グッドパッチ、レベニューシェア型 新商品共同開発で化粧品会社と共に新ブランドを立ち上げ
〜新ブランド「Ctrlx(コントロールバイ)」、目元ケアアイテムを開発・ローンチ〜
顧客体験を起点に企業変革を前進させるデザインカンパニーの株式会社グッドパッチ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:土屋尚史、証券コード:7351、以下「グッドパッチ」)は、化粧品の企画・開発・販売などを行うmsh株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:藤田 智美、以下「msh」)と共に、新化粧品ブランド「Ctrlx(コントロールバイ)」を立ち上げました。化粧品業界で一般的とされる商品開発フロー、商習慣とは異なるアプローチで目元ケアアイテムを開発し、2024年5月1日より順次発売します*1。
これまで多くの企業と準委任契約を結びデザインパートナーとして伴走支援してきたグッドパッチは、今回初めてレベニューシェアモデルを採用。今後もさまざまな企業と「レベニューシェア型 新商品共同開発ソリューション」を通じて、ユーザーニーズに根差したアイディエーションからコンセプト作り、商品・サービス設計、販促プロモーションに至るまで、デザイナーの視点を生かして一貫して携わることで、企業や社会における新たな価値創出と課題解決につなげ、イノベーションをデザインします。
*1:5月1日よりECにて予約販売開始、以降順次全国のバラエティショップ等で発売
要約
- グッドパッチは数多くのヒット商品コスメを生み出しているmshと新化粧品ブランドを設立、新商品を開発した
- グッドパッチはこれまで準委任契約でさまざまな企業をデザインパートナーとして支援しており、今回は初めてレベニューシェアモデルで、ブランドコンセプト設計から商品開発、販促プロモーションに至るまで一貫して携わった
- 今後も新たなアイデア創出や価値づくりに課題を抱える企業とレベニューシェア型 新商品共同開発を行い、新規事業・新規サービスや、新ブランドの立ち上げを展開する
背景
生活者のニーズが多様化し、さまざまなモノやサービスが飽和している現代、多くの企業において、これまでの慣習にとらわれない新たなアイデアの創出や、顧客に選ばれ続けるサービス・プロダクトの開発が求められています。一方で、自社単体では新たなアイデアが生まれにくいことや、実現可能性を懸念して商習慣に変化を起こしづらいこと、既存事業を抱えながら新規事業に割くリソースが不足していることなど、課題を抱える企業は少なくありません。
経済産業省・特許庁より「『デザイン経営』宣言」が出されて6年が経過し、多くの企業でCDO(Chief Design Officer)の登用が進み、デザイン組織を立ち上げる企業が増えるなど、ビジネスとデザインの領域が近接していく中、経営課題の解決や事業成長、新規事業創出などにデザインの考え方やデザイナーの視点を生かしたいというニーズが高まっています。
創業以来さまざまな企業にデザインパートナーとして伴走してきたグッドパッチは、事業戦略や構想のフェーズから、顧客体験設計、プロダクト・サービス開発、最終的な利益・価値創出まで一貫して携わる「レベニューシェア型 新商品共同開発」の必要性を感じていました。そこで今回、数多くのヒット商品を生み出しているmshと共にユーザーインサイトを軸にした化粧品ブランドを設立。ブランドコンセプト設計から商品開発、販促プロモーションに至るまで一貫してデザインのアプローチで共創し、商品を開発しました。
グッドパッチの「レベニューシェア型 新商品共同開発」
グッドパッチが行うレベニューシェア型 新商品共同開発は、企業の課題や状況に応じて、デザインディレクター、BX(ブランドエクスペリエンス)デザイナー、UXデザイナー、コピーライター、グラフィックデザイナーやUIデザイナーなど、必要な職能をもったメンバーでプロジェクトチームを組み、ユーザーニーズに根差したアイディエーションからコンセプト作り、商品・サービス設計、販促プロモーションに至るまで、一貫して携わります。
事業成長や新規事業・サービス開発、新商品開発などのアイデア創出、リソース不足などに課題を抱える企業とグッドパッチがパートナーシップを組むことで、新たな価値創出と課題解決を通じてイノベーションをデザインします。
【解決できる課題】
- 事業成長のために新たなユーザー層を獲得したいが、既存事業・ブランド・商品ラインナップでは難しい
- 新規事業・サービス、新商品・ブランドを創出したいが、自社内では新たなアイデアが生まれづらい
- 既存事業を抱えながら新規事業・新ブランドを立ち上げる仕組みや体制、リソースも不足している
