Goodpatchデザイナーがデザインの参考に利用しているおすすめサイトまとめ
「Open Knowledge Sharing」の言葉の元、Goodpatch内ではメンバーが各々自分のアンテナを張り、面白い情報を共有しています。その成果は毎月のまとめとして当ブログにアップされる他、仕事に直接活かされることもありますし、間接的にも各々の力となっています。今回はGoodpatchのデザイナーが情報のインプットに利用しているサイトをまとめました。英語サイトも多いですが、英語がわからなくとも眺める価値は有りますので是非ご一読を!
目次
デザイナーコミュニティ系サイト
Dribbble
言わずと知れた招待制デザイナーコミュニティ。過去にもDribbbleについての記事を書いているのでこちらもどうぞ → Dribbbleでフォローしたい、世界トップレベルのUIデザイナー14人
「フラット」など、デザインテイストやモチーフ名を入れて検索しデザインの参考にする他、サービスを作っているデザイナーがβ版のデザインをあげていたりするので、そういったものをフォローしていくようにすると最先端についていけるようになるかもしれません。
コミュニティ系全般に言えることですが、レビューやメッセージを送り合ったり、きちんとデザイナー同士の交流ができるようになることが、こういったサービスを最大限に活用する秘訣と言えます。
Behance
Adobeが運営するクリエイターコミュニティ。イラストレーションを中心にかなり幅広い領域のデザインについて、数多のデザイナーが投稿しています。投稿内容に制限がないので、デザインの背景・ストーリーや考えかたについてDribbbleより詳細に書かれている物が多い印象です。
iOS・Androidアプリケーションがあるので、iPhoneなどでさっと開けるようにしておくとすきま時間などで自然に触れることが出来ますね!
画像をクリッピング(ピン)していくSNS。 自分でピンする他、気になるデザイナーをフォローしておく、その人が作っているボードをチェックしておくのが基本です。
また、「ガール」「ファンシー」等で検索すると、目的の雰囲気の物が沢山出てくるので、クライアントさんとデザインテイストの認識合わせなどに利用することもあります。感覚的な言葉を具体的なイメージとして共有できるとデザイン作業がスムーズになりますよね。
社員旅行でオフィスにお邪魔したり、デザイナーのJustinがインタビューを受けてくれたり、弊社デザイナーはフォロワー数が1万人に届きそうな状態だったり、Goodpatch的にとても愛され度の高いサービスです!
昨日(7/31)画像クリッピングサービスのIcebergsを買収したというアナウンスがありました。さらなる発展に期待!→「Icebergs is joining Pinterest」
デザインシンキング系
Adaptive Path
http://www.adaptivepath.com/ideas/
Lean UX界隈では有名な Janice Fraserさんが立ち上げたデザインコンサルティング会社Adaptive Pathのブログ。UX系の記事を中心に掲載されています。Janiceさんは既にAdaptive Pathから離れ、今度はLuxrという会社を立ち上げており、こちらのブログもオススメです。→ http://blog.luxr.co/
The Great Discontent
https://thegreatdiscontent.com/
デザイナーへの丁寧なインタビューがメインコンテンツのサイトです。ビジュアルデザインだけではなく、デザイナーの考え方や日常生活まで深く広い話題が繰り広げられ、始まりと創造性、リスクに焦点をあてるそうです。ロングインタビューは130本以上で、2分のフィルムインタビューシリーズもあります。
創業者は夫婦でThe Great Discontentを立ち上げました。印刷版を製作するタイミングでそれまでの仕事をやめて、Kickstarterで105万ドルを集め、6月末に印刷版を出版しました。ちなみに、ロゴマークの犬のような形状はコヨーテなのですが、The Great Discontent立ち上げ当時のハードワークな時期、夜遅くまで製作している時によく耳にしたコヨーテの遠吠えからモチーフになったそうです。
THE INDUSTRY
デザインを重視しているスタートアップと人物について、ニュースやレビュー、インタビューなどの記事が掲載されています。従来のIT系メディアに見逃されていた人や物にフォーカスしているそうです。(残念ながら、最近新しい投稿は無いみたいです。)
デザインファームのサイト(実績中心)
Fi
