Goodpatchメンバーが言語を介して体現する「適応力」とは

Goodpatchは東京、ベルリン、ミュンヘン、パリに拠点を構え、日本・台湾・韓国・アメリカ・ドイツ・フランス・エジプトなど計12ヶ国出身のメンバーにより構成されています。拠点によって話す言語は異なりますが、メンバーはお互いのコミュニケーションをより円滑にするために、日々自らの領域を越えようとしています。

海外ではよく、職場における「バルネラビリティ(適応力)」が語られていますが、日本ではまだ耳にすることは少ないと言えます。Goodpatchでは、自らの弱点をオープンにし学びを最大化するために不可欠な適応力を、比較的多くのメンバーが意識しながら働いています。グローバルなチームだからこそ、この適応力を日々磨くことができています。

この記事は英語で執筆された記事を一部意訳し和訳したものです。元記事はこちらをご覧ください。

言語という領域の越え方

例えば、母国語ではない言語を人前で話す時。私はアメリカ生まれですから、必ずクライアントにデザインを伝える前に、チームメイトに確認します。日本出身のメンバーの場合は、海外メンバーに言語に関してアドバイスをもらったり、英語を話すランチに参加したり、ヨーロッパチームが毎週行なっているデザインレビューに参加してみたりするでしょう。

自分自身の弱点を認め、他人に助けを求める姿勢を示すことは、メンバー同士の人としての繋がりを強化することにも繋がります。感情的な繋がりを築けば、将来的に同じチームになる際に起こり得る障壁を回避できる可能性があります。日頃Goodpatchで働く中で、私はいくつもの「言語の壁を乗り越えたその先」に築かれた領域を超えるカルチャーを目にしてきました。今回はその一部ばかりですが、簡単にご紹介できればと思います。

言語学習で築かれた信頼

Goodpatchでは「英語を自然に話せるようになりたい」と望む日本人メンバーと、「日本語を学びたい」と望む海外メンバーをターゲットにした、カルチャーエクスチェンジや言語学習のイベントが豊富に用意されています。これらのイベントの主要な目的は「言語学習」でありつつも、結果としては会社の領域を超えるカルチャーの醸成や、メンバー同士の心理的安全性の構築へとつながっています。

言語学習の中でも最もアクティブに活動しているのが「朝の英語」「英語ランチ」「言語部」の3つです。
朝の英語では、英語のネイティブ話者がファシリテーションを行い、バイリンガルメンバーがサポートをします。英語を学んだり話したりしたいメンバーが集い、毎回異なるトピックについてディスカッションを行います。
英語ランチでは、英語のネイティブ話者が集い、言語の壁を感じずカジュアルにコミュニケーションできるランチです。中級者や英語を流暢に話せるメンバーは、さらに日常的なカジュアルコミュニケーションの文脈に慣れる練習ができます。
言語部は、言語を習いたい人なら誰でも歓迎。どの言語でも、どんなレベルでも、言語学習が好きな人なら参加できます。

イベントの形態や参加者のリテラシーに関わらず、言語学習は常に「領域を超える」マインドが求められます。心理的安全性の高い場で多くのトライを実施し、間違いを犯し、フィードバックを貰い、他人から学ぶことをせずに「成長」は成し遂げられません。これは言語学習のみならず、全ての学習に当てはまります。

多くのGoodpatchメンバーは、「まずはやってみる」ということに関して寛容です。また、周りで困ったメンバーがいて自分が助けられることであれば、すぐにサポートに回ります。言語学習を通じて得た包括的なマインドは、イベント時のみならずプロフェッショナルの場でも当たり前となり、チームワークを円滑にします。

心理的安全性の高いチーム

日本とヨーロッパの拠点間を繋ぐ一つの手段として、東京チームのエンジニアは日頃から英語学習に取り組んでいます。エンジニアリング課題を英語でディスカッションしたり、ヨーロッパチームが使っているフィードバックシステムを取り入れてみたり、外部講師を招いた英会話学習を実施したりしています。また、ヨーロッパチームと互いに意見交換をするデベロッパーレビューも、月に一度オンラインで実施しています。

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話し慣れていない言語を使って会話をするのは、特にプロフェッショナルの場では緊張感が伴います。しかし、エンジニアチームは英語のレベルを問わず、チームメンバー全員が話しやすい環境を、助け合いの精神とフィードバックカルチャーで築き上げました。また、英語にまつわる取り組みを実施するにあたって、多くのエンジニアが海外メンバーにアプローチしたため、Goodpatchの日本人メンバーと海外メンバーの距離を近づけることにも貢献しています。

エンジニアチームは、まずは領域を超える挑戦を自らのチームで試し、さらにチームの外にもその姿勢を伝染させました。その結果、個人と会社両方の成長に貢献したのです。

文化交流を通じて築くプロフェッショナルとしての絆

Goodpatchは東京だけでなく、ベルリン、ミュンヘン、パリにも拠点を構えています。これほど多様な拠点にいるメンバーから得られるナレッジはとても貴重です。ヨーロッパチームから東京にメンバーが来日する際には、彼らのバックグラウンドやプロジェクトのナレッジを共有してくれます。しかし、英語を共通言語とするヨーロッパオフィスのメンバーと日本語を共通言語とする東京オフィスでは、やはり言語の壁があります。

私たちは全員が同じ言語を同じだけ流暢に話せるわけではありませんが、間違いを犯すことへの恐怖を学びで置き換え、日々成長しています。言語能力が異なるからこそ、まずはお互いを知るためにカジュアルに初められます。日本にいるメンバーもヨーロッパにいるメンバーも、互いに領域を越えてサポートをしながら、お互いに社員としてだけでなく人として繋がろうとしています。

One Goodpatchになる

言語による壁は避けられないものではありますが、お互いに常に領域を超えることを意識すれば少しずつ克服できます。こうした地道な積み重ねが、今後もGoodpatchメンバーのユニークな人と人としての繋がり、そしてグローバルカンパニーとしてのGoodpatchカルチャーを築き上げていきます。

ABOUTこの記事をかいた人

mutt

Designer at Goodpatch Tokyo from Seattle, WA. 日本2.75年目、シアトル出身、University of Washington卒業、青山学院大学留学。 デザイン、フォトグラフィ、お散歩、コイキングが好き。 IG: https://instagram.com/_____mutt/
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