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Client
株式会社テレビ東京コミュニケーションズ / 佐久間宣行事務所
Expertise
Brand Experience Design
Date

Overview

テレビ東京コミュニケーションズ企画のYouTube番組『佐久間さん、HP作らせてください』と連動し、「佐久間宣行事務所オフィシャルHP」の企画・デザイン・実装を担当しました。
佐久間氏がどのような姿勢で仕事に向き合い、なぜ多くの人の心を動かし続けているのか。ページを読み進める中で人物像が自然と伝わる設計にし、Webサイトの役割を単に連絡窓口にとどめず、佐久間氏の仕事観や空気感が、「触れていくうちに自然と伝わっていく体験メディア」として再定義しています。

Client

株式会社テレビ東京コミュニケーションズ / 佐久間宣行事務所

TV TOKYO Communications Corporation
Sakuma Nobuyuki

テレビプロデューサー、ラジオパーソナリティなど、多方面で活躍する佐久間宣行氏。テレビ・配信・ラジオ・出版と領域を横断しながら、常にエンターテインメントの最前線で挑戦を続けています。

株式会社テレビ東京コミュニケーションズは、エンターテインメントとビジネスをつなぐ事業を推進する、テレビ東京グループのデジタル戦略を担う企業です。テレビ番組やIPを活用したWebサイト、SNS、動画配信、イベント、ECなどを横断的に展開するだけでなく、広告・マーケティング支援や企業タイアップ、デジタルプロモーションの企画制作にも取り組んでいます。

Summary

ご支援前の課題やニーズ

  • 佐久間氏が連絡先を公開していないため、佐久間氏に宛てた問い合わせが、本人ではなく、元の所属先であるテレビ東京の後輩社員に寄せられていた
  • 問い合わせ窓口を正しく整理し、テレビ東京と問い合わせ者の負荷を解消すること
     

ご支援内容

  • YouTube番組『佐久間さん、HP作らせてください』と連動した「佐久間宣行事務所オフィシャルHP」のデザインと実装
    ・ノーコードツール「Studio」と生成AIツールを組み合わせ、表現の自由度と制作スピードを両立
    ・少人数・越境型チームによる「短期間かつ高密度な制作体制」で支援
     

グッドパッチの対応とご支援後の成果

  • 公式HPを起点とした問い合わせ導線を新設・集約
    ・リリース直後からHP経由の問い合わせが相次ぎ、テレビ東京側が抱えていた問い合わせ対応負荷の軽減に寄与
  • 「仕事の全体像が伝わらない」という構造的課題を解消
    ・テレビ・配信・ラジオ・書籍など多岐にわたる活動を、思想・仕事観とともに整理・可視化。多面的な活動ゆえに断片的だったユーザーの佐久間氏に対する認知を統合し、人物ブランドとしての理解度・信頼性向上に貢献
  • 公開直後から高い数値成果を記録
    ・HP公開後1日で約17万PV(2025/12/19時点)
    ・HP公開後4日で約50万PV(2025/12/22時点)
    ・佐久間氏のX投稿が約1,600万インプレッション(2026/01/09時点)
    ・YouTube連動番組 約43万回再生(2026/01/09時点)

【設計】佐久間宣行氏の仕事観や温度感が説明せずとも“伝わる”Webサイトの体験を重視

Webサイトを「読み進めるほど、佐久間宣行という人物の仕事観や温度感が滲み出てくる体験メディア」として設計

 
本プロジェクトでは、Webサイトが本来担うべき「情報を効率よく届けるための器」という役割を踏まえた上で、あえてスクロールや操作といった体験を通じて、「佐久間宣行という人物の仕事観や温度感が滲み出てくるメディア」として設計しました。
 
文章そのものが人物像を語ると考え、テキストのトーンや言葉選び、情報の並びにも強くこだわっています。その上で、情報の並び順、余白の使い方、視線の流れ、細かな動きといった要素を重ねることで、見る人が自分のペースでサイトを巡る中で、「佐久間宣行らしさ」が滲み出てくる構成を目指しています。
 

「ハートを揺さぶるWebサイトデザインになるか?」を判断軸とした

 
本プロジェクトにおけるデザインの出発点は、Webサイトとしての基本的な“正しさ”を満たすことだけではありませんでした。情報を整理し、効率よく理解できることを前提にしつつ、それ以上に、触れた瞬間に受け取り手の感情が動き、記憶に残る体験を生み出せるかを最重要の判断軸としています。
 