- ユーザーニーズが多様化し、これまでのリサーチやマーケティング手法に限界を感じている
- 業界や社内において、商習慣やプロダクトアウトの志向が強く、ユーザーインサイトの把握やユーザー体験の設計が難しい
- 可能な限り初期フェーズの投資コストを抑え、事業リスクを最小化したい
【プロジェクトの流れ(一例)】
- 課題のヒアリング
- ユーザーニーズの調査(リサーチ、ワークショップなど)
- アイディエーション
- コンセプト策定
- ブランド開発
- 商品・サービス開発
- 販促・プロモーション戦略の策定
- ユーザーとのタッチポイントにおけるデザイン(Webサイト、アプリ、販促物など)
レベニューシェア型 新商品共同開発を通じたmshとの共創
今回、グッドパッチとmshはレベニューシェアモデルで新ブランド「Ctrlx(コントロールバイ)」を立ち上げ、目元ケアアイテムを開発。2024年5月1日より先行予約販売を開始しました。
mshはアイメイクブランド「ラブ・ライナー」やミネラルコスメブランド「タイムシークレット」などを展開しており、さまざまな化粧品の商品開発・販売の実績を持つ企業です。これまではmsh社内でブランド設立・商品開発を行っており、更なる事業拡大のために、業界や社内の慣習にとらわれない新たな発想を必要としていました。
今回グッドパッチは、これまでmshが行ってきた商品開発のプロセスと異なるアプローチでユーザーが抱える潜在的な悩みやニーズを特定。得られたユーザーインサイトを軸に、アイディエーションと試作を繰り返し、これまでにないユニークな目元ケアアイテムを共同開発しました。商品開発のみならず、幅広いユーザーに新たな価値を提供すべく、ユーザーニーズや時代背景を反映したブランドコンセプトを設計し、販促・プロモーション戦略の策定、ユーザーとのタッチポイントとなるブランドサイトや販促物等のデザインなど、一貫して両社で対話し、共創しました。
【新ブランド「Ctrlx」 について】
Ctrlxは、「日々忙しい中でスキンケアやメイクにかける時間をショートカットすることで生まれる余白を、年齢や性別を問わず楽しんでほしい」という願いを込めたブランドです。
今回開発した商品は「がんばりすぎない目元ケア」をコンセプトとし、目元の悩みに合わせた目元ケア用のアイバームと肌の色味に合わせたコンシーラーを組み合わせることが特徴です。パソコンのCtrlキーとアルファベットキーを組み合わせてさまざまな操作をショートカットするように、目元ケア用のアイバームとコンシーラーの組み合わせでさっと目元を整えることができます。
パッケージや商品名もショートカットキーをモチーフにしており、ジェンダーレスでシェアしやすいデザインに仕上げました。
【関連情報】
- 商品詳細はブランドサイトよりご確認いただけます
- 発売日および販売チャネルはmshプレスリリースよりご確認いただけます
- Ctrlx立ち上げ・商品開発の背景などの関係者インタビューをGoodpatch Blogに掲載しています
- Goodpatch Blog「デザイン会社がコスメを開発したら? mshとグッドパッチが挑戦する新しい共創型デザインの姿」
msh株式会社について
「make someone happy」(いつも誰かをハッピーにする)」という社名に込められた願いの通り、アイメイクブランド「ラブ・ライナー」、ミネラルコスメブランド「タイムシークレット」をはじめとしたメイクアップアイテムとスキンケアアイテムの8ブランドを展開。
主力ブランドのラブ・ライナーではシリーズ累計出荷個数2,500万個*2 を突破し、多くの方に親しまれています。
- 会社名:msh株式会社
- 代表取締役:藤田 智美
- 創業:2006年4月
- 業務内容:化粧品、雑貨等の企画・販売、輸出入
- https://www.msh-labo.com/
*2:2008年9月~2023年11月末までのシリーズ出荷実績
株式会社グッドパッチについて
グッドパッチは、顧客体験を起点に企業変革を前進させるデザインカンパニーです。
デザインパートナー事業では、グッドパッチならびにフルリモートデザイン組織「Goodpatch Anywhere」により、新規事業の立ち上げ、既存事業のリニューアル、企業のデザイン戦略立案、組織デザイン支援などを行い、大企業からスタートアップまで企業が持つビジネス課題をデザインで解決しています。
デザインプラットフォーム事業では、デザイナー特化型キャリア支援サービス「ReDesigner」、デザイナーを目指す学生向け就活プラットフォーム「ReDesigner for Student」、オンラインホワイトボード「Strap」を提供し、デザインによる価値創造に取り組んでいます。