サンフランシスコ&シリコンバレー旅行まとめ

あけましておめでとうございます!本年もMEMOPATCHをよろしくお願いします。
TwitterやFacebookでもお伝えしていましたが、Goodpatch一同は2013年の12月29日から2014年の1月5日までサンフランシスコ&シリコンバレーに行っていました。スタートアップや企業を訪問し、現地で働いている人たちのお話を伺ってきたので、今回の記事でこの旅行で学んできたことをお伝えします。

IMPACT HUB


http://bayarea.impacthub.net/
IMPACT HUBサンフランシスコにあるコワーキングスペース。ここで仕事をしていらっしゃるISIDの中村さんとJimさんにお二人のお仕事や、アメリカで働くことの大変さなどをお伺いしました。ISIDでのお二人のお仕事ではシリコンバレーで流行っている技術やスタートアップの調査や、日本企業がサンフランシスコに進出する際のお手伝いをしているそうです。あやこさんは元々Yahooやsix apartで働いたのちフリーランスとして働き、語学学校に通った後、ISIDからオファーを受けて研修生ビザでサンフランシスコで働かれている方です。修士の学歴が必要であったり、ビザ取得は審査の前にまず抽選を通らなければいけないなど、アメリカで働くためのビザ取得は大変困難だそうです。もしビザが下りなければ強制的に帰国させられるというとても厳しい条件のなかで働かれている方からお話をお聞き出たのはとても勉強になりました。
その他の写真はFacebookで!→ サンフランシスコ&シリコンバレー旅行: IMPACT HUB

Pinterest

http://www.pinterest.com/
以前、Goodpatchのオフィスにも遊びにきてくれたことのあるJustinが働いているPinterestのオフィスにも訪問しました。
(Justinへのインタビュー記事→ 「PinterestのデザイナーJustin Edmundに聞く、Pinterestのデザインプロセス」
天井がとても高く開放的で、遊び心のあふれる素敵なオフィスでした。ミーティングスペースに扉がなかったり、作業デスクがあるスペースもしきりがなく開放的でオープンなオフィスという印象を受けました。Pinterestのオフィス内にあったおもしろいものは、電動で高さが変わる作業デスクです。座っても立っても作業ができる便利なもので、高さが変わるデスクはDigital Garage、Dropboxにもあるそうです。もしかしたら高さが変わるデスクは日本でも流行るかもしれませんね。


他にも新しい機能がローンチされるたびに増えていく、巨大なコルクボードや、Pinterestロゴがブロックで再現されているレゴのボードなんておもしろいものもありました。ボードには代表の土屋が2ヶ月前に来た時に作ったGoodpatchのロゴがまだありました!
その他の写真はFacebookで!→ サンフランシスコ&シリコンバレー旅行: Pinterest

Btrax



http://btrax.com/jp/
代表の土屋が以前、インターンをしていたサンフランシスコにあるWebデザイン、コンサルティング会社、Btraxにお邪魔しました。こちらでは代表のブランドンさんと、Btraxでインターンをされているペンシルの覚田社長のお話を伺ってきました。覚田社長は社長でありながらも3ヶ月間サンフランシスコに来てBtraxでインターン、70社にインタビューをして感じたことなどをブログやYoutubeの動画で配信されている方です。覚田さんはサンフランシスコにくる前はイケてるWeb制作会社がたくさんあると想像して来たそうなのですが、実際のところ20~30人規模の制作会社は数えるほどしか存在していないそうです。サンフランシスコでは企業がWebを重要視している傾向があり、Web制作やWebマーケティングを外注でなく、社内に人材を置いているケースが多いと話されていました。そんな中でも優秀で特徴のあるWeb制作会社はいくつか存在し、それらの制作会社はサンフランシスコだけでなく、世界中の顧客から依頼を受けているそうです。他にも覚田さんが実際にシリコンバレーのオフィスなどを見学し、シリコンバレーで社員に対しての無料のランチや、広くて環境のよいオフィスなどの手厚い福利厚生を社員に提供する理由などについてお話していただきました。
覚田社長のブログは→ 「覚田義明(公式)ブログ ー とにかくやってみる」