デザイン戦略とインタラクションデザインに特化したデザイン会社。SonyやWacom、Redbull等、数多くの大手クライアントを抱え、決まり文句の「We are Fi」にもにじみ出る自信が伺えます。 USA Todayをデジタルへ最適化したデザインに大変革した時のことが解説されている記事はとても読み応えがあります。こうした実績を解説するコンテンツの他、デザイン界隈のニュースを伝えるブログもあります。→http://blog.f-i.com/
teehan+lax
teehan+laxは、TheehanとLaxの2名で起こしたUXを重視したデザイン会社です。自分たちで手がけたデザインの解説をサイトに掲載しています。最も有名なものはMediumでしょうか。Twitterの創業者として知られるEvan Wiliamsとの出会いから詳細に語られています。他にも、アメリカでのグノシー的なポジションとして知られるPrismaticや、Sumallyの様なソーシャルショッピングプラットフォームのKlush等、優れたデザインのアプリケーションを多く手がけています。
ニュースサイト
Layervault Designer News
情報収集の基本、スタートアップ界隈ではデファクトスタンダードなメディア「Hacker News」のデザイナーバージョンといった位置づけのメディアです。メンバーは招待制ですが、登録するとメールでもダイジェスト版を購読することが出来ます。
The Daring Fireball
Daring Fireball はJohn Gruberが運営するウェブサイトです。彼はAppleの大ファンなので、取り上げるトピックはApple関連が中心です。
10 Years of Daring Fireballというサイトがあり、取り上げられるトピックがデスクトップからモバイルへと移り変わっていく様が見えて興味深いです。
また、今では様々な場面で目にすることが増えたマークダウン記法を生み出した人物としても有名です。→Markdown
The Loop
Macworldなどのメディアに関わっていたJim Dalrymple と Dave Markによるニュースサイト。Appleを中心としたテック系のニュースを引用し短い解説を加えています。
デザインのリファレンスになるサイト
Land Book – Product landing pages gallery –
様々なプロダクトやサービスのランディングページをアーカイブしているサイトです。
Pttrns
iOS アプリケーションのデザインを画面や機能毎に分類したサイトです。例えば、アプリ起動時(スプラッシュ)画面のデザインを探したいときには、メニューから「Launch Screen」を選択すると、参考になるデザインがざっくざくです。
CAPPTIVATE.co
iOS Appのインタラクションやアニメーションを動画で見ることができるサイト。パターンやタグも丁寧に付けられているので、目的のモーションを探すときに重宝します。
Awwwards
審査・投票が充実しているウェブデザインのギャラリーサイトです。Awwwardsの審査員が採点した結果がメインの指標となっており、Site Of The Day / Month / Year等の発表もあります。ただの人気投票ではなく、しっかりと実績のあるデザイナーが投票しているので非常に参考になります。日本のサイトも登録されているので、「良いデザイン出来たぞ!」という時には思い切ってノミネートしてみてはいかがでしょうか。
番外編
Panda
https://chrome.google.com/webstore/detail/panda-dribbble-layervault/jhiocdmmaannaccoofjfmjpbfkogmnap
Google Chrome用のエクステンションです。Pandaを導入すると新規タブが置き換えられ、世界の最新デザインニュースが自動的に表示されます。ニュースソースはDesigner News、Dribbble、Behance、Hacker News等が抑えられていて、配信される記事を全部見ていれば「今」の情報についてはだいたい網羅できたと言って良いレベルではないでしょうか。
最近忙しくて情報収集できていない!という方でも、このエクステンションで情報の流れをちょっと変えてみるとフォローできるようになるかもしれません。
以上です。今回は「すぐに役立つ!」と言った性格のものは少なく、英語のサイトも多いですが、きちんとフォローしていれば確実に力になるものがあると思います。そして、このあたりの情報なんて当たり前でしょというあなたはぜひ一度お話をしましょう!→JOIN OUR TEAM