グッドパッチで行った学生向けサマーインターンシップが終了したので、報告させていただきます。

グッドパッチでは8月19日〜29日にかけて、期間限定の学生向けのインターンシップを実施しました。今回の目的はこれから社会に出て行く学生の皆様に、弊社のビジョンやマインドを感じてもらい、何か成長のお役に立てればということでした。

関連記事「グッドパッチがサマーインターンシップを通じて学生の皆様に届けたいこと」

内容はおおまかに

  • グッドパッチではどういうことをやっているのか
  • デザインのプロセス
  • プロトタイプとは何か
  • Sketch3/Prottの使い方
  • 受託開発を想定した企画/デザインコンペ

というようなことでした。

1日目

まずは土屋からグッドパッチのこれまでの3年ほどの道のりや、これから何をしようとしているのかなどをお話させていただきました。その後、弊社の業務内容についてデザイナーの瀧本、ディレクターの小島からお話させていただき、実際の現場はどうなっているのかざっくばらんに質問を受け付けました。
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後半からは、UXデザイナーの藤井による「共感するDesignプロセス」というワークショップが行われました。2チームに分かれて「ユーザーへの共感 → 問題解決 ☓ デザイナーの感性 → ユーザーからの共感」というテーマで、みんなで実際にグループワークをしながら勉強してもらいました。
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そして残りの9日間で、みなさんにやっていただく課題を発表。
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架空の「グッドウォッチ」という会社から新しいスマートウォッチがでることに…しかしまだそのウォッチにはアプリがほとんど搭載されていません。ということで、グッドウォッチ社にスマートウォッチならではの新しいサービスを提案してくださいという課題が出されました。

みんなで恒例のピザパッチをして、緊張の初日を終えました。

2日目

さっそくみんなが考えてくれた企画を社員全員がレビュー!土屋から容赦無いダメ出しが行われました。
またBorisがプロトタイピングについての講義をしてくれたり
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弊社のデザイナーが業務で使用している「Sketch3」や、弊社で開発中の「Prott」を触ってもらったりしました
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3〜5日目

この期間はみなさん各チームで企画を考えなおしたり実際のデザインを作ってみたり…

6日目

弊社で毎週行われているデザインレビューに、みなさんに参加していただきました。5日間で取り組んだ企画づくりやできているデザインを社員全員でレビュー。弊社内で取り組んでいる受託案件と全く同じ形で実施したので、みなさんもだいぶ緊張された様子でした…!

7〜9日目

いよいよ後半戦追い込みへ…バタバタしながらグッドウォッチ社へのプレゼン用の資料や動画、デザインやプロトタイプを作りました。

10日目

最終日。グッドウォッチ社CEO?の土屋や、デジタルガレージの石丸さんやスマートニュースの冨田さんをお迎えして、コンペが行われました。
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熱いプレゼン…!
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見事、コンペを勝ち抜いたのはジェスチャーだけで様々なアプリを呼び出したり、コントロールすることができるアプリ「Actput」
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優勝チームにはスマートウォッチが贈呈されました!

参加してくれた皆さんから感想を頂きました

「アイディアのまとめ方とかプロトタイプの作り方とか、普段大学にいるだけじゃなかなか教えてもらえないことをたくさん教えていただきました。」

「社員さんや、メンバーなど優秀な人に囲まれて過ごす二週間はとても学びが多く充実した時間でした。土屋さんの考えや、会社の文化が全員に浸透していてとても良い会社だと思いました。私も、実際の社員さんたちと同じ環境、時間帯で朝礼や、終礼、毎週月曜のレビューなどに参加できて、グッドパッチの文化を肌で感じることができました。」

「インターンを通して感じたのは、Goodpatchが初めてのインターンで良かったなと思っています。それは自分の理想のオフィスの雰囲気はまさにGoodpatchそのものだったからです。」

「今回のインターンでは多くのことを学びました。その中でも最も学んだことは、コミュニケーションです。とても基本的なことで自分も大丈夫だろうと思っていましたが、これが出来ないと何もうまくいかないことがインターンを通じてわかりました。」

「その日何をやっていたのか、プロトタイプを見せろ、といったことをとにかくボリスから言われていました。僕達のチームは議論ばかりでモノを作るところになかなか進めなかったのですが、ビジネスモデルを作るのに時間をかけるな、ものを作れ、と常に言われていて、リーン的な思想を身をもって体験することができたかと思います。」

「アプリケーションの企画は初めてなので、すごくいい経験になりました。一番勉強になったのは、スケッチとプロットを使ってインターフェースのプロトタイピングすることです。一組にメンターさん二人がいる制度が非常に良く、常にフィードバックをもらえることができました。」

「短期間でここまで作り込むのは初めての経験だったのでとても苦労しました。特に今回はプレゼンする機会が多かったので、自分達のサービスが「どのような人にむけてデザインされているのか」などストーリーを考えながらつくる力がついたと思います。」

「0から企画・デザインまで落し込む、という課題でユーザーニーズや本質的な課題を、短いサイクルでインタビューや自分たちでの実験を繰り返して反証させていったのは、すごい学びになった一方で、コンテクストを深く読み取り””企画””としての筋を見極めることができなかった。バイアスが掛かってしまいあらゆる角度から一歩ひいて見る、ということがいかに難しいことか、というのを今一度気付かされました。もう一つ、デザインとビジネスがいかに密接に関わっているのか、むしろデザイン≒ビジネスくらい感じなんやと。」

「今まで参加したインターンでは、プロトタイプを作ることはなく頭ばかりで考えていた。しかし、実際に動かせるモノを作ってみることで、より具体的なフィードバックが得られ、より洗練されたプロダクトを生む近道になることを実感できた。アウトプットの重要性を改めて感じたインターンでした!」

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グッドパッチとしては初めての試みでしたが、ご参加いただいた13人の皆さん、最後まで本当にありがとうございました。引き続き、グッドパッチではこのような学生インターンシップを通じて、社会人になってから大きく羽ばたけるようお手伝いをしていきたいと思っております。