クライアントワーク【VEGERY】でBaltoを使ったら大活躍した話

こんにちは。Baltoのプロダクトマネージャーの中村です。

今回のブログ記事は、過去に私がプロジェクトマネージャー(以下PM)として携わったVegeoVegecoさんの野菜配達アプリVEGERY開発時にBaltoを使ってみたら大活躍した話をしたいと思います。
クライアントワークの中でBaltoをどのように活用したのか、PMの視点から実例を交えてご紹介します。

「VEGERY」案件の概要

まず案件の概要から。VegeoVegecoさんのVEGERYというアプリのデザイン・開発をグッドパッチが担当しました。ひとことで言うと「新鮮な野菜が最短一時間で届く」アプリです。
企画段階からクライアントと要件を詰めたり、ユーザーインタビューをしながらコンセプトを詰めていくなど、上流から関わらせていただきました。

プロジェクトは2016年の4月に開始し、9月1日にリリースしなければいけないという、タイトなスケジュールでした。iOSアプリ、Web管理画面を約5ヶ月程度でデザイン・開発を終わらせなければいけません。
メンバーは、PM1名、デザイナー1名、デベロッパー3名(iOSデベロッパー2名、サーバー兼フロントエンドデベロッパー1名)の合計5名。リリースを遅らせない為に、効率化を意識しながらのスタートでした。

フィードバックに課題とか感じてなかったけど・・・

VEGERY案件が始まったのとほぼ同じタイミングで、「フィードバックコストを削減できる『Balto』が社内ベータ版として使えるらしい」という話を耳にしました。
しかし、当初はフィードバックに対して、そこまで課題に感じていませんでした。Googleスプレッドシートで管理できていたし、「Baltoを使ってそんなに便利になるのかなあ?」と。
ただ、自社プロダクトですし、せっかくのタイミングなので使ってみることにしました。

そんな軽いきっかけで使い始めたBaltoですが、実際に使ってみると、「今までのフィードバックが、こんなにも非効率だったのか!」と衝撃を受けました。

実際に導入してどこが良かったか、次の章で詳しくご紹介します。

Baltoのココが良かった!

1.フィードバックにかかる工数が大幅に減った

ある案件で実際に使っていたGoogleスプレッドシート

Balto導入前のフィードバックは、Googleスプレッドシートにためていました。
デザインとのズレやバグの内容、OSのバージョン、重要度、対応状況などを書いて管理していました。
文章だけで伝わらない場合は画像を添えることもあるのですが、その手順が大変でした。

  1. 問題箇所のスクリーンショットを撮る
  2. PCに送る
  3. Skitchでコメントを書く
  4. Gyazoに上げてURLを取得する
  5. Googleスプレッドシートに貼り付ける
  6. デザイナーやデベロッパーにSlackで知らせる

改めてみると、よくこれをやっていたなと思うのですが、当時は当たり前の作業だと思っていました。

いざBaltoを使ってみると、「あれ?これめっちゃ楽だな。そうか!今までのフィードバックって面倒だったのか!」と、使ってみて初めて今までのフィードバック方法に手間がかかっていたことに気づきました。

今まで約1~2分ほどかかっていたフィードバックが、Baltoを使うと10~20秒ほどで終わります。開発中は何十回とフィードバックを送ることになるので、大幅な工数削減に繋がりました。

2.フィードバックへの心理的負担が減った

Baltoを導入したことで、「心理的負担」が減りました。
開発が佳境に入ってくると、チームがピリピリしてくることってありませんか?

さっきフィードバックしたばかりなのにまた見つけちゃったよ。。ちょっと今このフィードバック言いにくいなー。

・・・

VEGERYの開発中にもたまに起きてしまいましたが、Baltoを使い始めてからは気づいたことをサクッと送れるし、相手にもプッシュ通知でフィードバックが来たことを簡単に伝えられる様に。PMとしてはとても楽になりました。

ただもちろん、Baltoを使う場合でも伝え方には気をつけていました。角が立つような言い方はせず、「ここ、こうしたほうが良くなりそうですね!どう思います?」のように問いを投げかけることで、相手が嫌な気持ちにならないことを意識。どんどん議論が生まれるように、ポジティブな雰囲気作りを心がけていました。

3.自分たちでは見つけられない「客観的な意見」がもらえた

Balto導入前はチーム外からの意見を集めようとしてもなかなか集めにくかったのですが、Baltoを導入してからはチーム以外のより多くの人からフィードバックをもらえるようになりました。

Baltoを使うと、気づいたときにすぐフィードバックを送れるので、PCを開いてわざわざGoogleスプレッドシートを開いて・・・なんて手間が要らないんです。

ランチのときや帰りの電車の中などの隙間時間で、思ったことをその場でサクッとフィードバックしてくれるようになりました。

ひとつの案件とずっと向き合っているとどうしても視野が狭くなってしまいますが、チーム外からのフィードバックは客観的でハッとする発見が多く、とても助かりました。

以下にチーム外からのフィードバックの一例を紹介します。

買い物カゴに対するフィードバックの例

「プラスマイナスボタンが小さくて押しにくい」という意見は、チームからは出ませんでした。というのも、自分たちはこのデザインに慣れてしまっていたからです。

このフィードバックをくれた人(Baltoのデザイナーです笑)に詳しく聞いてみると、どうやら「プラスボタンが小さいから押しにくい」のではなく、「プラスボタンと買い物カゴが近すぎるため、誤って買い物カゴを押してしまう」ということがわかりました。