佐久間氏が生み出してきた数々のエンターテインメントは、理屈だけではなく感情に直接届くことで人の心を掴んできました。その本質をWeb上で再現するために、情報効率やWebの“正解”に寄り過ぎない設計を、あえて選択しています。
 
「少しやりすぎかもしれない」
「賛否が分かれるかもしれない」
 
そうしたラインにあえて踏み込みながらも、どこまでなら心地よく、どこからが過剰なのかを何度も検証し、細かな調整を重ねました。見ている人が思わず笑ったり、立ち止まったり、誰かに共有したくなったりする——。感情の揺らぎそのものを体験として設計したWebサイトを目指しました。

佐久間氏の思想(Why)や仕事へのスタンスを深掘りすることに集中

 
本プロジェクトでは、関係者の皆さまの多忙なスケジュールを前提とし、限られた対話の中でWebサイトの設計を進める必要がありました。
 
だからこそ、機能要件や細かな要望を一つひとつ確認することよりも、「仕事にどう向き合っているのか」「これまでの企画にはどんな想いが込められているのか」「判断の拠り所はどこにあるのか」といった、佐久間宣行氏の“変わらない軸”に踏み込む対話を重視しました。

過去の番組・発言・アウトプットを徹底的に読み解き、「何を語り、何を語らないか」をデザインで判断

 
ヒアリングで得られたヒントを起点に、ヒアリング後は「過去の番組や発言、アウトプット」を徹底的に読み解き、何を設計で語り、何をデザインで表現するかを丁寧に見極めました。
 
すべてを言葉で説明し切るのではなく、情報の配置や体験の流れそのものに意味を持たせることで、情報量が多くても散漫にならない、読み進めるほどに奥行きのある体験設計につなげています。

【プロセス】ビジュアルと体験を起点にしたデザインプロセス

佐久間氏の多面性を一つに束ねるコンセプト設計

 
本プロジェクトでは、「どんな感情を受け取り手に残すか」を起点にデザインを組み立てました。

試行錯誤を重ねる中で浮かび上がってきたのは、佐久間氏が持つ“相反する魅力”でした。テレビプロデューサーとしての圧倒的な実績と、どこか力の抜けた親しみやすさ。鋭く本質を突く視点と、ポップでユーモラスな表現。そのどちらかに寄せるだけでは、「佐久間宣行らしさ」は成立しない。
 
そこで導き出されたのが、「レトロポップヒーロー」というコンセプトです。完璧で無敵なヒーローではなく、少し肩の力が抜け、人間味のある存在。懐かしさを感じさせるレトロな要素と、現代的なポップさが同居するキャラクターとして、佐久間氏の多面性を一つのビジュアルに集約しました。
 
また、このコンセプトは、単なる見た目の方向性を定めるためのものではありません。「どこまで遊ぶのか」「どこで踏みとどまるのか」といった判断に迷った際の基準となり、デザインやアニメーション、細部のトーンに至るまで一貫性を与える軸として機能しています。

アニメーションを含めた体験設計

 
本プロジェクトにおけるアニメーションは、装飾のための演出ではなく、「レトロポップヒーロー」というコンセプトを体験として成立させるための設計要素です。
 
スクロールや操作に応じて要素が現れ、重なり、消えていく。その一つひとつの動きに、佐久間氏らしい「間」やリズムが宿るよう設計しました。ユーザーの視線や行動を邪魔しないことを前提に、自然に引き込まれていく感覚を重視しています。
 
過剰な演出は体験をノイズに変えてしまうため、「あえて動かさない」「この瞬間だけはしっかり見せる」といった取捨選択を繰り返しながら、全体のバランスを調整しました。

運用・更新を前提としたWebサイト設計(Studioによる実装)

 
本プロジェクトでは、設計から実装、テストリリースまでをデザイナー主導で完結できる体制を採用しています。Studioを用いた実装と、設計・表現・運用を横断した判断を一気通貫で行うことで、約2カ月という短期間でのリリースを実現しました。
 
また、デザインの再現性と更新性の両立を重視し、作品情報をはじめとした更新性のあるコンテンツはすべてCMSで管理。運用フェーズに入ってからも、コンテンツの追加や調整がしやすい構造としています。一度つくって終わるWebサイトではなく、活動にあわせて表情を変えながら育てていけることも、本プロジェクトにおける重要な設計要件の一つです。
 
