オンラインホワイトボード「Strap」、CLI・MCPでAIエージェントと連携し、業務フロー・資料のAI作図を実現する新機能を提供開始
Claude CodeやCodexと連携したAI作図で、DX・業務改善の可視化工数を削減
株式会社グッドパッチ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:土屋尚史、以下「グッドパッチ」)は、オンラインホワイトボード「Strap」において、CodexやClaude CodeをはじめとするAIコーディングエージェントがCLI・MCP経由でStrapを直接操作できる新機能「Strap AIコネクタ」の提供を開始しました。
Strap AIコネクタは、一部の企業に3カ月間限定で先行提供し、エンタープライズ利用に求められるセキュリティ要件を満たすことを確認した上で、このたび本格的な機能提供に至りました。
要約
- オンラインホワイトボード「Strap」が、AIコーディングエージェントとCLI・MCPで連携する新機能「Strap AIコネクタ」の提供を開始
- Strap AIコネクタは、AIエージェントがCLI・MCP経由でStrapを直接操作することで、DX推進やAIによる業務改善を担う組織の「図示化・資料化工数」を大幅に削減する
- エンタープライズ利用に求められるセキュリティ要件を満たす組織管理機能を標準搭載し、一部企業に3カ月間限定で先行提供した上で本格提供の開始に至った
- DX・AI活用が進む一方、情報の分断や属人化という課題が根強い中、部門をまたいだ業務知識の構造化・最新化を継続的に支援し、多くの企業における業務可視化の課題解決と、DX・AX(AI Transformation)の推進を後押しする
背景
生成AIやAIエージェントの急速な普及により、ソフトウェア開発や業務改善の現場では大きな変化が起きています。近年では自然言語による指示だけでアプリケーションや業務ツールを構築する「バイブコーディング」が広がり、専門的なプログラミングスキルを持たない人でもシステム開発に参加できる時代が到来しつつあります。
一方で、AIによって実装そのもののハードルが下がるほど、「何を作るべきか」「どの業務を改善すべきか」を整理する業務設計や要件定義の重要性は高まっています。
Atlassianが発表した「State of Teams 2026」によると、89%の経営層がAIによる業務スピードの向上を実感している一方で、AI投資のROI(投資対効果)を全社レベルで説明できると回答したのはわずか6%にとどまっています。その背景として、個々のAI活用によって業務が加速した結果、87%のオフィスワーカーが「チーム間の調整に十分な時間を確保できていない」と回答しており、情報やタスクの分断が新たな組織課題となっています。
また、AI活用によって高い成果を上げている上位14%の組織に共通する特徴として、「AIがコラボレーションを促進している」「AIがチームのワークフローへ組み込まれている」ことが挙げられています。AI導入後の課題が、成果創出のための業務フローの整理や組織内の認識共有へ移行していることが示されています(※1)。
こうした業務フローの可視化には、大きく3つの意義があります。
まず、手戻りの削減です。 業務の流れや制約を事前に構造化することで、AIへの指示と修正の往復を減らし、増大しがちなトークン消費やAI利用コストを抑制できます。次に、業務コンテキストの共有です。 承認フローや例外処理といった暗黙知を言語化することで、AIの出力精度が向上します。そして、チームの認識統一です。 個人に完結してAIを利用するのではなく組織としてAIを活用して解決する「課題の共通認識」を形成することで、業務設計を効率的に行うことができ、生産性の向上につながります。
グッドパッチが提供するオンラインホワイトボード「Strap」は、これまで企業や団体の業務可視化と共創を支援してきました。今回提供を開始した「Strap AIコネクタ(MCP・CLI機能)」は、AIエージェント等の外部ツールと連携することで、業務フローや業務知識をAIが理解しやすい形で構造化し、チームでの議論とAI活用を結び付けることを目的として開発しました。一部の企業に3カ月間限定で先行提供し、エンタープライズ利用に求められるセキュリティ要件を満たすことを確認した上で、このたびさまざまな企業に向けて、本格的に機能を提供する運びとなりました。
Strapは、Strap AIコネクタによって、業務の可視化、関係者間での認識共有、その結果をAI活用へとつなげ、企業のDXおよびAX(AI Transformation)の推進を支援します。
※1:Atlassian「State of Teams 2026」(2026年4月)
Strap AIコネクタ(MCP・CLI機能)について
