アイデア共有に必須のムードボード!おすすめ作成ツール集

アイデアが言葉でうまく伝わりきらない……
このように感じるのは、正確に言語化できない情報があるからかもしれません。
色やイメージ、雰囲気など、言葉にはしきれないアイデアを共有して、認識を一致させるためにムードボードを作成してみてはいかがでしょうか。今回は知っておきたいムードボードの役割や作成に使えるツールをご紹介します。

チーム内の認識を統一できる「ムードボード」とは?

ムードボードとは、アイデアがより詳しく伝わるように関連する素材を集めコラージュしたものです。素材となるものに制限はなく、写真、イラスト、カラーパレット、文章など、アイデアを表すものであればなんでも活用できます。
主にイメージやプロジェクトの方向性を定めるために用いられるムードボード。プロジェクトのビジョンが明確になり、チーム内の認識が統一できるというメリットがあります。

ムードボードという名前は聞いたことがあっても、作ったことはない方も多いのではないでしょうか。初めてムードボードを作成するときは、数あるツールの中からどれを使えばいいのかわからないかもしれません。プロジェクトに合ったツールを選ぶために知りたい情報を詳しくご紹介します。

Pinterest

Pinterestは個人での利用も多いツールです。ボード上に選択した画像をPinすることで保存ができます。無料で個人のボードを作成できるだけでなく、チームメンバーをボードに招待することで共有も簡単に行えます。もちろん、ボードは非公開に設定可能ですので、チーム内のみで共有ができます。機能の表示やサポートは日本語に対応しています。

Pinterestの大きな特徴は、キーワードから関連する画像を自動でピックアップしてくれる点です。うまくキーワードで表現ができなくても、すでにボードにPinされた画像を参考に、近いイメージの画像を提案してくれます。これにより画像の選択に悩む時間が減るかもしれません。
一方で、ボードへのコメントの追加やPinした画像のリサイズといった機能はありません。あくまでもアイデアのイメージを伝える補助的な使い方ができそうです。

Niice

Niiceは、ムードボード作成のみに特化したツールです。Niiceが提供している画像はもちろんのこと、Chrome拡張子をインストールすることで、Pinterestなどのサイト上の画像をストックし、ムードボードに使用できます。動画やGIFも配置でき、画像ごとにスターやキャプションをつけることが可能です。

画像は自動で配列されるため複雑な操作を行わなくても、スタイリッシュなムードボードが作成できる点がポイントです。また、リアルタイムでコメントを書き込める機能があるので、チームメンバーとの共有に便利です。コメントが追加された際はslack上で通知を受け取ることもできるので、より円滑なコミュニケーションが期待できますね。

無料プランでは作成できるボード数や容量が限られているため、チームで利用するならば月額$99の有料プランという選択肢があります。また、機能の表示がとてもシンプルで、ヘルプも英語のみであるため、使いこなすには時間がかかるかもしれません。

Canva

CanvaはPOPの作成などに利用されているツールですが、ムードボードも簡単に作成できます。登録や機能の表示、ヘルプといったほとんどの表記が日本語に対応しています。ボードにメンバーを追加することで共同編集も可能となります。シンプルなUIで誰でも操作できるという特徴があるので、非デザイナーのメンバーなどデザインツールの使用経験が浅いメンバーがいる場合にはおすすめのツールです。

無料プランでは、作成できるフォルダ数、データ量や使用可能な素材に制限があるので、継続してプロジェクトで利用する際には月額$12.95のCanaca Proのプランを視野に入れてみはいかがでしょうか。

Figma

プロトタイピングツールとしても知られているFigmaではムードボードも作成できます。画像を自分でアップロードし、好きなサイズに変更、配置が可能です。

Figmaの特徴は共有機能が充実している点です。リアルタイムでの共有、コメント機能、変更履歴が残るなど、チームでムードボードを共有し、作業していく上で欲しい機能が網羅されています
しかし、無料プランでは共有に必要な機能が解放されていない点に注意が必要です。変更履歴を含む全機能が利用可能なFigma organizationプランは、年払いで1月あたり$45の支払いが各編入メンバーごとに発生します。加えて機能やヘルプは英語で表示されているため、日々の業務でFigmaを使用していなければ、すぐに使うことは難しいかもしれません。

Goodpatchのフルリモートチーム Goodpatch Anywhereでもムードボード作成時にFigmaを使用しています。オンラインでコミュニケーションを取りながら、Figma上のムードボードに手を加えていけるというメリットがあります。実際にメンバーがFigmaの使い方について書いたブログで紹介していますのでご覧ください。
「Figmaでできる、UIデザイン。-ワークショップ編-」

Adobe Spark

さまざまなデザインツールを提供しているAdobeにはムードボードの作成に特化したAdode Sparkがあります。機能は英語表示ですが、すでにAdobeの他のツールを使用している方には扱いやすいかもしれません。

テンプレートが豊富で、ムードボードを初めて作るという方でも迷わず作成できます。カラーパレットの選択肢もあるので、直感的に作成できる点も大きなメリットです。無料プランでは、Pixably、unsplashの無料素材を使用できますが、月額980円の有料プランでは素材の制限が解放され、ムードボード上のロゴの変更も可能になります。機能やヘルプなどの使用言語は英語です。

一方で、ムードボードの共同編集はできず、完成したものを共有することになるので、チーム内で試行錯誤を重ねたい時には二度手間になる可能性があります。

Milanote

オンラインノートサービスであるMilanoteには、画像だけでなく、動画やテキストをカードとして追加でき、線などのオブジェクトを使って構造化できるというポイントがあります。
各機能が英語表記ですが、アイコンがわかりやすく、操作も簡単です。今までご紹介した中でも特にシンプルなツールで、多くの情報を一つの画面で一元管理するのに適しています

さらに、権限付与が細かく分かれている点もチームメンバー、もしくはクライアントとの共有に役立ちます。共有する相手によって、権限の範囲が変更できることで、チームメンバーには編集権限を許可、クライアントにはコメント許可だけといった設定の仕方が可能です。
無料プランにある素材のアップロードといった制限が、月額$12.50の有料プランでは解放され、より自由にムードボードを作成することができそうです。

GoodpatchでもMilanoteでチーム内のコミュニケーションを活発にした事例があります。下記の記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

【チームデザイン】『Milanote』を活用したチーム管理・コミュニケーション方法

まとめ

今回は、アイデアの方向性を明確にする手法として、ムードボードをご紹介しました。
プロジェクトの初期に関係者の認識を一致させることが、同じ目標に向かってプロジェクトを進める鍵になるかもしれません。
お伝えした様々なツールを実際に活用し、ぜひご自身やチームにあったツールとやり方を見つけてください。

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Yukiko

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