Etsy

http://www.etsy.com/
主にハンドメイドやビンテージ商品が売買されているECサイト、Etsyのオフィスに訪問し、サンフランシスコのオフィスで働かれている日本人エンジニアの溝畑さんにオフィスの中を案内していただきました。Etsyの本社はニューヨークにあり、サンフランシスコには溝畑さんを含め4人エンジニアの方々がいるだけだそうです。現在溝畑さんは日本展開に向けてのローカライズと開発を行っているそうです。溝畑さんとお会いして印象的だったのが溝畑さんはエンジニアにも関わらず、エンジニア職以外のデザインやUI、会社のビジョンなどについてもご自身の意見で質問に返答してくださったことです。自分の専門領域以外のことにも自分の意見を言えるのはとても重要なことだと感じました。

Pacific Helm

http://www.pacifichelm.com/
以前にもMEMOPATCHで紹介のしたことのあるデザイナーLouie Mantiaが立ち上げた会社、Pacfic Helmにもお邪魔しました。オフィスは移転したばかりとのことで、これから床を変えたり、壁を塗り替えたりしていくそうです。オフィス見学後はソフトウェアデベロッパーのPatrickさんとデザイナーのLouieとランチに行きました。ランチの時に印象的だったのが、Patrickさんはどうすればユーザーにとって使いやすいか、デザインを意識して開発しているという話です。

PixarのデザイナーGrantさんとディナー

PixarでキャラクターデザインをしているGrantさんとディナーをしてきました!Grantさんは日本にとても興味があり、特に日本のアニメについてとても詳しい方でした。Grantさんからお聞きした話でおもしろかったのが、キャラクターデザインをする時は、ディレクターから伝えられたキャラクター像をもとに、映画のストーリーに合わせてデザインするそうです。普段聞けないPixarアニメーションの内側の話を聞けたのはとてもいい機会でした。

Apple

https://www.apple.com/
日々Macで仕事をしているGoodpatch社員がいつもお世話になっているApple社にも寄りました。Apple社にあるCompany Storeではここでしか手に入らないAppleグッズがたくさん販売されていたので、みんなで散財しました。

スタンフォード大学


http://www.stanford.edu/

hhttp://innovation.io/
世界的に有名な大学、スタンフォード大学もシリコンバレーにありましたので寄りました。こちらではスタンフォードで講義を受け持っていらっしゃるWilliam Cockayneさんと客員教授の中西泰人さんにキャンパス内の案内と、d.schoolで行われている講義を少ししていただきました!講義の内容としては自動車産業のマーケティングなどを行う際に必要な長期スパンで考える時のペルソナの立て方や、今後人口が増加し大きくなるマーケットはどこかなどについてのお話でした。様々な分野に渡る知識を共有していただき、とても勉強になりました。Billさんの講義の内容はどれも勉強になる話だったのですが、一番おもしろかったのがスタンフォード大学の学生がFacebookを使わなくなったという話です。以前はFacebookが学生たちの間で人気だったのですが、現在では様々な世代の人たちが使うツールとなり、学生たちの間ではFacebookはクールなものではなくなってしまったようです。現在ではSnapchatInstagram、さらに最近ではLINEが学生たちの間で使われているそうです。未来のユーザーが使うアプリケーションやツールは何なのかを考える上では、LINEがなぜ今流行っているのか、今後人口が増加する国ではどんなSNSが使われるのかなどを考える必要があるとおっしゃっていました。
その他の写真はFacebookで!→ サンフランシスコ&シリコンバレー旅行: スタンフォード大学

Google

https://www.google.com
いつも検索で使ったり、Google MapsやYoutubeでお世話になっているGoogleにも行ってきました。GoogleではRiaさんとStevenさんにキャンパス内を案内していただきました。キャンパス内はとても広く、食事をとる場所が30以上もあるそうです。Androidのマスコットキャラクターのドロイド君の像がたくさんあるところで写真撮影をしました。Android 4.4のkitKatや4.1のJelly Beanのドロイド君もいました。
その他の写真はFacebookで!→ サンフランシスコ&シリコンバレー旅行: Google

