近年、ユーザー体験を中心としたユーザインタフェースやデザインづくりを指す「UI/UXデザイン」という言葉や、デザイン思考という考え方が広がりをみせています。
企業様からも、実際にその考え方を理解した上でプロジェクトを取り組みたいというお声をたくさんいただきます。
そのような要望にお応えして、グッドパッチでは数々のプロジェクト実績を経て構築してきたデザインプロセスを1dayに凝縮したワークショップを企業様にご提供しています。

Goodpatchが提供するデザインプロセスワークショップについて

詳しい内容についてはこちらをご覧ください。

通常のワークショップでは対面で1箇所に集合して数チーム合同で実施するのですが、コロナウイルスの影響を受けて、オンラインのみで開催できる1チーム(4 – 5人)限定の特別パッケージを作成し、フルリモート体制で実施させて頂きました。

実施の背景

今回は株式会社ネクスティ エレクトロニクス様にご協力いただき、実際にオンラインで実施したワークショップの事例をご紹介します!
株式会社ネクスティ エレクトロニクス(https://www.nexty-ele.com/)様はエンジニアリングと価値ある機能で、IoT・産業機器等、幅広い分野のクライアントニーズに応え、社会の課題を解決するソリューションを提供している会社です。
「クライアントからの要望をユーザー目線で検証して新規提案が行えるようにUXデザインを学びたい」というご要望のもと、ネクスティ エレクトロニクスの皆さまがサービスデザインにおける共通言語を獲得し、実務での取り組みを強化していくための土台づくりとして、今回のワークショップを実施しました。

フルリモートでの実施ということで、メインで使用したツールはZoomと、Goodpatchが開発するクラウドワークスペースStrapです。

時間の制約がある中でクイックに課題抽出からプロトタイプ検証までをやり切るラピッドプロトタイピングを体験できる、オンラインワークショップの内容をご紹介します。

オンラインワークショップ参加者からのよくある質問

本題に入る前に、オンラインワークショップに初めて参加される際、よくいただくご質問をいくつかご紹介します!

Q.通信設備は職場並みの環境が必要ですか?

A. 今回のワークショップにご参加いただいた方々は、ほとんどが一般家庭の通信環境でしたが、問題なくワークできました!心配な方は事前にテストするなど、できる限りサポートさせていただくのでご安心ください。

Q. 付箋を使ったワークはどうやってするの?
A. デジタル上でホワイトボードと付箋を使ったワークを再現して行います。Goodpatchのオンラインワークショップでは、クラウドワークスペースStrapを使用していただいております!

Q. 子どもがいて声が入っちゃうかもしれません。
A. Goodpatchはお子さまのご参加も歓迎です!進行に差し支えはありませんが、ご自身が気にされる場合、ディスカッション時以外はマイクをミュートにしていただくなどできる範囲で工夫をしていただいています。

Q. ワーク中、困ったことや質問があったら誰に聞けばいいの?
A. オンラインワークショップは参加人数を絞って開催するため、オフラインでの開催形式よりも手厚いサポートが可能です。Goodpatchメンバーがサポートメンバーとして参加しておりますので、気軽に声をかけてご相談ください。
※参加人数は5人以内を推奨しますが、6人以上での実施も可能です!

そのほか、今回オンラインワークショップを通して感じたポイントはこちら。
特に、長時間PCに向き合ってワークをするので、身体は疲れやすくなります。意識的に休憩やストレッチをしたり、快適にワークを体験していただけるよう、タイムスケジュールもどんどん改善していきます!

ワークショップ実施までの事前準備

オンラインワークショップは各自ご自宅からご参加いただくため、質問や何かトラブルがあった時にも画面越しのサポートとなります。
そこで今回は本番の数日前に、参加者の皆さんと当日の手順を一緒に行い、使用するツールに慣れていただきました。

事前にやったこと
・Prottのログイン確認
・Strapのログイン確認
・Strapの操作方法のご案内と確認(ボード上の移動、かんたんな操作など)
・Zoomの音声・動画テスト

