最近、巷でよく耳にするUX。UXとは、User Experienceの略語で、さまざまな分野(例えば今話題のFinTech分野)で重要性が話題になっています。言葉はよく聞くけど、日本での実社会への応用や学びの機会提供は、残念ながらまだあまり多くありません。まずは、UXについて自分の興味関心に合うものか詳しく知りたい、それからスキルアップのために深く学んでいきたいと思う方も多いのではないかと思います。

そこで、今回はUXの応用が進んでいる海外のUX教育機関・プログラムをリサーチしてみました!中にはグッドパッチメンバーが使っているプログラムも入っているので、一緒にUXのスキルアップをしていきましょう!

オンラインプログラム

まずは、日本に居ながら自分のペースでUXを学び、キャリアアップを目指したい方におすすめなオンラインプログラムを3つご紹介します。
(参考: 10 of the Best Schools for UX Design Today

1. SPRINGBOARD

(参考: https://www.springboard.com/students

まずご紹介したいのが、Springboardです。UXに興味はあるけど時間が無いし、難しそうだし、将来の自分のキャリアに合っているのかわからないと悩んでいるあなたにオススメなプログラムです。自分のペースで学び、短期でプログラムを終了して、世界中のUX分野(※)のスペシャリストと繋がることができます。また、無料のコンテンツも提供しているので、始める前にコンテンツを見ながら、自らのUXキャリアの可能性を検討してみてはいかがでしょうか?

※この記事では、UX分野と表記している箇所がありますが、UXに密に関連するhuman-computer interaction・user-centered research等の分野をまとめてUX分野と表記しています。

プログラムに関して詳しくはこちら → https://www.springboard.com/how-it-works/overview

2. INTERACTION DESIGN FOUNDATION

(参考: https://www.interaction-design.org/

続いてご紹介するのは、INTERACTION DESIGN FOUNDATIONです。低価格でハイクオリティなプログラムを提供してくれるこのプログラムは、初心者からエキスパートに至るまで、幅広い方にUXの教育を提供しています。さらに、この大学の教材は、あのマサチューセッツ工科大学やケンブリッジ大学でも使われているそうです!オンラインで低価格だけど、信頼のある高品質のUX教育を体験してみませんか?

プログラムに関して詳しくはこちら → https://www.interaction-design.org/

3. UC SAN DIEGO

(参考: https://extension.ucsd.edu/courses-and-programs/user-experience-ux-design

3つ目にご紹介するのは、皆さんも聞いたことがあるであろうカリフォルニア大学San Diego校が提供するUXプログラムです。このプログラムは前述の2つとは異なり、受講希望者にはある程度のUX分野の経験が求められます。今までUX系の分野の仕事をしてきて、これからさらにUXを極めスキルアップしていきたいという方向けのプログラムです。

プログラムに関して詳しくはこちら → https://extension.ucsd.edu/courses-and-programs/user-experience-ux-design

大学プログラム

次に、これから海外に飛び出し、現地でUXを学んでみたいという方、特に学生の皆さんにオススメな大学(プログラム)を3つご紹介します。
(参考: Top 50 Best Value UX Design Graduate Programs

1. Carnegie Mellon University

(参考: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:The_Mall_Carnegie_Mellon.jpg

知る人ぞ知るアメリカの名門大学。13,285(学部生+院生)人の学生が通う大学です。今回は、この大学の修士課程プログラム “Master of Human-Computer Interaction” をご紹介します。同大学は、自称「世界で初めてUX等のプロを輩出する準備に専念した大学」だそうです。3セメスター(学期)で完結するプログラムで、実社会で使える生きた理論が学べると思います。

プログラムに関して詳しくはこちら → https://hcii.cmu.edu/academics/mhci

2. University of California – Irvine


(参考: http://mithun.com/project/university-of-california-irvine-mesa-court-expansion/

UCLAやUC Barkleyを聞いたことがある人が多いと思いますが、University of California – Irvineも同じカリフォルニア大学郡の1校です。UC Irvine も1校目と同様、Master of Human-Computer Interaction & Design Programがあります。このプログラムは、世界で唯一(自称)のlow-residencyプログラムだそうです。キャンパスにいる間は対面で詳しく学び、オンラインではフレキシブルに自分のペースで学ぶことができるようです。卒業生からUXや関連分野のリーダーを輩出すべく、柔軟で質の高い教育を行なっているようです。

low-residencyプログラムとは…?
大学レベルの教育機関で実施されている一種の教育方法で、短期間のキャンパスでの講義と、オンラインでのプログラムが組み合わされたプログラムです。

プログラムに関して詳しくはこちら → https://mhcid.ics.uci.edu/

3. Purdue University


(参考: http://news.mit.edu/2018/purdue-supply-chain-management-masters-program-joins-mitx-micromasters-0426

今回、最後にご紹介するのは、Purdue Universityです。ビジネス分野と理系分野が有名な大学で、大学・大学院で約210以上の専攻科目を提供している大規模総合大学です。この大学では、修士プログラムではなく学士プログラムからUXのプログラムを提供しており、「UXデザイナーとはなにか」「将来、UXデザイナーとしてどのようなものを生み出していけるか」など、UXの超基礎的な部分からその分野を極めていけると思います!UXに興味があるけど具体的な部分はほとんど知らない・UXだけでなく他の分野も学びながら社会に出ていきたいと思っているあなたにオススメの大学プログラムです!

プログラムに関して詳しくはこちら → https://polytechnic.purdue.edu/degrees/ux-design

まとめ

以上6つのプログラムをご紹介しましたが、興味のあるものはありましたでしょうか?
世界的に、UX分野はまだまだ発展途上と言われていますが、技術革新の目まぐるしい現代を生き抜き、特にビジネスの分野での成功を目指すに当たってUXの必要性はますます高まっていくと思います。今からでも新しい分野に触れ、時代に合ったスキルアップを考えてみてはいかがでしょうか?
今回は海外のプログラムをご紹介したので、次は、国内編もあるかも…?

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