グッドパッチ、地銀と連携しデザインの力で地域経済の活性化と地方創生を推進する「地銀共創パートナープロジェクト」を開始
〜第一弾として山陰合同銀行とともに、地域経済活性化と地域企業のイノベーション創出を後押しする取り組みをスタート〜
顧客体験を起点に企業変革を前進させるデザインカンパニーの株式会社グッドパッチ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:土屋尚史、証券コード:7351、以下「グッドパッチ」)は、地方銀行と連携し、デザインの力で地域企業の課題解決や新たな価値創造を支援する「地銀共創パートナープロジェクト」を開始しました。
本プロジェクトの一環として、株式会社山陰合同銀行(本店:島根県、取締役頭取:吉川浩、証券コード:8381、以下「山陰合同銀行」)と共に、山陰合同銀行顧客企業のイノベーション創出支援を行うほか、地域の企業・経営者向けセミナーなどを通じて、地域経済活性化と地方創生を後押しします。
要約
- グッドパッチが地方銀行と連携し、地域企業を支援する「地銀共創パートナープロジェクト」を開始した
- 地方創生の鍵として地域経済活性化が挙げられる中、自治体だけでなく地域企業における競争力向上やイノベーション創出が必要となっている
- 地銀共創パートナープロジェクトの一環として、山陰合同銀行との協業を開始。年始には経営者向けセミナーを実施したほか、山陰合同銀行の顧客企業へグッドパッチがデザインパートナーとして伴走支援する取り組みを開始
- グッドパッチは、フルリモートデザイン組織 Goodpatch Anywhereを中心に、地方発のイノベーション創出や地域経済活性化、地方創生につながることを目指している
背景
現在、地方において「デザイン」の活用が徐々に広がっています。2018年の「デザイン経営宣言」以降、デザインがブランド構築やイノベーション創出に資することに注目が集まり、2024年11月には山梨県がデザイン推進拠点として「山梨デザインセンター」を開設したほか、さまざまな自治体が地域産業や地域ブランディング、社会課題解決においてデザインの力を取り入れる動きをしています。
グッドパッチは、2023年に北海道上川町と「未来共創パートナーシップ協定」を結び、新たなまちづくりの実現と地域課題の解決を目指して、幅広い取り組みを行っています(※1)。また、フルリモートデザイン組織「Goodpatch Anywhere」には、国内外さまざまな地域のデザイナーが所属しており、これまで新潟県や島根県といった自治体や大学と連携した講演やワークショップなどを行うなど、「地方×デザイン」を推進してきました(※2)。
そんな中、「地方創生」が新たなフェーズを迎えています。2025年6月に閣議決定された「地方創生2.0基本構想」では、地域資源を活用した高付加価値型の地方経済の実現(地方イノベーション創生構想)が5本柱のひとつとされており、地方において自立的かつ持続的に「稼げる」地方経済をつくり出していくことが重要であるとされています(※3)。
グッドパッチでは、これまでの一連の取り組みを通じ、地方創生につながる地域企業の競争力向上やイノベーション創出には、地方自治体だけでなく各地域に密着した地方銀行と連携することが有用であると考え、このたび新たに「地銀共創パートナープロジェクト」を立ち上げました。
その第一弾として、山陰合同銀行との協業を開始。山陰合同銀行は山陰を起点とし、山陽・関西・東京といった広域エリアで、地域経済の発展や地域企業の課題解決などコンサルティング活動を展開しています。こうした取り組みに、さまざまな企業の新規事業創出やリブランディングなどを支援してきたグッドパッチの実績やデザインの知見を掛け合わせることで、地域経済の活性化やイノベーションの創出を後押しします。
※1:グッドパッチと北海道上川町、デザインによるまちづくりと地域課題解決に向けた未来共創パートナーシップ協定を締結(2023年8月24日)
※2:新潟県と島根県の事例から考える、地域課題にこそ求められる「デザインの力」(2024年9月19日)
※3:地方創生2.0基本構想 閣議決定(2025年6月13日)
地銀共創パートナープロジェクトの主な取り組み
グッドパッチは今後、全国各地の地方銀行と連携し、以下の取り組みを行います。
- 地域企業の新規事業創出支援
各地方銀行の顧客企業(地域企業)における新規事業創出を、アイデア創出から事業成長まで一貫して支援します - 既存事業を生かした事業成長・変革支援
地域企業にグッドパッチが伴走し、リサーチやワークショップなどを通じて、既存事業における課題を抽出。解決策の立案から実行まで、デザインパートナーとして支援することで、各企業の強みを生かした事業成長や事業変革を推進します - DX推進、AI活用支援
グッドパッチが持つUI/UXデザインの強みを生かし、顧客起点の「体験設計」を重視したDX推進、AI活用戦略の立案から実行まで一貫して伴走支援します - 地域企業向けのイベントや講演、ワークショップの開催
地域企業に向け、ブランド構築とイノベーションに資する「デザイン経営」の知見や、ビジネスに有用なデザインのアプローチを学ぶ機会を提供します
山陰合同銀行との取り組み
グッドパッチと山陰合同銀行は、現在以下の取り組みを行っています。
地域企業の経営者向けの講演
2025年1月27日に開催された山陰合同銀行主催イベント「ごうぎん新春講演会〜持続可能な地域経済の実現〜」に、Goodpatch Anywhere事業責任者 小澤が登壇し「三方よしの事業変革・イノベーション支援」をテーマに講演を行いました。当日は、「ごうぎん経営者クラブ」会員が参加し、講演後にはさまざまな意見交換を行いました。
地域企業への伴走支援
山陰合同銀行と協業し、山陰合同銀行の顧客企業にグッドパッチがデザインパートナーとして伴走します。今後、各企業や地域のニーズに合わせた支援を積極的に行います。
Goodpatch Anywhere 事業責任者 小澤美里 コメント
この取り組みを通じて、銀行および企業の皆さまと共に地方に内在している魅力や可能性を再定義し、新規事業開発や事業変革などによるさまざまな地域課題の解決を目指しています。
またGoodpatch Anywhereには地方在住のメンバーが多数在籍しているため、地域に縁があるメンバーの参画も可能です。持続可能な成長を一緒に創っていきましょう。
地銀共創パートナープロジェクトに関する問い合わせ
グッドパッチは、本プロジェクトに関心のある地方銀行を募集しています。詳細はお問い合わせフォームよりご連絡ください。
※お問い合わせ種別「M&A・業務提携・アライアンスのご相談」を選択し、必要事項を明記してお問い合わせください
株式会社グッドパッチについて
グッドパッチは、顧客体験を起点に企業変革を前進させるデザインカンパニーです。
デザインパートナー事業では、グッドパッチならびにフルリモートデザイン組織「Goodpatch Anywhere」により、新規事業の立ち上げ、既存事業のリニューアル、企業のデザイン戦略立案、デザイン組織構築支援などを行い、大企業からスタートアップまで企業が持つビジネス課題をデザインで解決しています。
デザインプラットフォーム事業では、デザイン人材のキャリア支援サービス「ReDesigner」、デザイナーを目指す学生向け就活プラットフォーム「ReDesigner for Student」、オンラインホワイトボード「Strap」を提供し、デザインによる価値創造に取り組んでいます。
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