このフィードバックを踏まえて、プラスボタンを大きくするのではなく、買い物カゴから離してタップ領域を広げることにしました。すると、プラスボタンとマイナスボタンは押しやすくなり、買い物カゴの誤タップもなくなりました。

4.フィードバックの管理がしやすくなった

フィードバックが増えてきても、管理は煩雑になりませんでした。
PCWebの管理画面からフィードバックが一覧で確認できるので、むしろ楽になった様に感じました。
スクリーンショットとコメントがセットで確認できるため、すぐに内容を把握できます。対応が終わってるのか、未着手なのかも、すぐわかるようになっています。

OSのバージョンやデバイスサイズなども確認できるので、フィードバックした人に直接聞くことも少なくなりました。

昔は「端末は何ですか?あとOSのバージョンはいくつです?」と聞きにいってたんですよね。しかもGoodpatchはオフィスが3棟ある上にどの席で働いてもOKなので、しょっちゅう探したのを覚えています。今となっては懐かしい悩みですが、そういった部分もBaltoが解消してくれました。フィードバックの妨げになる面倒な情報も勝手に送ってくれます。

PCWebダッシュボード。右カラムにデバイス情報が載っている。

5.「サービスを考える時間」が増えた

フィードバックに費やしていた時間が減ると、他のことに時間を割けるようになります。PMという立場として、クライアントはVEGERYで何を達成したいのか、ターゲットユーザーの課題をVEGERYで解決できるのかなど、サービスの本質的な部分をより深く考える時間が出来ました。

VEGERYで扱う野菜は、無農薬だったり手間暇がかかっているものが多いので、通常の野菜と比較すると価格設定が少し高めです。それでも買ってみようと思ってもらうには一体何が必要か。購入に至る納得感を作り出すにはどうしたら良いのか。

「農家さんの思いを伝えれば共感が生まれるのでは?」
「定期購入などで大量に野菜が届くと腐らせてしまうユーザーさん向けに、保存方法を明記するのはどうか?」
「農家さんしか知らない美味しい料理方法を紹介したらどうか?」

VEGERYの価値をクライアントと一緒に深く考えることができました。

創出した時間でさらに、「違和感なく普通に使える」という体験をチーム全員で作り込むことができました。
こだわって作り込んだポイントをいくつかご紹介します。

アニメーション

野菜がカゴに向かって行き、揺れて楽しい感じを演出しているように見えるアニメーションですが、楽しさを向上させるために作られたアニメーションではなく、実際は「違和感を解消するため」に付けたアニメーションです。

Baltoで配布したアプリを触ってみたところ、プラスボタンを押してカゴの数字がカウントアップするだけだと、野菜が追加されたことに気づきにくいことがわかりました。

買い物カゴを大きくしたり、料金を吹き出しで表示させるなども考えましたが、それだと一覧性が悪くなってしまいます。
買い物カゴの色を変えて目立させてみても本質的な解決にはならない。

どうするかとても悩みましたが、ヒントは普段の買い物シーンにありました。
スーパーで買い物をするときって野菜や商品を買い物カゴに入れると思うのですが、その実生活で行なっている行動を、アプリにも応用させてみるのはどうか?というアイデアを思いつきました。
野菜を選択すると買い物カゴに向かって野菜が入っていく。それが実現できれば商品が追加されていることが分かりやすくなるのではないかと考えた結果、上記のアニメーションが生まれました。

セルデザイン

とても細かいのですが確認画面のセルデザインにもこだわりました。
下の画像をご覧ください。

はじめは左のデザインだったのですが、「ここのセル、なんか押せるのか押せないんだかわからない」というフィードバックをもらいました。そこで、iOSデベロッパー @usagimaru のアイデアにより、「押せないと認識できるデザイン」に改善しました。

@usagimaruの記事に詳しく書いてあるので興味がある方はぜひご一読を。

「なぜそのセルには押せる感があるのか」

まとめ

短い期間の中で体験の品質を高めるには、クライアントを始めとしたチーム全員でコミュニケーションをうまく取りながら仕事を進めていく必要があります。

Baltoを使えばフィードバックにかかわる余計なコストを減らせるので、フィードバックに奪われていた時間を本来やるべき仕事に使って、サービスの価値を高めることに集中できます!

みなさんのサービスづくりの一助となれば幸いです!

Baltoについての詳しい説明は下記の記事でも紹介されていますのでもしよければチェックしてみてください。

『Balto』って何? Baltoがよくわかる概要まとめ

みなさんもぜひBaltoを試してみてください。
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VEGERYも是非使ってみてくださいね!

また、東京近郊であれば直接ご説明に伺うことも可能ですので、お気軽にご連絡くださいませ!
hello@balto.io(担当:中村)

それでは!

ABOUTこの記事をかいた人

futosi

ふとしです。受託案件を3~4年経験した後にBaltoという「アプリ配布のできるフィードバックツール」を開発しています。