Rubyの街、島根県松江市でグッドパッチ・デザインプロセスワークショップを開催しました!

こんにちは!
広報の高野です。
今回はあのRubyの街として有名な島根県松江市で、2017年3月9日に開催したグッドパッチのデザインプロセスワークショップの様子をお届けします!

Rubyの街、島根。

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さすがRubyの街。空港入り口にRuby!

島根県は、Rubyの開発者であるまつもとゆきひろさんが在住しているということにより、Rubyを地域の強みとして産官学民が一体となった活動を進めています。RubyWorld Conferenceの開催を始めとし「高度技術人材を育成」や「全国の優秀な技術者の集積」を積極的に行っています。

今回、高度技術人材育成の一環として島根県 商工労働部 産業振興課 情報産業振興室さまからご依頼をいただき、グッドパッチが日頃から開発現場で活用しているデザインプロセスをワークショップとして松江総合ビジネスカレッジ (以下、ビジ専)IT学科1年生のみなさんに体験いただきました!

グッドパッチのデザインプロセスワークショップ

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グッドパッチが持つUI/UXデザインを強みに持つデザインプロセス

グッドパッチでは、このデザインプロセスに基づいてクライアントワークが行われています。このデザインプロセスはメンバーにより日々研究されており、プロジェクトで新たにトライした手法や、生み出した手法などのノウハウ共有などもチーム間で活発に行われています。

01. GOOD PROBLEMS
構成案件開始前に、社内でクライアントと案件内容について審議
02. GOOD PEOPLE
案件開始後、まずチームビルディングを実施
03. GOOD PROTOTYPES
すばやくプロトタイピングを繰り返し、ユーザーとマーケットが求めるプロダクトに近づける
設計・デザイン・実装を繰り返す
04. GOOD PRODUCTS
ユーザーの声をとりいれながら、プロダクトをよりよいものにし続けるため改善を繰り返す

今回学生のみなさんには、3時間半で一気に3のプロトタイピングまでを体験していただくべく、特別カリキュラムにを準備。ファシリテーターの熱も入ったワークショップとなりました。

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ワークショップ当日は地元のメディアさんも取材してくださいました。

松江総合ビジネスカレッジ IT学科は、Rubyアソシエーション認定教育機関としても登録されており、Rubyの教育を行う高い技術を持っている専門学校です。学生さんは普段、Ruby技術者認定試験など様々な技術者認定試験に挑戦されており、地元の人気IT企業への就職率も非常に高いとのこと。
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初めてデザインのグループワークに挑む、ビジ専1年生のみなさん

まずは、デザインが見た目を良くするだけのものではなく、機能性や調和を考え、設計することがデザインであることを知っていただき、次にデザインとビジネスの関係性を学んでいただきました。

そしていよいよワークショップ本番。
学生のみなさんには、スマートフォンアプリのサービスデザインをプロトタイピングツール「Prott」を使ってアイディアを具体化する一連の流れを体験していただきます。
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株式会社イード 松江ブランチマネージャーの山崎さん

今回、ユーザー役として学生のみなさんをサポートしてくださったのは、普段からビジ専のみなさんと産学連携授業などで親交も深い、株式会社イード 松江ブランチマネージャーの山崎さん。
学生のみなさんには「山崎さんの課題を解決するサービス」を提案することをゴールに、グループワークをしていただきます。
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学生のみなさんは、山崎さんのプロフィールを元に、山崎さんが本当に解決したいであろう課題を短い時間で聞き出します。どんなサービスだったら課題が解決するのか?
学生のみなさんは、何度も山崎さんの元へヒアリングにきます。
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その情報から仮説を立て、まずはアイディアを発散させてからグルーピングをし、コンセプトとして収束していく過程で山崎さんにヒアリングにいきます。
アイディアが固まった後は、山崎さんがそのサービスをどのようなシーン・感情で使うのか、利用前/利用中/利用後のユーザーストーリーを組み立てます。

