタ映え」するような料理は、写真を撮ることも多いと思うのですが、その場合も「どんなアングルで撮ると美味しく見えるのか」と意識するだけで、一つの学びになります。
他にも、料理のあらゆるプロセスは、デザインと結びつけることができます。
- スーパーで食材を買う時
- 料理を作る時
- 料理をプレーティングする時
- 写真を撮る時
では、具体的にどのように料理とデザインが共通しているのでしょうか?
ゴールを決めて素材を集める
料理をするためには、スーパーで食材を買いますよね。全体的な栄養バランスを考えながらメニューを決め、食材を選ぶことは、デザイナーがデザインする上で目的やゴールを決め、素材を収集していくことと共通しています。
収集した素材を元に、ビジュアルにしていく
買ってきた食材で料理をするのは、収集した素材からビジュアルデザインを作っていくプロセスと似ています。
ビジュアル化したパーツをレイアウトする
料理ができたら、お皿を選び、美味しく見せるためにプレーティングします。このプロセスはデザイナーが、ビジュアル化したパーツをレイアウトして、UIを作っていくプロセスと共通しています。
アウトプットを記録する
私は、料理が完成したら必ず食べる前に写真を撮っています。(この記事のアイキャッチにも、自分で撮影した写真を使用しています!)
これはデザイナーが、実績をポートフォリオに残すことと同じだと思います。
アウトプットを使ったアプローチを考える
料理とデザインのプロセスには、似たようなところがたくさんあることがお分かりいただけたでしょうか?
しかし、ポートフォリオとして残すだけで満足していてはもったいない!そこで、もうワンステップ先に進めるアプローチを考えてみました。今回は、料理の写真からいくつかカラーを抽出し、そのカラーパレットを使ったビジュアルを用意してみました!抽出したカラーには、食材の名前をつけています。それでは早速見ていきましょう!
01.ビーフオムライス
02. エビのサンドイッチ
03. ナスの田楽味噌
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は料理からインスピレーションを受け、ビジュアルに落とし込むまでのプロセスを書いてみました。料理という日常的な行為のアウトプットからも、デザイン的なアプローチができるということが伝わっていたら嬉しいです。
私たちは日頃、Web検索やイベント参加など、様々なインプットをしていますが、少し視点を切り替えるだけで、普段何気なく過ごしている時間からも、インプットは行えるのです。
サービスのきっかけ、アイデアは、実は色んなところに転がっています。しかし無意識に過ごしていると、気づくことはできません。デザイナーは物事をよく観察し、疑問を持ち、答えを見つけるプロセスを繰り返し経験していますから、日常に潜むヒントを見つけることも得意なのではないかなと私は思っています。
今回は料理をテーマに記事を書いてみましたが、いつもと違う目線を意識すると、隠れたアイデアの種をたくさん拾うことができますよ。皆さんも、ぜひ試してみてください!