ワークショップ当日

ワークショップの目的とテーマを共有

まずこのワークショップを通じて何を得るのかという目的と、テーマの共有をしました。
そして「デザイン」は装飾などの表層的な部分の意味合いだけではなく、より包括的な「見た目などの造形だけではなく、全体の設計」であることなど、デザインについてのお話させていただきました。
本日のワークショップの目的と、デザインについての認識を参加者全員で目線あわせをしてからスタートします。

また、フルリモートでのワークショップということもあり、フルリモートワークショップにおける気をつける点についてもご紹介しました。

ユーザーインタビュー

まずユーザーインタビューによりターゲットペルソナから課題と理想状態を深堀りし、ユーザーが抱えている本質的な課題とニーズの分析への材料を集めていきます。Goodpatchが予め用意したペルソナシートを読み込んだあと、深堀りをするためのインタビューの戦略をチーム全員で相談し、ユーザーへインタビューを行いました。
インタビューで得たインサイトは全員でStrap上へ記録し、次のカスタマージャーニーマップへと活かします。

カスタマージャーニーマップ

カスタマージャーニーマップでは、インタビューから得たユーザーの行動や思考ニーズや困りごとを時系列に可視化することで、ユーザーが抱えてる課題と求めている理想を分析できます。
そしてユーザーの感情がどのように上下しているのか曲線で整理することで、ユーザーのモチベーションや感情に影響を与える重要なポイントを可視化します。

オンラインワークショップでのメリットとして、このようなたくさんのインサイトを扱うワークでは普段はインサイトの付箋があふれますがStrap上ならインサイトを漏らさずに拾い上げ分析へと活かすことができます。

アイディエーション

そして、カスタマージャーニーマップで見えてきた課題のどの部分にフォーカスをすることで、本当の理想状態を気づくことができるかを、発散と収束を繰り返しながら検討します。
解決する部分のフォーカスと解決方法のアイデアを、コンセプトシートを使って言語化します。

ユーザーストーリーと情報設計

アイデアをプロダクトにしていくには、サービスの具体的な利用シーンをチームで共有できていることが重要になります。提供するサービスでどのような体験が必要なのか、その画面にはどんな機能や情報が必要か設計していきます。
ユーザーストーリーやプロトタイピングでは、クイックに全体像を掴むため自分の手でイラストを書きながら検討を繰り返していきます。
予め全員でストーリーをディスカッションし、分担してストーリーボードのイラスト書いてつなげ、コアな体験がどの部分になるのか確認します。

ユーザーストーリーで、プロダクトにおけるコアな体験がどこなのかチーム全員が認識を揃えたところで、実際にプロトタイピングに向けてその画面にはどんな機能や情報が必要か設計をしていきます。

プロトタイピング

Goodpatchが提供するプロトタイピングツール「Prott」を使って動くものを元にコミュニケーションを取り、多様なフィードバックを得ることができます。
情報設計やユーザーストーリーを参考にしながら、実際のアプリケーションのワイヤーフレームを紙に画面を書きProttへアップロードし、遷移をつけてプロトタイプを作成していきます。
手元での作業になりますが操作に困った場合、ファシリテーター以外にもZoomにGoodpatchのスタッフが待機しておりますので、その場でご質問にお答えいたします。

ユーザーテスト・ユーザーからのフィードバック

これまで議論を重ねてきたプロトタイプを実際にユーザーへ発表し、ユーザーに評価してもらいます。ユーザーにとって本質的な課題を引き出し、それを解決することができたのかどうか、わがままなユーザー目線でしっかりとフィードバックをします。

また、少人数のオンラインワークショップの場合、リアルの大人数のワークショップと違い、最初から最後までのディスカッションの流れを把握しているため、どの部分でずれてしまったのか、どこの部分がよかったのかなど、Strapを見返しながら全体の進行のフィードバックなどもあわせて行います。

最後に

今回はネクスティ エレクトロニクス様にオンラインでデザインプロセスをで体験いただいたワークショップのレポートをお届けしました!グッドパッチでは、デザインプロセスワークショップ以外にも、自由な発想でアイデアを生み出すアイディエーションワークショップや、チームの向かうべき方向を示すビジョンを可視化するビジョン探索ワークショップなど新しいワークショップも随時開発しています。

現在は、ご興味がある方向けに「オンライン説明会」という形で詳細をお伝えしておりますので、ぜひ以下よりお気軽にご相談ください!

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