更新のしやすさと表現の強度はトレードオフになりがちですが、本プロジェクトではその両立を設計で解決することを目指しました。

クライアント・ユーザーからの評価と反響

【テレビ東京コミュニケーションズ様のコメント】

本企画は単なる情報の集約ではなく、佐久間宣行というクリエイターが持つ熱量や思いを、いかに落とし込むかが最大のテーマでした。グッドパッチの皆様は、限られたヒアリングの中でその本質を的確に捉え、ファンでさえ驚くような体験価値へと昇華させてくださいました。
公開後の反響は想像以上で、佐久間さんの連絡先窓口としてだけでなく、ひとつのコンテンツとして愛されるサイトになったと確信しています。挑戦的な企画を受け入れ、これ以上ないクオリティで形にしてくださったグッドパッチの皆様に、心から感謝しています。
 

【SNSでの反響】

HP公開後、SNS上では「佐久間さんらしいワクワクが詰まったHP」「ビジネスをエンタメに、エンタメをビジネスにしている好例」といった声が寄せられました。
また、ノーコードツールのStudioやバイブコーディングを用いた制作手法に対しても、「複雑な装飾をノーコード(Studio)で実装する技術が素晴らしい」「Studioでここまで実現できるのかと驚いた」「プロの仕事である」など、多くの反響が見られました。

佐久間宣行氏のHP作成を担当したグッドパッチメンバーのコメント

栃尾 行美

今回制作したオフィシャルHPは、グッドパッチが一貫して向き合ってきた「ハートを揺さぶるデザイン」を、Webという体験の中でかたちにしたプロジェクトです。
今回は、タイパやシンプルさが重視される今のWebの潮流とは、あえて逆のアプローチを選びました。佐久間さんという存在が持つ、仕事への姿勢や思想、ユーモアと真面目さが同居した魅力は、効率よく要点だけを伝える設計では、どうしてもこぼれ落ちてしまうと感じたからです。
 
少し寄り道があってもいい。触れる時間が、ほんの少し長くなってもいい。
そうやって初めて立ち上がってくる「強さ」や「人間味」もあると思っています。
だからこそ本プロジェクトでは、体験の中にあえて余白や遊びを残し、触れていくほどに人物像が滲み出てくる構成を選択しました。
人物や思想を軸にブランドを立ち上げたい方、情報整理だけのWebでは物足りないと感じている方、誰かの記憶に残る体験をつくりたいと考えている方は、ぜひグッドパッチまでご相談ください。
 

河内愛美

本プロジェクトでは、佐久間さんらしさをどのように体験へ落とし込むかに向き合いました。
また、サイトを訪れた人が、触れたときに楽しい、思わず動かしてみたくなる感覚を生むために、細かな動きやインタラクションを一つひとつ検証しながら制作しています。
 
Studio実装では、イメージした体験に近づけるための試行錯誤を重ね、サイト全体を通して佐久間さんの人となりが自然と伝わるよう、細部のあしらいやインタラクションに遊び心を持たせています。
ぜひサイトを通して、佐久間さんらしさを感じてもらえたら嬉しいです。

本プロジェクトのタイアップYouTube動画のご紹介

引用:【佐久間宣行に緊急事態】佐久間さん、HP作らせてください【働く理由を赤裸々告白・ラランドニシダも参戦!?】
 
 
本プロジェクトの舞台裏や、HP制作に込めた思想・プロセスは、テレビ東京コミュニケーションズが企画したYouTube動画【佐久間宣行に緊急事態】佐久間さん、HP作らせてください【働く理由を赤裸々告白・ラランドニシダも参戦!?】にて詳しく紹介されています。Webサイト単体では伝えきれない本プロジェクト全体の雰囲気を体感できる内容となっています。ぜひご覧ください。

Credit

・Creative Direction / UI Design:栃尾 行美
・Design Assistant:河内 愛美
・Key Visual Motion:窪田 正城(感情とロジック)
・制作協力(グッドパッチ):藤井 陽介、梅下 大輔、小幡 菜摘、井上 悠斗
・制作協力(テレビ東京コミュニケーションズ)町田 拓哉、三宅 優樹、原口 真鈴

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