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ここまでわずか2時間弱!
そのあとはユーザーストーリーの各シーンに基づいて、サービスのワイヤーフレームを作成。
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アイディアをProttノートの上で、どんどん具体化していきます。
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中にはチームメンバーで手分けをして、必要な画面を作成するチームも。
それをスマートフォンで撮影し、プロトタイピングツール「Prott」に取り込んでいきます。
Prottでは画像同士をリンクで繋ぎ合わせるだけで、動くプロトタイプを簡単に作成することができます。
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さすがデジタルネイティブの学生さんたちは、使いこなすのも早い!
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ワークショップのアシスタントをしていたProttスタッフも、短時間にも関わらず多くの画面数と画面の細部まで表現したUIデザインに驚きました。もちろんこれまでに「Prott」を使ったことのある学生さんも、プロトタイピングを体験したことのある学生さんもいらっしゃいませんでした。

そして、発表。
全チーム、発表できるものが時間内に出来上がりました!
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プレゼンはスマートフォンを接続して、UIデザイン画面をプレゼン。
山崎さんの課題を解決する、7つのサービスが生まれました!

そしていよいよ優勝チームの発表。
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様々な情報の中から、山崎さんが本当に解決したい課題を適切に読み取り、プロトタイピングを繰り返してアイディアを形にしたチームが優勝しました!

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優勝チームには、限定のProttパーカーをプレゼント。おめでとうございました!

担当の北川先生からは「普段学んでいる技術が、誰のためにあるのか。技術の先には誰がいるのかということが今回わかったのではないかと思います。これから勉強する内容はもちろんですが、一歩先に目を向けて学んでいってください。今日学んだ社会で通用するこのデザイン思考をここだけのものにするのではなく、これからも一緒に頑張っていきましょう!」というお言葉をいただきました。
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そして、最後には島根県 商工労働部 産業振興課 情報産業振興室 安達さまからの「今日この時間を通してここにいる全員の価値観は変化したと思います。みなさんの眼差しがキラキラしており、島根県の未来は明るいと身を以て感じました。今日みなさんが体験した、コミュニケーションの多さが良いプロダクト開発に繋がるというマインドセットは、ぜひこれからも大切にしていただきたいです。」という言葉で締めくくられました!

最先端の技術を学んでいる学生のみなさんに、UI/UXデザインの視点を取り入れていただいたことで、島根県からより多くの偉大なプロダクトが輩出されることを、楽しみにしています。

IT産業が持続的に発展する島根県

今回の島根県訪問に伴い、Rubyの街、島根県でビジネスを展開している企業さまやそれを支援している団体など、多くの皆さまとお会いさせていただきました。

公益財団法人 しまね産業振興財団が運営しているテクノアークしまねには、レンタルオフィスにたくさんの企業が入居されています。
その一つの株式会社ソニックムーブ 島根事業所長の坂原さまとは、島根に拠点があるからこその開発者コミュニティやビジネス展開などの情報交換をさせていただきました。
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テクノアークしまねに入居している、ソニックムーブ島根事業所長の坂原さま

企業の新規事業創出支援やオープンイノベーションの推進に注力されていて、まつもとゆきひろさんが顧問を務める、しまねソフト研究開発センターのみなさまと、今後に繋がる新規事業創出支援の具体的なディスカッションをさせていただきました。
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しまねソフト研究開発センター、島根県庁のみなさんとグッドパッチメンバー

今回のように、県庁・民間企業・教育機関が密に連携し、デザイン教育を進められているのにはグッドパッチ一同感銘を受けました。我々グッドパッチも、デザインとエンジニアリングに強みを持つ企業として、引き続きお力添えできればと思います!

ABOUTこの記事をかいた人

YOKO TAKANO

1988年生まれ。千葉大学大学院工学研究科デザインマネジメント博士前期課程修了。学生時代にはデザイナーを目指し6年間かけてUI/UXデザインを学ぶも卒業後は、IT企業で新規事業開発・事業推進を担当。2016年1月から株式会社グッドパッチに社長室広報として入社。デザインの力を証明するというミッションのもと広報をつとめています。 Wantedly blogも毎週更新中! https://www.wantedly.com/feed/s/goodpatch