2020年も、あっという間に半年が過ぎようとしています。時の早さを感じるこの頃ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
今月も、Goodpatchで話題になったアプリやサービスをご紹介します!


アプリケーション

STUDIO 3.0が待望のリリース

https://studio.design/ja

次世代のWebデザインプラットフォーム、STUDIOが遂に「STUDIO 3.0」をリリースしました。ノーコードでWebサイトが作成できるアプリケーションとして人気なSTUDIOですが、今回のリニューアルでは多くの機能が追加されました。共同編集からレビューまで搭載したCMS機能、コードを書かずにデザインに動きを与えるアニメーション機能、共通パーツ化するシンボル機能などが新しく追加されました。また、Webフォントとして、人気の高いモリサワフォントなどがボタン1つで導入できるようになりました。

STUDIO 3.0によって、Webサイトの制作コストは格段に下がりました。Webサイトを手軽に公開できるようになることで、新しい情報や機会を得るユーザーが増加します。STUDIO 3.0は喜びを届ける役割を担ったといえるのではないでしょうか。

また、GoodpatchではSTUDIO 3.0を使用してReDesigner Magazineをリリースいたしました。ぜひチェックしてみてください。

ECプラットフォームのFlipkartが買い物を簡単にする音声アシスタントを導入

Flipkart and Amazon to resume operations in some districts ...

https://www.flipkart.com/

インドのECプラットフォームであるFlipkartは、ユーザーが買い物をしやすくするための音声アシスタント機能を展開しました。この機能は現在、Androidユーザーに対してのみ公開されており、食料品のカテゴリーにおいてヒンディー語と英語の2カ国語に対応しています。この機能によりユーザーは、アイテムの検索、カートへの追加、精算指示等を会話型音声コマンドを使用して行うことが可能になります。

スマートフォンのAIアシスタントやスマートスピーカーの発達などによって、最近ではVUI(Voice User Interface)の領域に注目が集まっています。VUIを生かしたECプラットフォームは、リアルな店舗で店員に直接質問をするような体験をユーザーに届けることが可能になるかもしれません。またVUIは、文字を読めない人も使用できるというアクセシビリティの観点でも新たな可能性を秘めています。優れたVUIを活用したサービスによって、より多くのユーザーにサービスを使ってもらうことが期待できるでしょう。

 

サービス

ノーコードでオリジナルアプリが可能に。「CRAYON」がリリース

https://c-rayon.com/news/200609.html

株式会社アカツキの子会社、株式会社CRAYONは「公式アプリ開発サービス」を2020年6月9日より提供開始しました。「公式アプリ開発サービス」は、内製のノーコードプラットフォームを用いるためアプリ開発時のエンジニアによるコーディングが一切必要なく、最短1ヶ月でオリジナルアプリをリリースすることが可能になります。さらに、アプリ開発時の初期費用は無料となるほか、今後プラットフォームに順次追加される新機能も都度無料でアプリ内に取り入れることができるようになります。

「公式アプリ開発サービス」の登場により、エンターテインメント業界やスポーツ業界などのアーティストやタレント、アスリートが自身のファンとのコミュニケーションをより円滑、活発に行うことができることでしょう。

従来のコミュニケーションツールでもあった公式ブログや公式ホームページは、私たちの生活に広く影響を及ぼし、愛されるツールになりました。今回の「公式アプリ開発サービス」の登場により、公式アプリがユーザーの身近なツールになった暁には、また新たなコミュニケーションの在り方が期待できそうです。

「note」に人を傷つける感情的なコメントを減らすための仕組みが追加

https://note.jp/n/n254c6b258cc7

クリエイターと読者をつなぐサービス「note」に人を傷つける感情的なコメントを減らすため、noteでコメントをする前に確認画面が出るようになりました。だれでも、うっかり感情的な言葉を放ってしまうことがあります。noteは、そのようなミスはだれにでもありえるという前提で、懲罰よりも未然の防止を大切にしたいと考えているそうです。

サービスのあり方はつくり手の思想によって大きく影響を受けるものであり、noteではその思想が投影された優れた機能によって多くの人を惹きつけています。好きなクリエイターにサポートを送る、「スキ」に対してお礼のコメントを設定できる機能があり、クリエイターと読者のより良いつながりをサポートしています。

匿名でコメントを残すことができるSNSは、便利で楽しいコミュニケーションがとれる反面、他の利用者を一方的に傷つけることもできます。近年、SNSでの誹謗中傷行為が、大きな問題につながってしまうケースが増えています。noteは、大半のユーザーは悪意をもって利用しているわけではないという思想から、このような行為を「多くの人がうっかり感情的に行ってしまう行為」と捉えています。

今回の誹謗中傷行為の未然防止を狙った機能の追加により、実際に大きな効果が見られれば、今後、他のSNSでの導入やガイドライン化も検討される重要な機能となるかもしれませんね。

ディズニー動画が見放題の Disney+ がサービス開始

https://disneyplus.disney.co.jp/news/2020/release.html

ウォルト・ディズニー・ジャパンは2020年6月11日、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の提供を日本で開始しました。 Disney+では、ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナルジオグラフィックの映画やTVシリーズ、短編が見放題のほか、Disney+限定のオリジナルコンテンツも視聴できます。