Strap AIコネクタは、共通規格であるMCP(Model Context Protocol)を通じて、CodexやClaude CodeなどのCLI(Command Line Interface)ツールをはじめとする主要なAIコーディングエージェントとのシームレスな連携を可能にします。担当者がヒアリング音声・議事録・既存ドキュメントをStrapに連携することで、ボード上にフローチャート・要件定義書・スライド資料を自動生成します。生成された成果物への追加・修正指示も自然言語で完結するため、専門的な図示化スキルがなくても成果物を完成させられます。
また、すべての業務知識がStrap上に集約・最新化されることで、担当者の異動・退職があっても、常に参照・更新可能な業務フローやマニュアルが組織内に蓄積されます。連携は双方向で、Strap上に整理された業務フローや資料をAIコーディングエージェント側に読み込ませることも可能です。構造化された業務コンテキストをそのままAIへ渡せるため、実装や業務改善の精度向上につながります。


Strap事業責任者 コメント
Strapはこれまで、日本を代表する多くのエンタープライズ企業の皆様にご導入いただいてきました。その歩みの中で私たちが追求してきたのは、高度なセキュリティ要件を満たしながら、専門スキルがなくても誰もが使いこなせるUXを両立するプロダクトのあり方です。
今回提供を開始したCLIとMCPを使った「Strap AIコネクタ」は、グッドパッチが重視する「Agentic UX(※2)」の概念に基づき、AI時代の働き方とユーザーの皆様に長く愛されるプロダクトの姿を改めて見つめ直した結果として実現したものです。
1つのプロダクトにデータを抱え込むのではなく、ユーザーが他のツールやAIエージェントとCLI・MCP経由で自由に連携し、業務に応じて最適な組み合わせを選べること。その中でも必要なセキュリティを担保することが、これからの業務改善ツールのあるべき姿だと考えました。
そのため、Strap内部のAI作図機能やエージェント機能を高度化するだけでなく、今回のアップデートで、プロダクトの枠を越えて外部のAIエージェントと自由に連携できる「Strap AIコネクタ」を開発しました。
セキュリティ面では、組織の方針に応じて、CLI・MCP機能自体をオフにした状態から運用を開始いただくことも可能です。そのうえで利用を許可する場合にも、利用状態の監視機能、一括無効化機能、権限に応じた申請ワークフローなど、エンタープライズ企業での本格運用を見据えた組織管理機能を充実させています。
Strapは今後も、AIエージェントが共に働く時代のプロダクトとして、皆様の働き方の進化に寄り添ってまいります。
(事業責任者 兼 プロダクトマネージャー 大竹智史 )
※2:Goodpatch Blog「AIエージェント時代のプロダクト作りの基礎知識『Agentic UX』とは?」(2026年4月22日)
オンラインホワイトボード「Strap」について
Strapは、チームでプロジェクトを進める全ての人向けのオンラインホワイトボードです。2020年9月にリリースし、大企業を中心に金融機関や製造業、警備会社等のサービス業、一般財団法人などさまざまな企業・団体へ導入されています。リアルタイムで図解やテキスト情報の共同編集が可能で、作業・コミュニケーションの効率化や、共創を通じた新しい価値を生み出します。働き方が多様化し、ビジネスパーソン個々のAI活用が加速する今、ホワイトボードを見ながらチーム全員で情報を共有し作業できるコラボレーション空間をオンラインで実現します。
Strap導入に関するご相談やトライアル利用(無料)は、Strap公式サイトよりお申込みいただけます。
株式会社グッドパッチについて
グッドパッチは、「デザインの力を証明する」をミッションに、「ハートを揺さぶるデザインで世界を前進させる」をビジョンに掲げるデザインカンパニーです。2011年9月に設立し、2020年6月には日本のデザイン会社として初の東証マザーズ(現グロース)上場。
さまざまな企業に伴走し、企業変革支援、UI/UXデザイン、ビジネスモデルデザイン、ブランド体験デザイン、組織デザインなどを行う「デザインパートナー事業」と、デザイン人材特化型キャリア支援サービスやオンラインホワイトボード、SaaS型AIデザインツールなどを提供する「デザインプラットフォーム事業」を展開。顧客体験を起点にした課題解決と「デザイン×AI」による価値創造に取り組んでいます。
- 株式会社グッドパッチ
- デザインパートナー事業
- フルリモートデザイン組織「Goodpatch Anywhere」
- デザイナー特化型キャリア支援サービス「ReDesigner」
- デザイナーを目指す学生向け就活プラットフォーム「ReDesigner for Student」
- オンラインホワイトボード「Strap」
- AIデザインツール「Layermate」
- 採用AIエージェント「HRmony AI」
<グループ会社>
- 株式会社スタジオディテイルズ
- 株式会社Muture
- 株式会社ピープルアンドデザイン
- 株式会社Layermate