グッドパッチのDesignOps採用チームってどんなチームなの?〜わたしたちが大切にしていること〜
グッドパッチの国内デザインパートナー事業に所属するDesign Divisionにはデザイナー・エンジニア・セールスなど約130名のメンバーが所属しています。事業・組織ともに拡大していく中で、組織課題の解決やクライアントワークにおける提供価値の拡大を支えるチームとして、グッドパッチにはDesignOpsがあります。
DesignOpsは2021年春から正式に活動をスタートしており、2022年にはWantedly主催のイベント『FUZE2022』において、『BEST TEAM OF THE YEAR』SILVER賞を受賞することができました。
また、デザイナー採用についてお話しさせていただく機会も増えてきたため、今回はDesignOpsの「採用活動」についてご紹介します。
目次
グッドパッチのDesignOps採用チームってどんなチームなの?
DesignOps採用チームはDesignDivisionの中途採用とグループ会社であるスタジオディテイルズの中途採用を担当しています。HRBPを筆頭にリクルーター4名が各職種ごとに担当し、より専門性の理解の高い状態で採用業務を推進しています。また、面談/面接の日程調整、選考進捗の管理などを担当するリクルーティングコーディネーターも含め、ONE TEAMで活動しています。
わたし自身は2019年にグッドパッチに入社し、UXデザイナーとしてクライアントワークに従事していたところからDesignOpsに異動しました。現在のチームには他にも、前職で経済産業省へ出向し、デザイン政策担当として日本文化の発信やデザインイノベーションの普及に携わっていたメンバーなどもおり、デザインやデザイナーを理解しているリクルーターがいることはDesignOps採用チームの特徴のひとつです。
DesignOps採用チームが大切にしていること
HRBP、リクルーター、コーディネーターといった役割はそれぞれありますが、わたしたち採用チーム全員が大切にしていることがあります。
それは「合否に関わらず、グッドパッチの選考を受けてよかったと思ってもらえる体験を提供すること」です。
特にデザイナーやエンジニア採用において、人材獲得の競争が一層激しくなっている昨今、多くの企業が候補者に選ばれるために様々な取り組みをしていますが、そのひとつとして採用CX(Candidate Experience)=候補者体験が注目されています。
採用CXに取り組む理由として、採用活動では候補者が自社を認知し、 応募の検討をするところから選考が終了するまでに多くの接点を持ちますが、 その各接点において「候補者が自社の価値を感じる体験」を提供することで候補者に選ばれる確度が高まるためです。
候補者または選考を経て入社したメンバーからこんな言葉を聞きませんか?
「選考での面接官の話や面接官が一緒に働きたい人かどうかが決め手」
「面談や面接のアイスブレイクや自分の話を聞いてくれる姿勢がよかった」
つまり、選考での体験がその後に大きく影響するということです。
DesignOps採用チームはこの採用CXに全員で取り組んでおり、実際に採用に繋がったことも多くあります。では、具体的にどんなことをしているか、少しご紹介したいと思います。
カジュアル面談事前アンケート
最近はダイレクトリクルーティングやリファラル採用の増加を背景に、入り口としてカジュアル面談を実施し、相互理解を深める機会が多くなっています。
ただ、せっかくお互いの時間を使っているにもかかわらず、面談担当者は「何を話せばいいかわからない」、候補者も「面談のゴールやスタンスがわからない」ということはよくあります。そこで双方の時間を有意義なものとするため、このカジュアル面談事前アンケートを実施しています。候補者には任意で回答いただき、事前にどんなことを知りたいか把握することで、期待値調整やアトラクト、事前準備などをおこないやすくなり、面談での体験向上に寄与しています。
選考の参考情報及び選考フロー公開
面談や面接の時間をお互いにとって有意義なものにするため、あらかじめ把握していただきたいことをNotionにまとめて公開しています。また、候補者はどのように選考が進んでいくのか、面接回数や面接官はどんな人なのか気になるものです。そこで、選考フローを公開し、どのような流れで選考が進んでいくのか事前に把握できるようにしています。大げさかもしれませんが、転職は人生を大きく左右する重要なイベントです。候補者が面接で力を発揮できるよう、余裕を持って選考に臨みたいと思うことは当然で、そこにも寄り添っています。また、わたしたち企業側も説明コストを削減することができます。
候補者からの実際の声
ありがたいことに、候補者からこのような声をいただいています。わたしたち採用チームを通じて、グッドパッチに興味を持っていただけたり、グッドパッチを好きになっていただけたときはとても嬉しく思います。もしも入社に至るご縁がなかったとしても、このような体験の積み重ねが「グッドパッチと出会えてよかった」と強く記憶に残り、ハートを揺さぶる良い体験を提供できたといえるのではないでしょうか。
DesignOps採用メンバーとして必要なこと
DesignOpsで採用に携わるメンバーとしては、候補者はもちろんのこと、組織やデザイン、デザイナー、採用市場など理解しておくべきことがたくさんあります。
採用に飛び道具はなく、ひとつひとつにしっかりと向き合っていくことで、採用力が向上していくと思います。
組織によって向き合う優先事項は変わるため、適切な優先事項を立てるための日々のインプットがDesignOpsに所属するメンバーとしては大事だと思っており、特に以下の3つの観点をインプットできるように意識しています。
- 組織の解像度が高いこと
- 自組織が会社の中でどういったミッションに向き合っているか理解している
- どういう人が所属していて、どういった関係性で組織が成り立っているか理解している
- 自組織と周辺組織の関係性を理解している
- 組織の課題の解像度が高いこと
- 自組織内にどういった課題があるか理解している
- 課題の関係性と根本原因を理解している
- 自組織と周辺組織の間にある課題や組織ごとの課題の違いを理解している
- デザイナーの業務やマインドセットの解像度が高いこと
- 各デザイナーがどのような業務を行っているか理解していること
- 業務の中で起きやすい問題を理解していること
- 各デザイナーがどのような悩みを持っているか理解していること
おわりに
わたし自身はUXデザイナーから採用に携わるようになって、もうすぐ丸2年が経とうとしています。デザイナーという肩書ではなくなりましたが、今は採用という側面からデザイナーをエンパワーし、仲間とともにDesignDivisionという組織をデザインしていると思っています。事業や組織という目線で課題解決や仕組みを構築していくことは、ある意味UXデザインに近いところもあり、デザイナーとして培ってきたポータブルスキルは実は採用でもとても活かせる部分があると実感しています。
日々候補者や現場メンバーと1to1で向き合うこと、凡事徹底で推進していくことがなにより大切です。
最後になりますが、グッドパッチはデザイナー・エンジニア・セールスなど様々なポジションで仲間を探しています。よかったらわたしたちとカジュアルにお話しませんか?
「グッドパッチのDesignOps 採用チームってどんなチームなの?〜わたしたちが大切にしていること〜」は Goodpatch Design Advent Calendar 2022 16日目の記事でした。