海外で人気のWebサイト制作ツール、Salon.ioとGoodpatchのローカライゼーション

Goodpatchがローカライズに取り組んだ、Salon.ioという海外で人気のサービスの日本語版がリリースされました!Salon.ioとは、コードを書かずにドラッグ&ドロップだけで、自由にWebサイトを作ることができるツールです。今回の記事では、Salon.ioのサービス紹介と、ローカライズの経験から見えてきたことについてお話します!

Salon.ioって?

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http://salon.io/

 

Salon.ioはドイツ・ベルリンにて2012年11月にローンチされました。コードを書かずにドラッグ&ドロップだけで、美しいWebサイトやポートフォリオを作成することができることから、世界中のクリエイターから愛されています。Salon.ioを使ってできることについて説明します。

 

画像

ブラウザ上にドラッグ&ドロップするだけで、画像をアップロードすることができます。ドラッグして自由な位置に動かすことができ、レイアウトを選択して自動で配置させることもできます。

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テキスト

ページ上をダブルクリックするだけでテキストを追加することができます。文字サイズやフォントの種類、リンク先なども設定することができます。

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動画と地図

テキストの時と同じように、ダブルクリックでテキストボックスを作り、その中にYouTube、Vimeo、SoundCloudのエンベッドコードを貼付けると、自動的に動画が表示されます。Google Mapのエンベッドコードも貼付ければ、自動的に地図が生成されます。

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他にも、SEO関連の項目や、独自ドメインなどの設定をすることもできます。コードを書きたいユーザ向けに、コードエディタも用意されています。無料アカウントで5ページまでの作成と、250枚までの画像アップロードをすることができるので、是非試してみて下さい!

今回経験したこと

Goodpatchは海外のサービスが日本のマーケットに進出するサポートを行っています。今回Salon.ioでは言語のローカライズのみを担当しましたが、ローカライズするということは単に英語を日本語に訳すという作業だけではなく、日本のユーザーに向けて、分かりやすく伝わるように工夫することが大切です。Salon.ioのローカライズを通して、見えてきたことがいくつかあります。

時差について

ドイツと日本の間には8時間の時差があるため、コンタクトできる時間帯が限られています。両方の時差を考慮して、日本の18時頃=ドイツの10時頃にミーティングを行っていました。メールやプロジェクト管理ツールでのやりとりは、返事がくるタイミングが合わないため、1日にやりとりできる数が限られてきます。それにより、スムーズに話が進まないときがありました。

環境設定について

ローカライゼーションにおいて大切なのは、訳した内容を実際のページに反映させてみてユーザーにどう見えるか確認することです。その為には、プログラムを走らせる環境を向こうと同じように設定する必要がありましたが、この環境を正確に再現することに時間が掛かってしまいました。さらに、Salon.ioを使って訳をページに直接書き込むときと、プログラムの中に書き込むときの使い分けを理解するのに時間が掛かりました。

表現について

英語をそのまま訳したとしても、日本語になると不自然な表現になってしまうことがありました。例えば、“you”という単語を直訳すると「あなた」になりますが、日本語の文章では「あなた」を使うことはあまりないため、不自然な文章になりがちです。この様に、自然な訳が見つからないということが多々あり、翻訳はなかなかスムーズに行きませんでした。ページに反映させてみたときにおかしいと気付くこともあり、バランスが悪い時には文量を調整したり、分かりにくいと感じた時には言葉を選び直したりと、思っていた以上に時間と労力を必要とする作業でした。

 

Salon.ioについて、そしてGoodpatchが行ったローカライズについて、分かって頂けましたでしょうか?Goodpatchはローカライズを通して、言語の翻訳だけではなく、日本のマーケットに合わせて、UIデザインも最適化したいと思っています。その為には、言語のスキルと、UIデザインのスキルという全く異なる2つのスキルが必要となり、この組み合わせはGoodpatchだからこそできることだと思います。これからもGoodpatchは海外サービスのローカライゼーションにも力を入れていきますので、楽しみにしていて下さい!