不朽の名作や最近の話題作まで、ディズニー作品の数々を自宅で気軽に観れることはもちろんのこと、音声・字幕切替を活用して英語学習をしたり、映像と共に自動再生される音楽ライブラリ機能でBGMを演出することができます。昨年より提供が開始された米国や欧米では既に大きな注目を集めており、日本中のディズニーファンにとっても待ちわびていた期待のサービスとなっているのではないでしょうか。

ちなみに、Goodpatchもディズニーの子会社であるピクサーから組織文化のヒントを得ており、会議室にはトイ・ストーリーのスリンキーやジェシー、カーズのマックイーンといったピクサーのキャラクターの名前が付けられています。

ウォンテッドリーがチームマネジメントツール「Pulse」のα版をリリース

https://www.wantedly.com/companies/wantedly/post_articles/241730

転職系のビジネスSNS「Wantedly」を運営するウォンテッドリーが、Wantedly Slack App内ツール「Pulse」をリリースしました。これは、従業員特典サービス「Wantedly Perk」、社内報機能「Feed」に続くエンゲージメント領域事業の一貫のようです。

これまでの新事業は「Wantedly」における新しい機能という位置付けでしたが、今回の「Pulse」に関しては、チームコミュニケーションツールSlackのミニアプリケーションという形をとっています。「Wantedly」という枠を超えて、別プラットフォームでチームマネジメントを試みている点はこれまでと大きく異なる特徴です。

「Pulse」の主な機能は、5段階評価でコンディションを管理する「調子どう?」と、バリューに基づきメンバー同士が行動を称え合える「さすが!」の2つがあります。社内施策としてこのような取り組みを行っている企業は多いのではないでしょうか。実際にGoodpatchでは出勤とともにSlack上で挨拶を交わすようなチャットをしたり、「バリュートロフィー」と称してチームメンバーの行動を称え合う取り組みを行ってきました。
今回のα版は無償提供されるということなので、これまでチーム・社内のコミュニケーションの仕組みをつくりたいと考えていた企業がや、Goodpatchのようにすでに同様の取り組みを行っていた企業も気軽に試すことができそうですね。

プロダクト

THE FUTURE OF GAMING SHOWでPS5の本体デザインを初公開

https://www.playstation.com/ja-jp/ps5/

日本時間の2020年6月12日午前5時に、THE FUTURE OF GAMING SHOWが開催されました。当映像イベントで、ついにPS5の本体デザインが初公開されました。イベントでは、まずPlayStationの25年の歴史を振り返る映像が流れ、その後に28作品のPS5対応ソフトが発表されました。そして、最後にPS5の本体デザインとともに3Dワイヤレスヘッドセットなどの周辺機器も公開されました。PS5の本体は、通常モデルとディスクドライブがないデジタルエディションの2種類があるようです。

今までにない大胆なカラーリングで、流線型の未来的なデザインをしています。本体のサイズは今までのモデルの中で最も大きくなっているのですが、本体内の熱を効率的に逃すためだと予想されます。また、相互性のある周辺機器も多いことから、ゲーム体験はさらに向上するはずです。他にも、グラフィックの向上やロード時間の圧倒的な短縮など、実際にはどんな体験ができるのでしょうか。発売が非常に待ち遠しいですね。

SpaceXが追求したユーザビリティ

https://www.spacex.com/launches/index.html

2020年5月31日、SpaceXが民間企業としては歴史上初の有人宇宙飛行に成功しました。今回打ち上げられた宇宙船Crew Dragonや衛星で使用されている技術については、同社のソフトウェアチームが掲示板サイトRedditにて明らかにしたことでも話題になりました。

宇宙船Crew Dragonは乗員のユーザビリティとユーザーエクスペリエンスを最大化するように設計されています。従来の操作板はボタンやダイアルの多さから操縦に複雑な作業を要していたのに対し、宇宙船Crew Dragonでは実用性とシンプルさを追求したタッチスクリーンが導入されています。また、長時間同じ姿勢を保ち続けなければならない乗員が少しでも快適に過ごせるような工夫として、座った乗員の体型に応じて椅子面が変形するようになっています。

こうしたユーザービリティの追求は、民間宇宙旅行の実現を目指すSpaceXならではと考えられます。私たち民間人が宇宙でも快適に過ごせる日は近いかもしれませんね。

イベント

WWDC2020

https://developer.apple.com/wwdc20/

Apple主催の年次開発者会議WWDC2020が6月22日から26日まで、オンライン上で開催されました。ウィジェットの追加や、iPadでの手書き文字がテキストに変換されるScribble、アプリの一部をインストール不要で使えるAppClips、次期macOS「Big Sur」、自社開発プロセッサApple Siliconなど様々な発表がありました。

特に今回発表されたmacOS「Big Sur」は過去10年以上で最大のデザイン上のアップデートと謳われており、新しいデザインのアプリアイコンや、ウィンドウの形の変化、コントロールセンターの追加や通知センターのアップデート、半透明による階層表現などの新しい要素が追加される予定です。コントロールセンターや半透明の階層表現、アプリアイコンなどiOSやiPadを連想させるデザインが多くあり、今まで別々だったmacOS、iPadOS、iOSのデザインが統一される日は近いのかもしれません。


以上、6月に話題になったアプリやサービスをお届けしました。
毎月新しい情報をお届けしておりますので、来月もお楽しみに!

過去の月間まとめ記事はこちらからどうぞ!