Digital Garage


http://www.garage.co.jp/
Goodpatchが2013年に投資をしていただいたDigital Garageのサンフランシスコオフィスにもお邪魔しました。ここではサンフランシスコオフィスで働かれている琴さんにお話をうかがいました。琴さんの経歴は大変おもしろいものでしたのでご紹介したいと思います。
琴さんは関西大学で建築を専攻し、その後ゼネコンに就職。しかし自身で性格上プログラマーが合っていると判断し、ゼネコンで働きながらプログラミングの勉強をしてプログラマーとして転職。プログラマーとして就職した会社を3年働き辞めて、日本のDigital Garageに就職。Digital Garageに入ってからはUI/UXの仕事やお客さんと直接接する仕事などを経験したそうです。ブログのアドバタイズメント事業やTwitterの業務に携わりながら、サンフランシスコのDigital Garageオフィスで働き、現在は優れたスタートアップを探す業務を行っているそうです。探す方法としてはベンチャーキャピタルやエンジェル投資家の友人関連からの情報を琴さんが判断し、年間10~15の投資先を見つけるとおっしゃっていました。
お話の中で様々な琴さんが今おすすめのアプリを二つ紹介してくださいました。

umano

一つ目が音声で聞くニュースアプリ「umano」
最新のコラムやエッセイといった記事をナレーターの卵が読み、それを聞くことができるニュースアプリです。こういったアプリはテクノロジーを用いてテキストを音声にするのですが一般的ですが、このアプリでは人が読むのが特徴的です。

Glide

もう一つは動画のメッセージアプリ「Glide」
日本ではあまり流行っていませんが、アメリカでは4ヶ月で400万ダウンロードを記録する人気アプリ。動画を撮影して送るアプリは他にもあるのですが、動画を撮影してアップロードして送るというのはとても時間のかかる作業です。しかしこのアプリではストリーミング技術を使い、動画を撮影時始めたと同時にアップロードを始めるので、動画を撮影し始めるとすぐに相手に通知が届き、すぐに相手はその動画を閲覧することができます。

この他にもたくさんのエピソードをお話いただいたのですが、特に印象的だった、若い世代へのアドバイスを最後にご紹介させていただきたいと思います。
元々エンジニアでDigital GarageでUI/UXについて学ぶなど様々なキャリアを積まれた琴さんのように、バックエンド、フロントエンド、マーケティング、英語ができて日本とアメリカの架け橋的な役割を果たしているというユニークなキャリアを持っている人は多くないと思います。今後は自分の得意分野を何個作れるか、そしてその得意分野のコンビネーションが重要になってくるとおっしゃっていました。例えば、UIデザインができる、というだけでは価値が今後減っていってしまう可能性があるということです。一つの領域を周りから認められるレベルまで達成したら、仕事に関係のないことでもいいので、他の領域も極めていくことが重要であり、できる領域を増やすことで個性になっていくというお話でした。このお話を参考に今後の仕事の姿勢も変えていこうと思いました。
その他の写真はFacebookで!→ サンフランシスコ&シリコンバレー旅行: Digital Garage

以上です!
今回のサンフランシスコ旅行ではたくさんのオフィス訪問や現地で働く人と接する機会があり、なかなか得られないような刺激をたくさん得られた旅行となりました。世界でも有名な優れた企業が多数存在する街を実際に自分たちの肌で感じることができ、今後の仕事や人生に大きな影響があることは間違いないと思います。この経験を生かし、Goodpatchは今後もいいデザインを作り上げ、MEMOPATCHではみなさんに刺激を与えられるような情報を伝えていきたいと思います!ぜひ2014年もよろしくお願いします。

ABOUTこの記事をかいた人

小川大樹

プロジェクトマネージャー/ UXデザイナー 受託事業を担当し、新規事業案件やリニューアル案件、数値改善プロジェクトなど様々な案件に携わる。